少年日和 ~ 猫や鴨との思い出は宝物のように美しくて ~ vol.19これを黙ってはいられない。何か伝えずにいられない。その後に浮かんだ光景は、あまりにも衝撃が強すぎる。まだ経験の浅い少年は、一度に複数のことを想像した。いつもは通学途中で立ち寄らない。川のほとりで、あの猫を見つける。いつもと違うのは、少年の呼吸。あまりの駆け足で息が上がっている。まずは一呼吸おく。心を落ち着かせる。ゆっくり顔を上げて、猫を見つめる。