皆さんに求められるものそれは


2年生の皆さんにの進路について一考察です。


大学に進学をする生徒は高校卒業後も4年間は勉強できます。


大学では教科の勉強以外に様々なことが学べます。


短大や専門学校希望なら2年は勉強できる期間があります。


でも就職を希望してる皆さんが学校で学ぶ期間はあと2年間です。


2年生も3ヶ月が終わろうとしているので実質あと1年と9ヶ月間です。


人生70年として18歳で高校を卒業したあと52年間が残っています。


高卒で就職する生徒は、一生の中でまとめて学べる期間があと2年間なのです。


だからこそ今多くのことを学ぶ必要があるのではないでしょうか。

また少子化と言われる現在、特に勉強していなくても入学できる大学もなかにはあります。

 

短大や専門学校ならさらに入学は簡単でしょう。


多くの場合、学力よりも学費が問題になるだけです。


全国には定員を割っている大学や短大、専門学校は結構ありますから。


定員を割っている学校はそれなりに事情があると思われますが、卒業後の進路は大丈夫でしょうか。

最近の傾向として景気の良さ(賃金上昇)は感じられませんが、企業は人手不足なようです。

 

これは日本全体の労働人口の減少とも関係するかもしれません。


今年の求人も売り手(生徒)市場だと言われています。学校に来る求人が多いのです。

今から30年ほど前の好景気の時にはその気があれば就職できた頃もありました。


生徒1人に20社の企業から求人があったのですから(有効求人倍率20)就職は極めて楽でした。


10年ほど前は不景気でした。

 

その時の福岡県の有効求人倍率は約0.6だったと思います。

 

生徒2人に1人分の求人しかありませんでした。


しかも求人が来ても2人採用するのに20人くらい採用試験に来ているという話はよく聞きます。

 

このように厳しい現実がありました。

求人が多い今、皆さんに考えてもらいたいことがあります。


求人が多い年は勉強をしなくていいのかという問題です。


全国で就職を希望している生徒は本校の生徒156人だけではありません。


求人数は多くても採用試験は選抜試験なのです。

 

成績上位の生徒が合格するのが常です。

 

実力のある生徒が合格するのです。

 

学ぶことに対してまじめな生徒が合格するのです。


だから皆さんには学ぶと言うことに生真面目に取り組むことが求められるのです。


欠席をせず、遅刻や早退をしないのは当たり前のことです。

 

企業は遅刻をし欠席をする生徒は決して採用はしないでしょうから。

 

これは考えれば分かることだと思います。


皆さんの現在の課題は27日(火)からの期末考査に全力を尽くすいことだと思います。


努力なくして成果なしです。


各自、自分の進路実現のため努力してほしいし、そのための指導と援助をしたいと学年として考えています。