9月は重要な月です
暑かった夏休みも終わり2学期が始まりました。
今日より気持ちを入れ替えてしっかり学習に力を入れてほしいものです。
高校生活、とりわけ9月の生活は重視しなければなりません。
高校生活をとりまく諸矛盾の現れとして「自殺」や「家出」があります。
文部科学省が以前まとめた月別の自殺件数をみると
9月というふうに休み明けが特に多くなっています。
9月が最高です。
原因として「家庭の事情」「進路問題」「精神障害」「異性問題」等が指摘されています。
9月が最高となっているのは長い夏休みの間に生活のリズムの乱れの1つの反映だと思われます。
規律ある生活は高校生活の土台をなすものです。
各自が入学した時を思い出し、「やる気いっぱいの清新な気持ち」で9月をむかえ充実した高校生活を送れるよう胸を張り、頭を上げ、背筋をピンと伸ばし、目をパッと開いて、軽い足取りで学校に来てほしいものです。
朝読書の時間に遅れず、授業中眠らず、放課後の部活動に意欲的に参加してほしいものです。
がんばれ1年生!
青年期の心理について 「青年期の心理」より引用
この時期は、「自分さがし」の時期です。
自分はどんな人間なのか。
どんな性格なのか。何をやりたいのか。
どんな職業につきたいのか(そのためにはどんな学校に進学するのか)。
そして、自分は一体誰なのか。
進学や就職で悩まない人は、ほとんどいないでしょう。
また、青年期の人たちは、性格テストなどが大好きな人が多いようです。
自分が誰なのかを知ることを、自我同一性(アイデンティティ)を確立すると言います。
自分は、他の誰でもない、まぎれもなくユニークな自分自身であり、現在の自分が何者であるか、将来何でありたいかを自覚すること、つまり自分を発見することがアイデンティティの確立です。
自分は一体誰なのかという悩みは、経験したことのある人にとっては、とてもよく共感できる深刻な悩みです。
しかし、体験がない人にとっては、具体的な進学や就職の悩みは理解できても、自分は何なのかなどという悩みなど、全く理解できないかもしれません。
自分探しは、ただ自分のことを考える作業ではありません。
そんなふうに自分を探せば探すほど、自分のことがわからなくなるでしょう。
そんな自分探しは、たいていは失敗します。
若者の自分探しは、活動することです。勉強や部活や恋や遊びやけんかや、いろんなことを体験しながら、自分自身を見つけていくのです。
自分を発見すると言っても、自分は役立たずのダメな人間だと感じてしまうとしたら、それはアイデンティティの確立とは呼びません。
アイデンティティとは、社会の関わりの中で身につける自分の役割、自分自身の価値についての確信だからです。
人間は誰でも長所と短所がありますが、たとえどんな欠点があっても、それでも
自分は価値のある人間だという自尊感情(セルフ・エスティーム)を持つことが、
アイデンティティの確立だということができるでしょう。
「青年期の心理」より
高校生は青年期の真ん中にいます。
自我同一性(アイデンティティ)を確立する時期です。
青年期とは「児童期から成人期にいたる過渡期。
この時期には身長や体重の増加などの身体的発達が著しいほか,性的発達も著しく増加する時期でもある。
これと同時に,自我の発見,心理的離乳,反抗,モラトリアムなどの青年期を特徴づける心理的に緊張に満ちた現象がみられる。」