「健康な身体に健全な精神を宿せ」
私達の身体は食べたものでできており、人は生きていくために色々な栄養素が必要です。
健康に生きていくために、必要な栄養素は食事からとらなくてはなりません。
バランスのいい食事とは体に必要なすべての栄養素を必要なだけとれる食事のことです。
特に糖質は脳の唯一のエネルギー源です。
朝食を食べると、活動に必要なエネルギーが体にいきわたり、体も脳もしっかりと働ける状態になります。
朝から勉強や仕事で活躍できるよう、必ず朝ごはんを食べましょう。
高校生です。大人の条件は健康の自己管理ができるかどうかです。
朝からスナック菓子と炭酸飲料でお腹を満たしていてこれから40年働ける身体ができるでしょうか?
砂糖たっぷりのジュースで補えるのはどのような栄養素でしょうか?
「農林水産省の栄養素」より一部抜粋
栄養素の中で、たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)、ビタミン、ミネラルの
5種類を「五大栄養素」といいます。
これらの栄養素は次のどれかにあてはまります
①エネルギーを供給するもの
②成長、発達、生命の維持に必要なもの
③不足すると特有の生化学または生理学上の変化が起こる原因となるもの栄養素ではありませんが体にとって大切な成分として、水があります。
たんぱく質は、筋肉・内臓・皮膚・爪・毛髪など人の体のいろいろな部分を作るのに欠かせない栄養素で、主としてアミノ酸からできています。
たんぱく質は、「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」の2つに分類できます。
「動物性たんぱく質」は肉類・魚介類・卵・乳製品など動物性の食品に、「植物性たんぱく質」は豆類・穀類など植物性食品に多く含まれています。
どちらもたんぱく質ですが、それを作っているアミノ酸の種類や量が異なるので、それぞれのたんぱく質を含む食品をバランスよく食べましょう。
消化されるとアミノ酸に分解され、筋肉や内臓、皮膚などの材料となるたんぱく質や酵素などが体の中で作られます
脂質は、体を動かすエネルギー源として使われるほか、体の中で神経組織、細胞膜、ホルモンなどを作るのに欠かせない成分です。
脂肪酸からできていて、肉の脂身やラードなど(脂肪)や、コーン油や大豆油などに含まれています。
炭水化物には消化吸収されるもの(糖質)とされないもの(食物繊維)があります。糖質は、主として脳や体を動かすエネルギーになります。
同じようにエネルギーになる脂質に比べて燃焼が早いので、体に吸収されるとすぐにエネルギーになります。
糖質は、砂糖や果物などの甘いものだけでなく、ご飯、パン、麺類、いもなどにもでんぷんとして含まれています
ビタミンは、体の調子を整えるのに欠かすことのできない栄養素です。
13種類あり、体の中の働きは種類によって異なります。
必要な量は少ないのですが、人の体の中で作ることができなかったり、作られても量が十分ではなかったりするので、食べ物からとる必要があります。
水に溶ける水溶性ビタミンと、水に溶けずあぶらに溶ける脂溶性ビタミンに大きく分けられます。
ミネラル(無機質ともいいます)には、カルシウム、鉄、ナトリウムなどがあります。必要な量は少ないのですが、人の体の中では作ることができないので、食べ物からとる必要があります。
ミネラルは、骨などの体の組織を構成したり、体の調子を整えたりする働きがあります。
地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものをミネラルといいます。
およそ100種類ある元素の中で、人の体の中に存在し、栄養素として欠かせないことがわかっているミネラルとして、現在16種類(ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素)が知られています。
そのうち厚生労働省が摂取基準を決めているのは、イオウ・塩素・コバルトを除く13種類です。
「農林水産省の栄養素」より一部抜粋