携帯・スマホは校内持ち込み禁止です
携帯・スマホの使い方を考える(その4)
プライバシー(個人情報)の流出
SNS、ブログ、プロフ、掲示板などには、名前・年齢・職業・住所・電話番号・学校名・趣味などの個人情報や顔写真の掲載をする記入欄があります。
利用開始当初は問題なく使えていても、何かの書き込みがきっかけで、それらの情報が拡散したり、嫌がらせを受けたり、犯罪に巻き込まれたりすることがあります。
インターネットでの情報発信は、匿名のつもりでも知っている人が読めば誰だか特定できる場合も珍しくありません。
最近は、スマホの不正アプリにより個人情報が抜き取られたり、スマホやアプリの設定ミスで個人情報が漏れる事例も発生しています。
誹謗(ひぼう)・中傷・いじめ
誹謗(ひぼう)・中傷・いじめ匿名で書き込みができるSNSやブログ、掲示板などに、実名で誹謗(ひぼう)・中傷されたり、頻繁に差別的な発言をされたりする等、悪質ないじめが行われる場合があります。
最近は、無料通話アプリ内のグループなどで、メッセージを読んでも返信しないこと(既読スルー)によって、「はずし」と呼ばれる、グループから排除し仲間はずれにする事例、仲間はずれにしたい人以外で新しいグループを作る事例、ターゲットを招待しては退会させる事例などもみられます。
クラスメイトのメールアドレスになりすました「なりすましメール」によるものや、「チェーンメール」を使ってうわさ話などの嫌がらせを流したりする事例も発生しています。
「ながら操作」による交通事故
「ながら操作」による交通事故歩きながら、自転車に乗りながら、スマホやゲーム機、音楽プレイヤー操作をすることによる事故が多発しています。
ケータイ・スマホを操作しながら自転車に乗っていて歩行者とぶつかり重大な事故に至ったケース、歩きながら操作していて駅のホームから落下したケースもあります。
福岡県では「岡山県道路交通法施行細則」で自転車に乗りながらのケータイ・スマホの使用を禁止しています。(2012年5月1日より)違反者への罰金は5万円です。
有害サイトへのアクセス
インターネットを利用すれば、出会い系サイト・アダルトサイト・自殺サイト・薬物サイトなどの危険なサイトに簡単に行きつきます。
これらは巧妙に偽装されている場合があり、一見問題がないサイトに見える場合もあります。
「アダルトサイト」では、アダルトグッズの購入やアダルトビデオの視聴が可能です。
ネット販売は、コンビニで受け取ることができるサービスもありますので、保護者に内緒での購入も可能です。
「薬物サイト」では、危険ドラッグの入手方法を調べることができます。高校生が学校で薬物の売買をしている事件も県内で起きていますし、危険ドラッグがきっかけで覚せい剤などに手を出してしまうケースもあります。
見知らぬ人との出会いによるトラブル
SNSや無料通話アプリで、相手の素性を全く知らないまま、チャットやメールを通じたやりとりを行うことで、始めから犯罪を目的とするような人物と出会って危険に巻き込まれるケースがあります。
また、最初は悪意があるわけではなく普通にやり取りしていながら、ネットでのやり取りで一方的に過剰に相手に思い入れて、次第にストーカーのようになるケースもあります。
これらのトラブルは、ゲームサイトのチャット機能やビジネスで大人も使うような大手のサイトでも、多発しています。
平成20年12月に施行されたいわゆる「出会い系サイト規制法」の改正により出会い系サイトでのトラブルは激減しましたが、非出会い系サイト(コミュニティサイト)でのトラブルは急増しています。
これらのサイトは、正しくしくフィルタリングを設定したとしても、すべての被害を防ぐことができるわけではないので、本人に使いこなす力が求められます。
現在販売中のゲーム機や音楽プレーヤーにもインターネット接続機能があるため、同様のトラブルが起きています。これらはインターネット接続機器であるという認識が保護者には低く、低年齢で買い与えられる子どもたちが多いため、トラブルの被害も低年齢化しています。 (ケイタイ・スマホの正しい使い方より一部抜粋)
これからの情報化社会に生きる皆さんの課題だと思います。
もう一度 ケータイ・スマホの使い方を考えてみてください