学年通信5号の内容です。
学んでこそ人間です
人類は長い進化の歴史の中で言葉を獲得し、文字を生み出しました。
文字は獲得した知識を次の世代に伝達できます。
また情報の共有と集積ができるのです。
「文字」は人類史上最大の発明であると言う人もいます。
さて皆さんの教科書は文字で書かれています。
5000年ほど前ならばそれほど多くのことを学ばなくても日常生活は出来たかもしれません。
ウサギや鹿を捕まえてきて食べれば良いのですから。
しかし現代を生きる皆さんはそうはいきません。
人類5000年の歴史の中で集積された知識を学んでいかなければなりません。
学ばねば生活出来ない現実があります。
人類の知識の集積の全てを学ぶことは物理的に無理ですが、その一部は学ぶことができます。
高校卒業で就職する皆さんは後3年間しか学校で学ぶ時間がありません。
一人で学ぶ独学は苦労が多くあります。
物事は人に教えてもらった方が楽なのです。
学校では体系づけられた知識を教科書で学びます。しかも教師の解説付きです。
本校の教師は丁寧な授業を行います。
その授業中寝るのはもってのほかです。
今学ばなくていつ学ぶのかと問いたいものです。
皆さんには日々の授業を大切にし、教科書を読み込む事が求められます。
そういう日々の積み重ねが皆さんを大人へと成長させます。
人は学んでこそ人になれるのです。 生徒の皆さん頑張ってください。