しかし、これらの約束していた作業工程が、遅延するに至り、平成30年3月に入り、師匠がしびれを切らして独立する旨、及び、これに伴いオフィス北野の役員及び株主から退きたい旨の意向を受け、森社長は、師匠の意思を尊重し、またオフィス北野とは袂を分かち、別会社として独立後、協力していくことが確認されました。
そもそも、我々にとって「洗脳」という言葉すら初めて聞く報道です。
師匠がオフィス北野の財務に関心を持ち始めたきっかけが、別会社の無断増資問題の発覚であること、及び、森社長が2度にわたり信頼を裏切ってしまい師匠の堪忍袋の緒が切れたことを鑑みると、今回の独立にビジネスパートナーの女性が影響を及ぼす余地があったとは、到底思えません。
ここに至るまでの経緯は、何度も師匠と弟子が集まって、相談し、事情説明を受けてからの行動です。
結果的に、「たけしの独立」という報道の真相が、一門のお家騒動のように書かれ、また、会社縮小の説明会の際、突然、会社の大改革を知らされる、事情を知らないスタッフは、寝耳に水でショックを受けることは考えられることではあります。
しかし、たけし軍団による、社員に対する恫喝があったと言われることは、甚だ心外であり、強く抗議したいと思っています。
また、一部報道にあるように、マネージャーが他の事務所と比較して、適正価格の給与であったことは完全に誤報であり、流布された給料明細はボーナスを外された数字であり、実態は、中小企業の常識から、かけ離れた数字であったことは、社員本人たちも認めたことであったことを改めて、ご報告します。
更に、師匠と弟子の関係、及び絆は、事務所を違えることになっても、変わらず継続中であることを強く申し上げます。
また、師匠がオフィス北野の株主から外れたことに関して、師匠がオフィス北野の資産を持って逃げ切ったかのような報道記事も見受けられますが、これも間違いです。
これは、森社長の経営手腕に疑念を持たれた、師匠が、森社長に任せていたらオフィス北野の財産が目減りする一方になることをおそれて、たけし軍団のためにこれを保全する目的で行われたものと、森社長もたけし軍団も理解しているはずです。
まるで師匠が、自分だけの利益を考えて逃げ切ったかのような報道は、事実無根と申し添えます。
今後は、師匠の事務所移籍による、さまざまな残務整理を森社長と共に進めながら、たけし軍団一同で、事務所経営及び芸能活動を、前向きに続けていきたい所存であります。
幸いにも、多くのオフィス北野所属の芸人、役者は居残ることも決まっており、むしろ最小数の裏方さんと共に船出をしますので、今後も皆様方の、ご支援、ご協力を切にお願いしたします。
2018年 4月1日
オフィス北野 たけし軍団一同