森社長は会社を守るためにやむを得ない措置であったと、師匠に説明しましたが、株式の買主を、森社長とすること及び、株式の買取資金を会社から借りることについて、師匠には事前に相談もありませんでした。
また商法上必要な手続き(取締役会での承認)を怠っていること、加えて森社長が経営支配株主となってから、森社長自身の分も含む役員報酬を容認できない水準に引き上げたこと。
そこに至っては事前相談がないだけではなく、商法上必要な手続き(株主総会での承認)を怠っていることの問題もあります。
また、会社の財務を信じて任せていた師匠の信頼に対する、完全な裏切り行為であります。
また、以前の株式の買取も会社の経営を私物化することを目的としてしたとしか思えないと、師匠から厳しく指弾され、また、今後は、会社の創業時からの功労者である、たけし軍団のプロモーションにも注力するよう、経営方針についても、師匠が指示されました。
この事件は、たけし軍団、会社のマネージャーを巻き込んだ大問題となり、緊急に説
明会があり、森社長は、師匠との協議を重ねて、信頼を失ってしまうような行為をしてしまったことを平に陳謝し、今後は信頼を回復するために頑張りますので再度チャンスを下さい、と謝罪するところまで至り、一度は、師匠が、これを受け入れました。
この時点では、たけし軍団も、株式の変更経緯、数字上の仔細はわからないままでしたが、一度は終息しました。
このような経緯を経て、オフィス北野の森社長体制は継続しましたが、ところが、ここにきて新たな問題が発生いたしました。
というのは、平成29年9月末決算において、オフィス北野が赤字に転落してしまったのです。
師匠は、昨年度、テレビ、映画の仕事は立て込み、超多忙な活動状況に鑑み、オフィス北野が会計的に赤字に転落するのは理解ができない旨を会社に直言されました。
赤字原因の分析のために財務に関する情報の提供を求められ、森社長はそれに応じて情報を開示いたしました。
そして、第三者による、決算の分析結果を経て、赤字決算に転落してしまった謝罪のため、平成30年2月11日に、師匠の等々力のご自宅にて、森社長と公認会計士、そして、たけし軍団一同で集まりました。
そこで、オフィス北野の経営に関する以下の問題点を、師匠、ご本人から指摘されま
した。