ダナハーの足関節システムに関して、かなり興味深い記事を見つけました。

和訳していきたいと思います。この記事を読んでとてもわくわくしています‼

 

This Is What John Danaher Wants You To Know About His Leg Lock System | Evolve Vacation (evolve-vacation.com)

 

This Is What John Danaher Wants You To Know About His Leg Lock System

ダナハーがあなたに知ってほしい足関節システムの話

 

 



There’s no doubt about it, Danaher’s leg lock system works. Just ask Garry Tonon, Gordon Ryan, Nicky Ryan, and Eddie Cummings, also known as the Danaher Death Squad. Collectively, the Danaher Death Squad have continued to prove their dominance in numerous grappling tournaments, confirming Danaher’s success as a coach.

For many years, leg locks have been a polarizing topic amongst the BJJ community. In fact, IBJJF rules state that leg locks can only be applied at the brown belt level or higher. The leg reaping rule as well limits the legal ways to get into a leg lock. However, this ruleset has not slowed down the rising popularity of leg locks.

Danaher’s methodological approach to the leg lock system is considered to be the most thorough and developed in modern Jiu-Jitsu. His ability to devise the most intricate set-ups, counters, and entries to the leg lock is undoubtedly one of the biggest breakthroughs in BJJ concepts. Today, Evolve Vacation takes a deeper look into Danaher’s Leg Lock System:

 

 

ダナハーデススクワッドとしても知られるゲイリートノン、ゴードンライアン、ニッキーライアン、そしてエディカミングスらを見ればわかるように、ダナハーのレッグロックシステムが有効であることは疑いようのないことです。集団としてDDSは数々のグラップリングトーナメントにおいて自らの優位性を証明し続けていますし、ダナハーのコーチとしての成功を確かなものにしています。 

 
足関節は長い間、BJJコミュニティにおいて分極化されていた話題です。実際にIBJJFルールは、足関節は茶帯以上においてのみ適用されると規定しています。レッグリーピングルール(ニーリーピングのことか?)もまた、足関節への正当なエントリーを制限しています。しかしながらこのようなルールセットは足関節の人気の高まりを減速させるものではありません。 

 

ダナハーの足関節への方法論的アプローチはモダン柔術においてもっとも完璧で、そして発達しているとみなされています。もっとも複雑な足関節のセットアップ、カウンター、そしてエントリーを発明する彼の能力は疑うことなくBJJコンセプトにおけるもっとも大きなブレイクスルー(打開、突破)のひとつです。 今回Evolve Vacationはダナハーの足関節をより深く見ていきます。 

 

 

The Leg Lock Taboo:足関節のタブー

 

 

記載されていた動画。大変示唆に富んだ動画ですので是非見てください!

 

In the early 2000’s, the leg lock game was seen as taboo amongst many BJJ practitioners. Also, it was not seen as effective against highly skilled opponents. Thus, implementing the leg lock into one’s repertoire seemed almost unnecessary, forcing many practitioners to stick to strangulation and joint manipulation submissions. According to Danaher, “back then, it was the cowardly way to get the easy way out.”

 

2000年代初頭、足関節の使用は多くのBJJ実践者の間ではタブーとして見なされていました。また、高いスキルを持った相手には効果的ではないともみなされていました。そのため自分のレパートリーの中に足関節を実装することはほとんど不要とみなされ、多くの実践者たちは絞め技や関節技へのサブミッションにこだわることを強いられました。ダナハー曰く「その当時は、たやすいやり方に逃げるための臆病なやり方だった」 

 

 

 

Dean Lister:ディーン・リスター

 

 

 記載されていた動画その二、ディーンリスターのストレートフットロックの動画

 向こうだとストレートフットロックもアンクルって呼んでますね。カウンターでヒール取られないようにアシガラミにしないってのが面白いです

 

In the early 2000’s a young Dean Lister had paid a visit to the Renzo Gracie Academy and trained with Danaher. Lister was proficient in the Achilles lock, but his knowledge was basic, far from the depth of knowledge he has today. To Danaher, however, training with Lister opened a Pandora’s box. He saw the effectiveness of the Achilles locks and quickly added them to his arsenal. “I was lucky that my instructor, Renzo Gracie, was very open minded. He let me try it out and never prohibited the study and use of leg locks in the gym,” explains Danaher.
 

2000年代の初頭、若き日のディーン・リスターはヘンゾ・グレイシーアカデミーを訪れ、ダナハーとトレーニングをしていました。リスターはアキレス腱固めに精通していましたが、彼の知識は基本的なものであり、今日の彼の知識の深さからは程遠いものでした。しかしながらダナハーにとって、リスターとのトレーニングはパンドラの箱でした。彼はアキレス腱固めの有効性を目にし、そして早急にそれらを自分の武器庫に加えました。「自分のインストラクター、ヘンゾ・グレイシーがとてもオープンマインドだったことは私にとってラッキーなことでした。彼は私に足関節を試し、そして決してジムにおいて足関節を学んだり使ったりすることを禁止しませんでした」ダナハーは説明します。

 

感想

ダナハーの代名詞ともいえる足関節技誕生に迫るインタビュー?記事に興奮しました。記事に付随した動画では足緘の記述がありました。この動画自体まったく意味のない挿入ではないはずです。ダナハーはアシガラミを柔道の禁止技からとってきたのでしょうか?

あと当時のアシガラミ見るとニーリーピングの危険さが理解できます。膝の靭帯に思いっきりプレッシャーかけて捩じりきるような技ですよね。これ。禁止技には理由があると感じました。

 

次回はこの記事の後編を書いていきたいと思います。みなさまよいお年を!