救世主という名の道具

人格崩壊がさらに進んで完全に廃人となれば

アブトを殉教させるつもりだったカンナギは支配下に置いて戦闘を強要し

壊れるよう仕向けたが

結局 

アブトは己の激情とダークの中の負の感情に負けただけだ

ザガンとシンのタッグで【地球人アブト】は復活

 

カンナギとアストレアにより徹底的に精神的に追いつめられ

本人の意思とは関係なく蓄積された負の感情が爆発してダークシンカリオンの神経中枢と融合

トレランティア暴発で心が砕け散って殺された

 

闇アブトの髪が伸びた理由も腰の飾りも

靡くことで魅力的に見せるためだったとはね

 

髪は黒く染まり腰にかかるセミロングとなり

アホ毛の赤みが強いピンクのメッシュは血の紅に

色白な肌は人外を思わせる灰白色となり

額と両頬にピンクの光る紋様がメキメキと音を立てて刻まれ

矩形の燃える金色の眼となり激昂すると赤く変化し

運転席を離れれば解除されるパイスーはダークシンカリオンを離れてもそのまま

 

 

 

 

地球上の地下深くに建造されたテオティの侵略のための基地

最初からスパイ行為は露見していたアブトは

その基地のある一室に手錠をかけられ地下空間の戦闘まで監禁されていた

 

地下空間の戦闘で引きずり出され声を奪われて戦わされ

どうやって基地に来たのかセツラによりデアボル襲撃を知って好機を考え

ダークシンカリオンの力でデアボルを撃破させ

救世主アブト様だと熱狂する愚鈍な民が祀り上げ崇めさせ

先住民族だと教えて現生人類がいるせいで地球に戻れないと被害者ぶり

アブトを悩み苦しませることで睡眠を奪い

益々判断力を奪い思考を麻痺させ自分の命令に絶対服従する奴隷化に成功する

 

 

監禁を解かれて制約はあるものの行動の自由は一応はあり

民との交流もしていることで

アブトは自分の意思で考え選択して行動していると錯覚していたが

わざと民と接触させ心を操られてのことであり

カンナギに刷り込まれた思考だった

苦痛を堪えて

かつての仲間と戦いテオティのために尽くそうとするのは奴隷調教の結果だった

カンナギを慕っているつもりで

奴隷である自分の飼い主に懐く愛玩動物でしかないのだが

アブト自身だけが気づいていなかった

 

最初はザガンの命を盾に戦闘と性欲に奉仕させられ性奴隷としても蹂躙されたが

奴隷調教と宮殿軟禁の飼育によりストックホルム症候群を発症

なおかつ飼い慣らされ自ら肉体を差し出して快楽を貪り奉仕していた

すべてがカンナギに心を操られてのことだとわからなかった

 

池添監督はアブトは自分の意思でカンナギについて行ってしまう

カンナギを慕ってしまうという設定を愚かにも仮とはいえ今後の展開で打ち出した

だが

洗脳されたアブトに自分の意思も思考も判断力も無かった

 

肉体関係は考えてもいないと言っても誰が信じる?

シンを殺したと思い宮殿の壁のスクリーンに映し出された星空を見つめ

壊れた心の奥底にあるシンに対する行為に苦しむアブトの肩に手を触れようとして

俺に触るなと拒絶されたカンナギの怪しい手にお察しの視聴者は騙されない

一年以上

戦闘以外は宮殿という閉ざされた空間に軟禁されたアブトの貞操が無事だなどと誰も信じない

 

カンナギの支配に抗うことに疲れ果て心の何寧を求めて屈服し

すでに陥落していたアブトの【父さんに会わせてくれ】と懇願され

最初はその内なとはぐらかすカンナギだったが

ザガンに会わせても自分の支配は絶対だと確信するまで面会すら許さなかった

 

引き裂かれて以来

初めての面会でザガンに地球人類としてユゴスピアを出るべきか

テオティとして留まるべきか答えの無い葛藤に助けを求めて訴えてはいたが

自分で出すべき答えだとわかっていたため

声を奪われていなくてもザガンには答えようがなかった

 

心が壊れて精神的に死んで意識を失っている間にテレパシーで暗示をかけられ

カンナギの意思に従い絶対服従する奴隷獣

ゾンビ兵と化したアブトはデビルモードの力を得たダークシンカリオンで

テオティを守ると宣言

それは取りも直さず地球人類殲滅を告げたも同然であり

最愛の妻シラユキを愛するザガンにとって愛する息子の愚かな選択に涙した

 

性奴隷は人間に非ず

ただの部品でしかなかった

 

かつて地球を守ろうとしたアブトを敵の手先とし

母親を含めた地球人類の皆殺しをさせ

地球を我が物にしようとする侵略者でしかないカンナギ

 

アブトは奴隷根性でカンナギにつき従い守っているつもりだが

部品を大切に思うような人間性はカンナギには欠片も無い

 

洗脳とダークシンカリオンの特性に心を侵食され

カンナギの嘲笑で加速した

そんなアブトに自分の意思など失われていた

 

カンナギの色に染められた思考

カンナギの色に染められた判断

カンナギの色に染められた心

 

爛れた性欲で身体の隅々まで汚染され支配された奴隷獣

トレランティア暴発で心が死んでゾンビ兵と化した

 

ゾンビ兵となって以降も

変わらず肉体関係は継続されカンナギは快楽によっても闇アブトを支配した

アブトは気づいていなかった

答えずとも思念で繋がるザガンに痴態を含めた己のすべてが見られていたことに

 

正気に戻り一度は腐れ外道の姉弟

奴隷としての飼い主カンナギとアストレアの改心したお芝居に騙され

こいつらを勝手に許し和解を超進化研究所に報告したアブトとシンの愚挙

それは近い将来

カンナギとアストレアが醜い本性を露わにし裏切って地球人類と手を取り合う民を

虐殺するという血の惨劇を招いてしまう

 

 

救世主アブト様と崇めやがれ

実際はそうは言っていないアブトの醜い本性が露わになったが

これってケダモノよね

怖カッコ良くとラフには書いても醜悪に歪む