発売日:2005年2月1日

 

著者:柴田昌弘

定価:本体 590円(税別)

ISBN:4-257-72274-6

出版社:朝日ソノラマ

掲載誌:花とゆめEPO、別冊花とゆめ、花とゆめエクストラ

レーベル:ソノラマコミック文庫

 

ミッシングアイランズ-失われた島-■花とゆめEPO 1988年7月号

バージンクルーズ-消えた航跡-■別冊花とゆめ 1990年夏の号

迷宮帆走■別冊花とゆめ 1991年夏の号

碧い沈黙■花とゆめエクストラ 1984年夏の号

 

〈裏表紙〉

南の海での洋上研修。異変に巻き込まれた少女たちが漂着したのは、奇妙な生き物が生息する、地図にない謎の島だった。表題作のほか、「バージンクルーズ」「迷宮帆走」「碧い沈黙」の計4編を収録した海洋冒険ロマン作品集。

 

クリップ 文庫用に描かれた表紙には隆志も入れて描かれているが、コミックス版は見開き扉絵の最初のページが採用されているため、見開きの後ろ半分に描かれた隆志は仲間外れアセアセ

 

架空の生物「鼻行類」が現実に存在したとする設定であり

4人の少年少女が核実験で鼻行類が滅びた事件の直前のハイアイアイ群島にタイムスリップしてしまう

語り手の奥村翔子♀だけが現代の元の船に戻って来るが

彼女の従兄・九條隆志♂と友人の井岡希美♀と長狭レミ♀は行方不明

 

鼻行類を葬り去るため核実験が引き起こされると知った

その鼻行類と学者たち

協力して生き延びようとして稼働させたことのない装置を動かす

 

その結果として翔子♀は現代に帰還するが

隆志たちは助かったとしても別の時代に放り出された可能性がある

鼻行類は学者たちの生死も不明だ

 

ハイアイアイ群島にタイムスリップした時

隆志♂が【セントエルモの火】だと勘違いした謎の光は

現代に帰還する翔子♀だった

 

作者の柴田昌弘は生きて漫画家人生を全うし

引退した

 

【鼻行類】

ドイツの動物学者ゲロルフ・シュタイナー(Gerolf Steiner、1908年5月22日 - 2009年8月14日)による「鼻行類の構造と生活」を架空の人物ハラルト・シュテュンプケ(Harald Stümpke)が著したという体裁を取り「現地調査に赴くもゆくえとなったシュテュンプケの遺稿である鼻行類についての調査報告書を

友人であるシュタイナーがまとめたもの。」としており、それを読み触発されて表題作を執筆した模様