【NOBLESSE -ノブレス-】先代ロード | ヒマラヤの鶴

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行き掛けの駄賃みたいに【いいね】しないで

何も言わずに逝くことを許しておくれ

お前に泣かれたらパパの決心が揺らいでしまうからね

 

 

『NOBLESSE -ノブレス-』

第13話(最終話)

「ノブレス/Take Her Hand」

 

先代ロード(声:間島淳司

ラスクレアの父

新しい世代にルケドニアの未来を託すべく自身の生に幕を引くことを決意した

半永久的に生きる停滞した貴族に対し強制的に世代交代を行った

ライジェル曰く「親バカ」

 

殉死を選択した家主の一人

ゲシュテルに見届けるよう命じて生き残らせたが

想像以上に動揺と混乱は大きかった

 

ラスクレアにつけ入ろうとする輩の吹聴した噂に尾ひれがついて

ライジェルにロード殺害の反逆者という冤罪に発展した

皮肉にも父親の死に心乱れるラスクレアが存在しない仇を憎むことで奮い立ち

彼女に同調した貴族たちが結束したため

ゲシュテルは真相を知りながら沈黙してしまう

 

それ以降800年余

ライジェルとフランケンシュタインの現状を知り

ゲシュテルは根拠なき噂に端を発した冤罪を晴らすべきだと考えた

 

強制永眠を受け入れる覚悟だったが

真相を知ったラスクレアに仕えることになる

 

ソウルウェポンを2つに分け

ライジェルが出してラスクレアのものと共鳴し

残留思念のように先代ロードが現れ

自身と古参の家主の死の真相と進化のための世代交代を告げた

 

貴方たちは卑怯よ

自分たちのしたことの結果を命の限り見据える勇気もないのよ

『オルフェウスの窓』第3部で

兄レオニード・ユスーポフに殉じて自決したセルゲイ・ロストフスキーに

心の中で叫んだヴェーラ・ユスーポフの言葉を思い出した

 

ゲシュテルは800年遅れの殉死として刑死を望んだと思うが

思い留まってラスクレアに仕える決意を(ライジェルに無言で諭された)したことは立派だ

生きてこそ花実は咲くものだ

 

まあ半永久的に余程のことがない限り【死】とは無縁であるため

世代交代による発展を促すには死ぬしかないアセアセ 貴族って面倒だなぁ笑い泣き