交番襲撃事件、大阪府警が無実の同級生を“誤認逮捕”

何故かマスコミまでいてカメラのシャッター音が響く中で
大阪府警に逮捕されたのは
虚偽通報に名前と住所を悪用された兵庫県尼崎市の会社員Oさん(33歳)だった

6月16日
大阪府吹田市の千里山交番で起きた襲撃事件
拳銃を奪った飯森裕次郎容疑者(33歳)が翌日に逮捕されたが
その裏で大阪府警は
Oさんを犯人として「誤認逮捕」するという間抜けな一幕を演じた

原因は飯森容疑者の「虚偽通報」だった。

指紋を取られ複数の捜査官に囲まれ
お前が犯人だと一方的に脅迫されていた頃
飯森の父親が「あれは自分の息子だと思う」と通報し
放置された後に釈放された

6月21日には
豊中署の刑事が自宅に菓子折りを持って謝罪に訪れたとのこと

実は同じ豊中署で
Oさんの兄(36歳)も濡れ衣を着せられて
取調べを受けていた
わざわざ京都大学から来た先生の手で噓発見器にもかけられて

飯森容疑者の「偽電話」に踊らされた大阪府警の大失態
この「誤認逮捕」の裏には
初動捜査のミスと思いもよらぬ証言があった

事件当日の朝に警察が押しかけ防犯カメラの画像を見せられ
「あんたの息子やろ」
と問いつめられたOさん兄弟の母親
突然の出来事にパニックになったとはいえ
「うちの息子や」
と口走ってしまったのだ

犯人扱いされるにしろ
親族が犯人だと言われたにしろ
パニックになるのはわかる

しかし
我が子を確かに犯人だと言ってどうする?

ほとんどが名前と住所を虚偽の通報に悪用された
そう報道されて誤認逮捕は知られていない