DVD
¥ 3,200

発売日:2016年7月13日

誘拐事件の身代金の受け渡しに際し、TV中継を要求する犯人グループ!ところが、「劇場型犯罪」の事件の陰に、地下水汚染により家族を奪われた人々の悲しい叫びがあった。

26年前に下加佐村の地下水汚染で多数の死者が出た「アキワ公害」訴訟の裁判は住民側が敗訴し、産業廃棄物を不法投棄した企業は何の責任も問われていなかった。さらに、跡宮♂と神崎、山根の3人が当時、それぞれ産業廃棄物処理の関連会社の責任者だった。住民側の弁護士・折田、運転手の狭間、目撃者、喫茶店のマスター夫婦も津波の計画に荷担した下加佐村の人々だった。今回の誘拐事件と身代金強奪の中継は、実は営利目的は皆無で「下加佐村」の悲劇を世に訴えるために起こしたものだった。やがて彼らは全員自首し、跡宮も無事保護される。藤はダムの底に沈んだ下加佐村を望む湖畔で津波に手錠をかけた。

アキワ公害の再調査と東昭グループの謝罪、その時、津波は公害物質のダイオキシンが原因の胃癌で他界する。