単行本
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発売日：1992年12月20日
著者：わたなべまさこ
定価：本体 971円（税別）
ISBN：4-8342-8089-6
出版社：ホーム社
掲載誌：別冊花とゆめ
レーベル：わたなべまさこ名作集
〈帯・表〉
わたなべまさこ、
帝政ロシアを舞台に
流された涙と血の物語。
19世紀初頭。ひき裂かれ、そして再びめぐりあう双子の兄弟の命運は――。
ロシア大革命へと続く激動の時代を描く長編歴史ロマン！！
［誕生］⬛️別冊花とゆめ 1977年冬の号
［遭遇］⬛️別冊花とゆめ 1978年春の号
［別離］⬛️別冊花とゆめ 1978年夏の号
［遠雷］⬛️別冊花とゆめ 1978年秋の号
［幻影］⬛️別冊花とゆめ 1978年冬の号
［慕情］⬛️別冊花とゆめ 1979年春の号
［黎明］⬛️別冊花とゆめ 1979年夏の号
〈帯・裏〉
帝政時代のロシア。
ロゴスキー伯爵家に生まれた双子の兄弟は、
伯爵夫人によってひき裂かれる。
伯爵家を追われた弟と、世継ぎとして残され
た兄はやがて、運命的な再会を果たす…。
ロゴスキー伯爵家に生を受けたシャム双生児の兄弟と薄幸の女性サーシャ♀の物語。伯爵家で育ったミハイル♂は後進国の故国を嘆いて同志と共に農奴制と専制政治を廃止すべく「デカブリストの乱」を決行し、また、分離手術の際に死んだことにして農奴解放のために戦うコサックの医師イーゴリ・ベズーホフ♂に引き取られ養育されるも兄弟だと知った弟アレクセイ♂も兄を首謀者とする叛乱に参戦するが、圧倒的な武力の前に1日で鎮圧されてしまう。それでも双児は自分たちは斃れるとも未来を信じて散華する。息子たちを捜し求めてさ迷うサーシャ♀はイーゴリ♂により2人の死を知らされて絶望するが、片恋でもナターシャ♀が産み落としたミハイル♂の子供である孫息子のミハイル♂を心の支えに生きることになる。
ゲルッツェン公爵に嫁がされた皇妹ソフィア♀とミハイル♂は結ばれなくても相思相愛だったが、実はアレクセイ♂もソフィア♀に恋していた。
副題の「Завта（ザーフトラ）」はロシア語で「明日」という意味。