愛も信頼も裏切られたら? | ヒマラヤの鶴

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行き掛けの駄賃みたいに【いいね】しないで

レッドスクランブル最終章の裏切りの詳細とサイレントブラックにおける更なる裏切りが明らかになりました。そもそもの元凶であるDIV♂と、彼を失って慎悟♂を悲しませたくなくても結果的に裏切って裏切って裏切り続ける罪を重ねる篠塚♀の2大悪党が暗躍していました。生涯命を狙われ続けても最悪殺されても悔いのない慎悟♂と異なり、DIV♂には勇気と覚悟が欠落していました。逃げればいい、「赤い馬」の脅威が無くならなくても生き延びることは可能でした。それなのに「赤い馬」限定で危険を取り除こうと組織の支柱であるDナンバーを自爆により一掃し、「赤い馬」を壊滅させることしかDIV♂は頭に無かったのです。

愛も信頼も裏切ってはならないもの、取り戻すことの非常に困難なものです。

密かに篠塚♀に連絡して慎悟♂の引き取りを頼み、その際に篠塚♀はDIV♂が自爆して死ぬつもりだと看破しますが、自身と同類ゆえに説得しても思い留まることはないとわかり、また、「UB」の損耗を回避して自身の手を汚さずに「赤い馬」を壊滅させるべくDIV♂の自爆計画を利用することを思い立ちます。DIV♂から慎悟♂を受け取り、慎悟♂自身の意思を完全に無視して強制的に連れ戻します。慎悟♂の意思を尊重するなんて大嘘です。

DIV♂が「異端のD」に助けられてすぐにアメリカに渡り、ボストンの隠れ家に潜むジェイデンとヤンを斬首して殺害し、後始末が済んで篠塚♀に報告するも自身が生きていることは慎悟♂には知らせないで欲しいと頼み、篠塚♀は愚かにも承諾します。これが慎悟♂の強制連行を除く、篠塚♀の最初の裏切りです。

愛も信頼も土足で踏み躙られ、自由の欠片も無い境遇に貶められても、それでも慎悟♂は周囲を許し、愛して信じていなければいけないのでしょうか?死んだ方が救いがあると思います。