主人公マリーベルは良く言えば逞しい、悪く言えば図々しい馬鹿娘であり、疫病神です。
貧乏旅芸人のレアンドルと恋仲になりますが、実は、彼は貴族で許嫁ジャンヌ・ド・モローの結婚を拒んで射殺されます。これが殺されることなくマリーベルと結ばれていたら、ロベールと瓜二つゆえに彼の身代わりにされて拒絶されるという屈辱を味わわされるジュリアンの苦しみはなかったことでしょう。
因みに、ジャンヌはマリーベルとは異母姉妹だったりします。サン・ジュストとマリーベルの父親の後妻の娘であり、この後妻が父親にマリーベルら兄妹を捨てさせたのです。
ジュリアンが生きて幸せ
になることを、マリーベルが「ロベールに似ているからじゃないわ、ジュリアンだから好き
なの。」と彼を愛して結ばれる日を待っていたのに