厚生労働省が発表しているパワハラの定義だそう
職務に関する優越的な関係を背景として行われる業務上必要かつ相当な範囲を超える言動であって、職員に精神的若しくは身体的な苦痛を与え職員の人格若しくは尊厳を害し、または職員の勤務環境を害することとなるようなもの
お役所言葉ですよね
端的に言うとどっち転びも可能な表現
骨組みは作っておいたから肉付けはその時の判断でよろしくね
って事なのはまあいつも通りですね
職務に関する優越的な関係
砕いて言えば上司、先輩、管理責任者、業務成績優秀者でしょうね
最後の業務成績優秀者は年下であっても後輩であってもそこに位置できますね
新入社員がいきなり営業職に配属されてトップの売り上げを達成したら同期や数年程度の先輩に対して不遜な態度をとってしまうというケースがこれに当たりますね
経験の少ない人が受けるのがパワハラの根本にあるという事が大前提となっている訳ですよね
これが時代を背景として個人個人でパワハラ定義が異なり混乱を招いてしまう最大の要因であることはまず間違いの無いところ
その昔の考え方は新人に対しては負荷をかけて凹ませてそれをバネとして負けん気とやる気を引き出すのが最善とされていたかもしれない
だからこそ潰されるという表現がなされていたのでしょう
誰しも過負荷に耐えることが出来て負けん気でその負荷を跳ね返せるわけもないので段々とこの考え方は廃りましたよね
ただこれについては先程も書いたとおり時代を背景とした捉え方問題が大きく作用してくるわけですね
宝塚歌劇団を例に考えてみると
理事長の考え方
理事の考え方
プロデューサーの考え方
講師の考え方
組長の考え方
トップスターの考え方
路線と呼ばれるスター候補の考え方
組内グループリーダーの考え方
中堅どころの考え方
男役の考え方
娘役の考え方
下級生の考え方
もう複雑怪奇であるのは一般の会社と一緒ですね
小さい頃から芸事に勤しみ上下関係を学び世間の広さを知ってから宝塚音楽学校に入学して弛むことなく努力を続けた人と地元では一番だったという過去にすがって努力の必要性を甘く見て文句だけはいう人とでも大きく異なることでしょう
この温度差を前提として精神的苦痛が生じた場合の対処が十分だった、不十分だったとなるわけでしょう
あれくらいの負荷であればこの程度で十分と考えた人、あんなに凄い負荷だったのだからこれ位してくれたってバチはあたらないよねという捉え方をした人
厚労省が骨組みしか指針として発表できないのはこの温度差が全ての業界に当てはまる事ではないから敢えて曖昧にしたのかも知れません
人は平等だ優劣を付けるのは教育上良くないからかけっこで順位を付けないように手を繋いで全員が同時にゴール
だって人は皆世界に一つだけの花なのだから、NO1ではなくても良いのだ
競争そのものを否定するような考え方がありますよね
だとしたら18歳になったら誰でも好きな大学に入学させればよろしい
東京大学であっても京都大学であっても慶應義塾大学であっても
まともに進級できるかどうかは分かりませんが
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