長女の虐め事件が一段落した梅雨の時期の晴れ間
長男のサッカーチームは他チームからの招待で
少し離れた場所でトーナメント戦を行う事に。
私は送迎当番で子供達を乗せて同行した。
現地に着きコーチが子供達をアップさせてる時に
日差しが強くなりタープテントを出そうとすると
荷物係りの人が天気予報は曇天から少雨だったので
タープテントを持って来てなかった。
サッカーがコートがいくつか取れる場所、
回りは日陰など無く試合はどんな順位でも
午後まであるので日影が無いと流石に辛い。
保護者で話をして私がタープを取りに行く事になった。
同時にタープを入れてある倉庫の鍵を持ってる
Nさんも一緒に戻る行く事に。
Nさんは数人の子供がいて彼女の長男は次女と
三男は我が家の長男と幼稚園で同級で
そこからの付き合いで奴の事も気をつかい幼稚園内で
良く声をかけてくれてた人だった。
戻る車中でNさんは申し訳なさそうに、恐らく
チーム内でも全員が奴の事を疑問であったのだろう。
何時もは陽気なNさんがこの時がチャンスと
重苦しい口調で聞いてきた。
「Kはどうしたの?もういないって言ってるけど…」
まぁ姿がまるっきり見えなくなったしそりゃ皆さん気にはなるわな。
「あぁ~奴は3月にセブにバケーションに行くって言って帰って来ない
向こうで男と一緒にいるよ」
本当の事を伝えた。
「えぇ~~やるなK…、何で何で???」
そんなの知るか!と思いながら
「パートで貯めた金でバケーションって言って帰った
で帰って来ないから色々調べたらこっちで♂作っていて
向こうで一緒にいるみたい」
「子供達どうすんの?上二人は(貴方には)関係無いでしょ?」
「じゃぁ~知りません、さようならとは言えないし育てるしかないじゃん」
そんな会話をしながらタープテントを持って再びチームに合流した。