月刊誌「婦人画報」に11月号から連載が始まった“安井かずみがいた時代”の第2回が、11月1日発売の12月号に掲載されています。
この連載は、安井かずみさんの人生を追いながら、高度成長期の日本を検証する企画で、毎回1人ずつ、安井さんに縁のある人物の証言を取り上げる形式で書いています。インタビュー・執筆は、ジャーナリストの島崎今日子さんです。
第2回の証言者は、安井さんと、小柳ルミ子さんの作品を中心に組んだ作曲家の平尾昌晃さんです。
平尾さんの証言の中から、沢田研二さんの「あなただけでいい」のエピソードが出てくる部分を抜粋しました。証言の中に出てくる“ZUZU”は安井さんの友人・仲間内での愛称です。

「ZUZUは難しいものを書こうなんて思ってなくて、大衆小説を書くように、詞もわかりやすい言葉で書いていた。完成した詞を直されるのは好きじゃなかったけれど、ディレクターに、こういうシチュエーションで書いてくれない?と言われると、その通りにやっていた。なんでもいいから書いてよというのは意外にダメなタイプでしたね。『あなただけでいい』は、僕がジュリーに、タイガース時代の『君だけに愛を』みたいな口説き歌、迫ってくるようなのを作りたいなと頼んだんです。♪あなただけでいい~の部分の詞だけが先にあって、メロディーを作ったんですけどね。いい曲でしょ。ZUZUはミーハー的なところもあったんで、曲がオリコンで1位獲ったり、みんなから褒められると、すごく喜んでいた。一緒に作った曲には、みんな、一つ一つ夢がありますよ。」

この他にも、共に時代の第一線を走った者ならではの、とても深いエピソードが語られてます。
「婦人画報」は、買うには高くて重いので(爆)、図書館で読むことをお勧めします。