13ごろの昌浩と彰子可愛すぎる。
一生そのままでいてくれてもええんやで……。
出版巻数50冊を超える文庫「少年陰陽師」シリーズ、
「うつつの夢に鎮めの歌を」は2003年に出版された
シリーズ初の番外編短編集です。
本編の時系列的には、ちょうど風音編が終わったところですね。
今から考えると遠い昔だ……。
今回特にお話したい短編は、
文庫タイトルと同じ「うつつの夢に鎮めの歌を」。
このころは昌浩も彰子も随分とおぼこくてかわいいんですよね~。
「早くくっつけよ!!」と言いたくなるような、
そんな良い雰囲気。
一生他愛ない話しをしててほしい。
彰子姫が本当に可愛いんですよね。
生粋のお姫様だけあって、
おしとやかで、ちょっと天然で。
昌浩の方はちょーっと彰子が近づくだけでドギマギしてるのに、
彰子の方はそういう昌浩の様子に気づいているのかいないのか……。
自然体なまま、ふっと距離を詰めることができる女の子です。天才。
そして昌浩のことが好きすぎる。
「昌浩の笑顔がそばにあってぬくもりが感じられる、それが本当に幸せ」(意訳)
事あるごとに好き好きオーラが出てるんですよ。
彰子の内面が描写される度に、
絶対昌浩のことが出てきますからね。
どれだけ昌浩が好きなのかと。
今話はそれほど重い内容が出てこないので、
こういう描写の比重が大きいのも魅力。
信頼している部分も大きいんだろうな。
窮奇編でどんな状況でも助けてくれた、
文字通り王子様ですから。いや、陰陽師なんですけど。
そんな二人を見つめる十二神将たちも良い。
短編の最後、ふたりのやり取りを聞いてそろそろと離れるもっくん。
分かってるんですよね、二人の邪魔をしちゃいけないってことが。
二人の仲は、みんな公認!!
気づかないのは当人たちだけ!!
こういうテンプレがいいんですよ~。
番外編だと、他に「其はなよ竹の姫のごとく」も好きですね。
描写が少ないお兄ちゃんずの活躍が見れるので!
次兄・昌親の弓の腕前が冴えわたります。
そこに十二神将が絡まってるのがまた美味しい。
安倍家の生活には十二神将が密接に絡んでいるんですねぇ。
これはいくらでも創造の余地があるということですよ!
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追記(20200828)
昌浩と彰子の良さについては随分前にも書いていました。
よろしければこちらもぜひ!