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27卒までの徒然日記

2004年8月生まれ「夏鈴」と2001年6月生まれ「雫」の父親が徒然を綴ります

昨日、知人Mさんが「商社と証券会社が同じもの」と思っていたことについて書きました。

 

ただ、かくいう私も、商社がどういった事業をやっているかを知ったのは、40歳を過ぎてからになります。

 

きっかけは、ある出来事を発端に、商社について調べようと思ったことです。

 

その出来事とは、家族でラーメンを食べに行ったときのことです。

隣のテーブルに座っていた男子3人組みから、次のような会話が聞こえてきました。(おそらく大学生)

 

大学生A:「俺さぁ、商社に入りたいねん」

他の2人:「へぇー」

大学生A:「でもさぁ、商社って何やってるんだ?」

他の二人:「・・・(沈黙)」

 

ちょっと、この会話が面白くて、笑いをこらえるのが大変でした。

 

商社に就職したい、けど何をやっている会社かは知らない、という思考。

そして、答えられないであろう友達に相談しているその姿が、ツボにはまりました。

 

一方で自分もよく分かっていないことに「調べなきゃ」という気持ちになりました。

 

それから10年余り。

海外に関わる仕事がしたいという雫に対し、商社を候補に見てみることを勧めたのは私です。

結果、雫は商社での働き方、働く人たちに魅力を感じ、多くの商社にエントリーし、最終的にも商社へ就職することになりました。

 

あのとき、あの子たちの隣に座ることがなければ、雫は別の道に進んでいたかもしれないと思うと、感慨深いです。

 

雫と同い年のお子さんを持つ、知人Mさんとお食事をしている際に聞かれたことについて書きたいと思います。

 

雫の内定先が、専門商社であることを話した際、

Mさんから次のようなことを聞かれました。

「ショウシャって、証券会社と違うんですか?」

 

Mさんのお子さんは二人とも理系なので、就活に当たって商社を候補に挙げることはなかったと思いますが、商社のショウの字を「証」と間違えていることには、ちょっとビックリしました。

 

商社と証券会社、それぞれの事業内容について大まかに説明しましたが、あまりピンと来ていなかったです。

 

雫の同期には、地方国立で素材系の研究をしていた子もいて、「商社=文系」とは限らないです。

 

商社、特にトレーディング事業について、将来性があるかは分かりませんが、理系だからといって商社を候補からはねることなく、一度はその事業や仕事内容について、自分なりに調べてみるのが良いと思います。

 

昔と違い、新入社員がすぐに辞めていく時代。

 

最近、テレビで「退職代行サービスが大忙し」といったニュースを何度か見ました。

これに関し、私の思うこと、娘たちに伝えたいことを書きます。

 

私が初めて退職代行サービスを知ったのは、コロナ禍になる前の5月なので、ちょうど5年くらい前になります。

 

当時、一緒に仕事をしていた他社の新入さんが、GW(ゴールデンウイーク)明けから急に出勤してこなくなり、同社の方に尋ねたところ、退職したと知りました。

 

初めは、入社してたったの1カ月で退職したことに驚き、さらに「退職代行サービス」というものを利用して辞めたことを聞いて2度驚きました。

 

退職に当たっては、本人と会うことはなく、電話で話すこともなかったそうです。

引き留めることもできません。

 

私が接したその新人さんは、専門学校卒20歳の男子でした。

詳細は書きませんが、個人的には、向上心や責任感を感じることのできない子でした。

20歳だと仕方ないのかもしれません。

 

ただ、そうであっても、退職するのであれば本人が会社に直接話すのが礼儀だと思います。

 

あれから5年、退職代行サービスがテレビのニュースで扱われるほどに一般化してきています。

このニュースでは「若い人が直ぐに会社を辞める」ことにフォーカスを当てていますが、「退職代行サービスを利用することの是非」については、1ミリも触れられていません。

 

私の考える「礼儀」は、今の時代にはもう必要ないのでしょうか。