昨日、知人Mさんが「商社と証券会社が同じもの」と思っていたことについて書きました。
ただ、かくいう私も、商社がどういった事業をやっているかを知ったのは、40歳を過ぎてからになります。
きっかけは、ある出来事を発端に、商社について調べようと思ったことです。
その出来事とは、家族でラーメンを食べに行ったときのことです。
隣のテーブルに座っていた男子3人組みから、次のような会話が聞こえてきました。(おそらく大学生)
大学生A:「俺さぁ、商社に入りたいねん」
他の2人:「へぇー」
大学生A:「でもさぁ、商社って何やってるんだ?」
他の二人:「・・・(沈黙)」
ちょっと、この会話が面白くて、笑いをこらえるのが大変でした。
商社に就職したい、けど何をやっている会社かは知らない、という思考。
そして、答えられないであろう友達に相談しているその姿が、ツボにはまりました。
一方で自分もよく分かっていないことに「調べなきゃ」という気持ちになりました。
それから10年余り。
海外に関わる仕事がしたいという雫に対し、商社を候補に見てみることを勧めたのは私です。
結果、雫は商社での働き方、働く人たちに魅力を感じ、多くの商社にエントリーし、最終的にも商社へ就職することになりました。
あのとき、あの子たちの隣に座ることがなければ、雫は別の道に進んでいたかもしれないと思うと、感慨深いです。