今!アメリカの大統領選挙は、まさにクライマックスですね。
トランプが勝つか、バイデンが勝つか?
緊迫した状況が続いていますね。
でも、民主党のバイデン候補に軍配が上がりそうですね。
そうした中、バイデン候補が勝利宣言してます。


でも、中国との関係からすると、強気なトランプ候補の方がいいんだけどね。


閑話休題


大統領にまつわる不正を暴いた作品が、『大統領の陰謀』ですね。


予告編だよ!


ストーリー・・・
1972年6月17日土曜日の午前2時30分。
ワシントンのウォーターゲート・オフィス・ビルの5階にある民主党全国委員会本部に5人の男たちが侵入した。
彼らは来るべき秋の大統領選挙にそなえて必勝を期する民主党のキャンペーンを攪乱するために、秘かに雇われた者たちだった。
この5人は元CIAの情報部員と大統領再選本部の現役の対策員で固められていた。
仕事は手抜かりなくおこなわれる筈であったが、ビルの警備員に見咎められ、たちまち警察に通報された。
そして不法侵入の現行犯で逮捕された。
まだ入社して9カ月になったばかりのワシントン・ポスト紙の記者ボブ・ウッドワード(ロバート・レッドフォード)は、ウォーターゲート事件が起きてから7時間後に、上司のハワード・ローゼンフェルド(ジャック・ウォーデン)に呼ばれた。
一方、同じポスト紙のベテラン記者カール・バーンスタイン(ダスティン・ホフマン)も、この事件に興味を示していた。
その朝、彼は現場にいってきた記者たちのメモをコピーし、局長のハワード・サイモンズ(マーティン・バルサム)や主幹のブン・ブラッドリー(ジェイソン・ロバーズ)に、もう少しチェックしてみたいと伝えた。
そしてバーンスタインは、ウォーターゲート・ビルのあらゆる人たち--事務員はもとより、夜警、掃除婦など--に片っ端から電話をかけ始めていた。
政府上層部のスポークスマンたちはこの不正侵入行為に非難を集中させた。
はじめのうちはこの侵入事件は狂信者たちの単独犯によるもので、リチャード・M・ニクソン大統領の公式の選挙運動本部から認められたものでも、援助を受けているものでもないと思われ、ホワイト・ハウスの人間とはまったく無関係と思われていたのだ。
その日の午後、裁判所では保釈が認められるかどうかを決定する予審が行われたが、ウッドワードはその場に刑事犯の弁護士ではない政府筋の弁護士たちが来ているのに好奇心をそそられた。
さらに、侵入者の1人、ジェームズ・W・マッコード・ジュニアが、最近CIAを辞めたことを認めたとき、ウッドワードはこの事件がホワイト・ハウスから発表されているような政治狂信者の仕わざとか単なる三流の侵入事件にとどまるものではないことを感じた。


この犯行ははじめ、刑事事件と考えられていたが、この侵入事件が国家の自由な選挙制度とプライバシーに対する市民権を破壊しようとする網の目のように張られた巧妙な犯罪の氷山の一角にすぎないことがわかると、ワシントン・ポスト社内では調査を続けるというウッドワードとバーンスタインの主張も認められた。2人の取材活動が開始された。
最初のうちは政治の厚い壁にはさまれて試行錯誤のくり返しだったが、謎の人物ディープ・スロート(ハル・ホルブルック)の、『金を追え』という示唆に従ってニクソン再選委員会の選挙資金を追求するうちに、その裏に隠された陰謀が次第に鮮明になっていった。


裏付け調査を終わった2人の暴露記事が全世界に報道される日がやってきた。
それは大統領をはじめとするホワイト・ハウスの幕僚たちに大きな衝撃を与えた。
ワシントン・ポスト紙は権力からの激しい否認にあい、ニクソン大統領の報道担当官たちからは激しい非難と嘲笑を浴びせられた。
しかし、不吉な警告にも屈せず、ウッドワードとバーンスタイン、それにワシントン・ポスト紙の同僚たちは、長いあいだ疑っていた侵入犯と政府の関連を立証してみせた。
岐路に立たされたホワイト・ハウスの強い圧力にも屈せず、両記者の徹底的な調査は半信半疑で当惑する市民たちに、政府の高官たちの犯罪的な裏切り行為を納得させるに充分だった。たとえどんな大統領でも、大統領とあろう者がそのような陰謀に加担したり見逃したりしたことを、初めは信じたがらなかった国民も疑いの目を向け始めた。
次から次へと発表される2人の記事は国会で真相を究明することを促し、さらにそれは政府や陰謀者たちの不安をつのらせ、ある場合にはパニック状態に陥らせた。
ウッドワードとバーンスタインのタイプをたたく手に力がこもり、それは近い日、必ず訪れるであろうニクソン大統領失脚を物語っているようだった。



ニクソン米大統領を失脚に追い込んだ「ウォーターゲート事件」をドキュメンタリータッチで描いた作品です。
すごく地味な印象ですが、静かな中にも熱いものを感じさせます。
これも、R.レッドフォードとD.ホフマンの演技力の賜物でしょう。
証拠を積み上げて淡々と追い込んでいく過程は、迫力満点でした。



今日のところは、こんなこったす!