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ストーリー・・・

インディアナポリス郊外に住む中流サラリーマン家庭のヒリアード一家は主人のダン(フレドリック・マーチ)と妻のエリナー(マーサ・スコット)、娘のシンディに幼い息子のラルフ(リチャード・アイアー)の4人ぐらしだった。
シンディにはチャックという恋人がいる。
ある朝、ダンとシンディが仕事へ、ラルフが学校へと出かけた後、エリナーひとりの家に、3人の脱獄囚が押し入って来た。 
グレン(ハンフリー・ボガート)と弟のハル(デューウィ・マーティン)、仲間のサム(ロバート・ミドルトン)の3人であった。
彼等はピッツバーグにいるグレンの情婦モリーが高とびの金を届けてくるまで、この家に隠れていようというのだった。

ジェス・バード警部(アーサー・ケネディ)指揮の下に捜査網をはった警察だが、3人の行方は一向につかめなかった。
何も知らない家族が次々と帰宅し、そのまま人質にされた。


グレンは、金が届くまで家族のものに何事もなかったようにふるまうよう強要し、翌日、ダンもシンディも何事もないように勤めに出かけなければならなくなった。
しかし家に人質をとられているので何もできない。
3人が此処に来る時に盗んで乗ってきた自動車がダンの家の車庫にあるのを見つけた、出入りの廃品回収屋のパタースンはサムに殺されてしまった。
グレンが必要以上に危険を冒していると思ったハルは、兄に逆らって自分だけ先に逃げたが、警官に見つかり、射殺された。
ハルの持っていたピストルがダンのものであることが判り、警察はヒリアード家を密かに包囲した。
事情を知ったチャックは電話でシンディを誘い出し救出に成功した。
危機を覚ったグレンは一家を連れて逃げようとしたが、ダンの機転により、サムは外へ追い出されて射殺され、エリナーとラルフは脱出に成功した。
形勢が逆転したグレンは、降伏したように見せかけて逃亡を試みるが、彼もまた機銃の弾幕の中に倒れたのだった。




サスペンスたっぷりの映画です。
しかし、実際は家族の愛情がテーマの映画だと思いました。
さすがは、W.ワイラーですね。
彼の細かい演出は、本当にすごいです。

ボギーの徹底した悪党ぶりは、本当に怖いです。
しかし、それ以上に父親のダンを演じたF.マーチが、よかったです。
家族を守る強い父親像です。
ラストのダンのピストルの扱いにも、注目です。



還暦と呼ばれる日まで、あと711日、711日しかないのだ!




今日のところは、こんなこったす!