衝撃的なラストシーンで有名な『猿の惑星』。
もちろん、1968年製作の第一作目のことです。 
もし、この映画を見てない方は、ネタバレありですのでスルーしてください。


あらすじ

テイラー(チャールトン・ヘストン)を隊長とする宇宙船はオリオン座に属する、ある惑星に着水した。
宇宙船は破損して沈没、彼らは陸地に上がり、数日間、砂漠をさまよい歩いた。
森林地帯に入った時、初めて人間を見たが、そこへ現れた猿の一群が人間を捕獲していた。
喉を撃たれたテイラーも捕まった。
この惑星では、猿が高い文化を誇る高等動物で、人間は口もきけない下等動物だったのである。
テイラーは外科医の手術を受けた後、ジーラ博士(キム・ハンター)と彼女の恋人コーネリアス博士(ロディ・マクドウォール)に預けられた。
この惑星の最高頭脳であるザイアス博士(モーリス・エバンス)は、テイラーを危険な人間と感じ、彼の脳手術と去勢手術を命じた。
そこでジーラ、コーネリアス両博士はテイラーを逃がしてやることにした。
砂漠地帯まで来た時、ザイアス博士らの一行が追ってきた。
そこは、かつてコーネリアス博士がひそかに発掘した人骨と遺物により、数千年前の人間が、猿より高度の知能と文化を持っていたことを知った場所であった。
ザイアス博士もこの事実を知っていた。
しかし彼は立場上、この学説を認めるわけにはいかなかった。
テイラーは猿たちと別れ、新天地を求めて旅立った。
そして旅の途中、はるか先に見おぼえのある像の一部が見えた。


なんと、あの自由の女神だった。
この猿の惑星は地球だったのだ。
口惜しさとあわれさで、泣きくずれるテイラーであった。


さて、この映画のラストの吹き替えが2種類あることはご存知でしょうか?

ラストのテイラーのセリフです。
一つ目「お前たちが滅ぼしたんだな!ちくしょう猿どもめ!猿なんか皆地獄に落ちてしまえ!」
二つ目「あぁ・・・何てことをしたんだ!ちくしょう!人間なんかみんな地獄に落ちてしまえ!」

全く正反対の意味になってしまいますね。
映画のテーマからすると、二つ目がいいと思います。
しかし、テイラーの吹き替えを担当した納谷悟郎さんは、このセリフをどう思ったのかな?とふと考えてしまいました。




今日のところは、こんなこったす!