男どアホウ!甲子園    (1970)


野球漫画の作者と言えば、『ドカベン』で有名な水島新司先生。
その水島先生の初のテレビアニメ化された作品が『男どアホウ甲子園』です。
週刊少年サンデーで連載されていました。
ただし、原作は佐々木守先生で漫画が水島新司先生でした。

それでは、アニメのオープニングです。



アニメ版ではなく、簡単に原作のストーリーを紹介します。 

藤村甲子園(井上真樹夫)。
名付け親は、祖父・藤村球之進。
ストレートしか投げない剛球投手の甲子園が、南波高3年時に甲子園を春夏連覇。
ドラフトでは、巨人に1位指名を受けるが拒否。
そして、大学進学を目指すが、何と東大を受験!
しかし、試験をカンニングで突破して、何と合格しちゃいます!
その後、祖父が勝手に中退させて、甲子園は阪神タイガース入りとなりました。

岩風五郎(森功至→小宮山清)
捕手    甲子園とバッテリーを組む。
もちろん、東大でも阪神タイガースでもバッテリーを組みます。
交通事故で一時失明するが、甲子園の投げる「ゴッー」と鳴り響く剛球の音を聞き、ボールを捕球するという神技を見せる。
しかし、後に剛球仮面のストレートを頭部に受けて視力を回復する。

左・丹波左文字(小林清志)
一塁手    丹波組三代目で幼少時に抗争に巻き込まれ片目・片腕を失っている。
南波高校では右翼連合を率いて、番長連合と抗争を繰り広げる。
居合い抜き打法を使う。

大熊牛吉
三塁手    元南波高校野球部の主将。
「わっせわっせ、ドバッドバッ!」が印象に残ります。

左・神島竜矢(原田一夫)
遊撃手    通称「東海の竜」。
東海一帯を仕切っていた番長。
空手を使っての打法を使う。

藤村球之進(雨森雅司)
藤村甲子園の名付け親。
甲子園球場のグランド整備をしている。
大のタイガースキチ○○。


他に、千曲ちあき(通称・美少女)、甲子園の憧れ・朝野あゆみ、ライバル校からのスパイだったジャック時田、永遠のライバル池畑三四郎など、数多くの人が登場する。

そして最終回では、高校野球で優勝して終わります。


この『男どアホウ!甲子園』の放送時間枠は、18:30からの10分間でした。
過去には、『夕やけ番長』『男一匹ガキ大将』が放送されていました。
しかし、10分の放送時間ですので、一週間で30分での1話分、ということで再放送の時は30分番組での放送になりました。

ところで、このアニメが放送されたいた時に、日本テレビの上層部が「声優の関西弁がひどすぎる」というコメントが出たために、第3話は標準語となりました。
それを知った脚本の雪室俊一が「それなら、タイトルを『男大バカ後楽園』にでもしろ!」と怒ってしまい、脚本を降りてしまいました。
なお、第4話以降は、関西弁に戻ったそうです。


今回は、アニメの資料がほとんどなくて苦労しましたが、いかがでしょうか?
それでは、おやすみなさい!