おじゃまんが山田くん   (1980)



私が高校生の頃に流行っていたのが、『がんばれ!タブチくん』でした。
その作者、いしいひさいち原作の漫画を集めた形でテレビアニメ化したのが『おじゃまんが山田くん』でした。

それまでのアニメ作品には見られなかった社会風刺やブラックユーモアが多く、放送当時の社会を反映させた時事ネタも多かったですね。
そして、各話ごとに登場人物が主人公となる構成をとっており、特に誰が主人公というのは決まっていないようです。
山田家の三世代家族と、山田よしおが大家を務める下宿の住人たちが繰り広げるコメディーが中心であり、よしお及びみのるをメインに据えたエピソードが多いようです。
一方、山田家の人々が全く登場せず、下宿生のヨシダ、イケダ、フクダのみで進行するエピソードも存在する。

それでは、登場人物の紹介です。

山田家の人々
後列左から山田よね子、山田よしお、山田いね
前列左から山田みのる、山田さなえ、山田のぼる

山田よしお(コロンビア・トップ)
山田家の当主。
生まれは戦前で、出征の経験あり。
頭髪が薄いことを非常に気にしている。

山田いね(鈴木れい子)
よしおの妻。
家族からは母さん、下宿生からは大家さんと呼ばれている。
大阪弁でいう「おかん」のイメージ。

山田ヨネ子(横山えみ子)
山田家の長女。結婚しているが、実家に居すわっている。

山田のぼる・三男(丸山裕子)
中学生。主役になるエピソードが多い。

山田さなえ(安田あきえ)
ヨネ夫・ヨネ子夫妻の長女で、山田家の初孫。
おませさんぶりが凄まじい。
祖父母の前では、完全に猫を被っている。

山田のぼる(雷門ケン坊)
山田家の次男。
野球部に所属し、甲子園をめざしている。

左から二人目    山田しげる
山田家の長男。東大めざして浪人中。

右端    おじゃま犬・ソーリ(北村弘一)
山田家に居候している犬。
笑うことができる(笑)

山田荘に下宿している東江戸川大学の学生。
いつも三人でつるんでいる。
右からヨシダ、イケダ、フクダ。

ヨシダ(鈴木ヤスシ)
三人のリーダー的存在。三人の中では行動派。
イケダ(千田光男)
三人の中では一番の理論派。
また、三人の中では唯一ガールフレンドがいる。
フクダ(吉村傭)
三人のなかでは慎重派。
口癖は「腹へったなあ」(笑)
しかし、怒らせると怖い!

これらの主要な人物たちに、ご近所の人たちがからんでいきます。

このアニメのオープニングが、なかなか『おじゃまんが山田くん』の世界を象徴していると思います。

それでは、オープニングをどうぞ!




それでは、今夜はこれでおやすみなさい!