スペクトルマン (1971)
その影響もあってか、宇宙猿人ゴリとラーの登場場面が減ることになりました。
そのせいか、娯楽よりもストーリーで見せる特撮ヒーローものになりました。
また公害Gメンも、怪獣Gメンとなるもパッとしません。
なにしろサファリルックにパトランプが着いたヘルメットですからね。
はっきり言ってダサいです(笑)
おまけに乗用ヘリの名前が、「ポントトルエカ」逆さまから読むと・・・(爆)
もちろんオープニングも変わりました。
なお、なぜか劇場版しか動画がなかったのでタイトルロゴが違っていたりしますが、映像はテレビと同じです。
それでは、怪獣Gメンの新メンバーを紹介します。
柳田弘美。
演じたのは桜井妙子、またの名は朝倉理恵です。
彼女は、歌手として有名でした。
桜井妙子の名義で、『アンデルセン物語』の主題歌や『ふしぎなメルモ』のエンディングなどを歌っています。
さてさて、怪獣Gメンについては、おいといて(笑)、ゴリとラーが脇役なったからか傑作・佳作が多くなりました。
『アルジャーノンにに花束を』を翻案化した「ボビーよ怪獣になるな‼」「悲しき天才怪獣ノーマン」。
人類皆殺し計画を描いた「地獄の使者ジェノス星人」「怪獣ドクロンの踊り」。
そして、最終エピソード「最後の死斗だ猿人ゴリ」「さようならスペクトルマン」など印象深いエピソードです。
それでは個性的な怪獣たちをご紹介しましょう。
少年との心の交流が見られた。
教育評論家の阿部進をゲストに迎え、彼のあだ名の怪獣が登場した。
三吉の飼っていた犬が、堂本博士の脳改造手術により怪獣化した。
ボビー同様に堂本博士の手術を受け、天才になった三吉。
後に怪獣化してノーマンとなる。
スペクトルマンに「人間であるうちに殺してくれ!」と頼むシーンは圧巻!
草人間が合体して巨大化した怪獣。
復活した魔女グレートサタンが召還した怪獣。牙には猛毒が。
死体を生き返らせて人類を抹殺するジェノサイド計画を実行。
ジェノス星人により怪獣の死体より生き返った怪獣。
ピストン木戸口の脳髄を移植し、スペクトルマンより早くフラッシュを発射することができる。
スペクトルマンに敗れた後、その脳髄はラーに移植される。
そして、最終回。
ゴリによって猿人爆弾と化したラーは、スペクトルマンに最後の戦いを挑む。
ラーはスペクトルマンのダブルフラッシュにより倒された。
全てを失ったゴリは自殺しようとする。
ゴリの頭脳を惜しむスペクトルマンは説得を試みる
それもむなしく、ゴリは爆弾をかかえて崖から飛び降りて自らの命を断った。
「スペクトルマン、帰還します!」
こうして、スペクトルマンはネヴュラ71
に帰っていった。
「人類に叡智のある限り、そして何よりも、その心の美しさがある限り、美しい地球は決して滅びることはないだろう。」(最終回のラストに流れるナレーション)
長かった『宇宙猿人ゴリ』から『スペクトルマン』への記事を書き終えてホッとしてますけど
それでは、おやすみなさい!