涙活と聞いて | ダムッチョマガジン

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時々、まじめ。

昨日TVをつけたタイミングで
涙活なる特集をやっていた。

特集の途中から見たけど、どうやら涙を流す活動らしい。
女性が多いと思いきや、30代、40代のサラリーマン男性も多く参加しているらしい。

とりあえず感動するビデオを見てみんなで泣く。
それによってリラックスしたりするらしい。

最初見たとき、漠然となんだかなぁっと思ったけど
しばらくして、まあ確かに日頃「泣く」機会ってないよな~と思った。
正確にはなくなったな、と。

涙を流す「泣く」行為はしなくても、
喜怒哀楽が揺さぶられる感情を持つことはいわゆる日常の中に見出すのは
難しい。いや、難しくなった。

過去形で書くのは理由があって、僕が妻と店を営んでいたときは
毎日毎日、喜怒哀楽の繰り返しで
良くも悪くも感情が揺さぶられていた。

それをもたらした「出来事」としては大げさなことはなくって
おそらく僕が従業員だったら、きっと感情が揺さぶられることなんてなくて
きっと「普通」だったと思う。

それはいま、会社員に戻った僕が日々の出来事に対して
「普通」という感情の範疇に収まっているのと同じだ。

当時は毎日毎日感情が揺さぶられて疲れてしまうこともあったけど
とても充実していた。
人はないものねだりで、僕も例外ではなく、
当時の僕はたまには「普通」の日を送りたいなんてどこかで思っていた。

でも、いま毎日「普通」の範疇で感情が動いていると
確かにたまには感動したくなるのかもしれない。

意識してはいないけど、僕はそれを映画を観たり本を読んだりして
「普通」じゃない感情を味わおうとしているのかもしれない。

だから、最初涙活ってなんやねん!って思っていたけど
まあ、気持ちは分かります、ということで。