この試練はみんなの過去を掘り起こし、悲しみや怒りを忘れるなと言うものなので、基本的に辛い過去ばかりです。

まず最初にナナキの試練があったんだけど写真取りそこねた。
捕まって宝条に手術台に乗せられて、研究材料にされる痛み苦しみと怒り。わんこがひどい実験されてるのかわいそうすぎる……。






続いてティファは、ニブルヘイムの事件。子供の自分に代わって大人のティファが追体験してて、山に向かうパパには「パパ、だめ!」と追いかけてたり、改めて悲しみと怒りが出てきた。子供の頃と同じセリフ、「セフィロス、ソルジャー、神羅、ぜんぶ大キライ!」

これも取りそこねてたけど、ユフィはソノンの最後が辛い。インターミッションがあることで、ユフィの背景にも深みがでたような気がする。子供ながらに色々考えて、行動して、能天気なところもあるけど、国が神羅に荒らされたり、仲間が殺されたり、忍者故に戦い自体は厭わないけども、辛いことも多かったんだと。デートの時にザックスに少し初恋してたのが聞けるけど、ザックスは仕方ないと言いつつユフィに付き合ってお宝渡してくれたり(まあいいかって感じだったけど)、単純にいい奴だからね。それ以外の神羅は大キライ。ソノンが死んで自分の力不足とか、守られてしまったこととかを後悔してて、神羅に対して怒ってる。


バレットは平和な時のコレル山と、神羅に破壊された時の両方が現れ、バレットの最愛のミーナの姿を見ることができます。めちゃくちゃ美人やんか〜〜!!
バレットも神羅への怒りはもちろん、この自体を招いてしまった自分への怒りもあるんだろうな。

最後はエアリス。
前向きで優しくて、悲しみはたくさんあったように思うけど、エアリスに怒りってあんまりイメージないけど、と思ってた。

子供のエアリスが、お母さんと逃げ出してスラムにたどり着いた所。今のエアリスがその様子を見守って、そして、頑張ってと応援してる視点から、子供のエアリスを操作する視点に切り替わる。「助けを求める」コマンドで、周りにいる人たちにお母さんを助けて、お医者様を知りませんか、って聞くことしかできない無力さ……。

でも、ここでエルミナと出会うことができた。それだけは唯一ラッキーだったエアリス。

残念ながらイファルナは死んでしまう……。脱出の時点ですでに実験の繰り返しで弱っていただろうから、最後の力で逃げ出した感じかな……。

その後神羅の追っ手が、到着したのでエルミナが悲しむエアリスをむりやり連れて逃げるから、その後イファルナがどうなったかわからないけど、おそらく死体も回収されて宝条のところに運ばれてるような気もする。あの狂人なら「死んでしまっているが仕方ない、貴重なサンプルとして生きているときにはできなかったことをしようか」みたいに思ってそうだし……

この時に悲しみはもちろん、エアリスも怒りを感じていたのがわかる。それは他の人みたいに敵対者へ向けられるものではないかもしれないけど、それでも内なる怒りがあったんだと。

こうしてそれぞれの試練、と言うか、過去と向き合うことで自分の行動への原点みたいなものが再確認できるイベントだったのかなと。