この、ベアラーの刻印に沿って炎が輝くの、すげぇ好きなんよね。まるで刻印を消そうと焼き尽くすみたいで……。

お前は俺だ。汝は我だ。
深淵を覗く時、深淵もまた見ている的な、イフリートの側もオレオレ、オレだよオレ!ってクライヴに呼びかけてたんだね。

元の世界に戻った時、時間経ってないからジル的には「苦労してたどり着いたのに、絵をちょっと見ただけで帰っちゃうの??」って気持ちだったかも(笑)

大丈夫って言われても、でも頭が痛くてうずくまったりしてるから、心配よね〜〜。
クライヴの大丈夫は大丈夫じゃないって本能で知ってるジル。おじさんが言ってた嘘の癖トイうか下手ってのもこの辺に伏線あるのかな〜〜

精神世界のあれを言語化して説明する語彙力皆無なクライヴ。ジルには説明しなきゃって思ってても、どう説明するか迷ってたらしい……。外出ても黙って石を拾ってみたり、不審行動してるし。そりゃ心配されるわ。




これよこれ、クライヴにとっても、まっすぐ前を見ている彼女がいるから自分も前を向ける、って。ジルにとってもクライヴがいるから前を向ける、って白銀の君のクエストで言ってたし、お互い相手に励まされてて、正しい方向へと向く覚悟を教えてくれる存在で、どちらかが欠けてもアルテマには勝てなかった。FF16は、クリスタルを巡る壮大な物語でありながら、クライヴの生き様でもあるから。
ただコレも、2周目以降の、ラストまで見てからの感想なので、一周目だけで終わってしまってるのはやっぱりもったいないなぁって思うので、嫌いじゃなければ2周目やってほしいな。

さて、爽やかな気持ちでの帰り道、突然のイーストプールの惨劇………。
言葉もない。お元気でとハンナと別れ、ベアラーたちのこれからを相談するための村長との約束………何もかもが無惨に葬られた……
ここまで来るとアナベラの偏見も狂気じみてくるな…。
母上、どうして……、とクライヴは思わずつぶやいてるけど、じゃあ例えば平和的にアナベラと対峙した時に、その理由を問い正し、聞いたとしても、たぶんクライヴは納得しないし、許さなかったんじゃないかな……。展開的にあの場でアナベラが自害しなかったら、殺しはしなくとも、立場や権力からは追放するようには仕向けるかも。

言語化するのが難しいのは私も一緒で、なんというか、このFF16というストーリーを紐解くには、色々複雑なんよな。
全編通してクライヴは自分が神ではないと思ってるし、その様に振る舞うこともしない。自分が正しいと正義を振りかざしたりもしない、自分も悪いことをしている自覚があるから。だから悪人を見つけても裁きを下すような意味では戦わない。立場的に戦わざるをえなければ人も殺すし、向かってくる相手や誰かを助ける為なら容赦無いけど、基本的にはこちらから仕掛けるのはフーゴくらいで、コレも正義の裁きというよりは復讐という極めて個人的な理由なんだよね。アルテマもこの世界の理をぶっ壊すって大義の象徴だし。人が人として生きられる世界、という目的は、他者を自分勝手に裁く世界ではない、それだと人がベアラーたちにしている事と同じなので。お前たちのせいだと詰られれば「すまない」と、謝るし、理不尽な振る舞いをするよそのベアラーの主人に何かリアクションするわけでもない。行動が矛盾しているように見えるけど、人間てそんなに一貫した行動しないと思うし、巨大な構造の中で一つ一つをどうにかしても意味がない、と、いうのもわかる。そういう丁寧な描写はしてるのにわかりやすくはないし、大筋の話では一切しないからサブクエしないとか、2周目しないとかの人だと物語としての面白さやクライヴという人物の作り込みに気づかず進んで終わってしまってる人もいそうだなぁと思った。

ジョシュアはここまでベアラーへの思いが無いわけじゃないけど、立ち位置が全然違って「兄さんをアルテマから守る」だから、もしアナベラが兄に危害を加えようとしたら躊躇なく殺せる気がする。ただそうでなければ、結局兄に従うのみで静観してそう。同情も怒りもするだろうけど、肩入れもそんなにしない感じ。薄情なんじゃなく、自分の命の残りとか、目的から、寄り道してる余裕がないのもあるし。
この辺の温度差から、アナベラに対しては一応母親として助けようと駆け寄る素振りを見せている。ジョシュアにとってはもう少し情がありそう。
クライヴにとっては、18年前からすでに「母親」ではない認識だったろう事が推察できる、子供心に「愛してほしかった」と思っていたけれど、フェニゲ事変以降は自分だけでなく父や弟までという気持ちのほうが大きいからだろうな。多分自分に対しての迫害はあまり根に持ってないけど、他者、特に眼の前でフェニックスとして戦ってるジョシュアが見えないのかって言うところは、なんでジョシュアまで殺そうとしたんだってことを問い詰めてるので、そういうことかと。

アナベラ関係は、家族のしがらみがあるので、ややこしいのよ。本当ややこしいのよ。私の語彙力じゃ書ききれないのよ(笑)。
また、バハムート戦のあたりでうだうだ書くかもだけど、今回はここまで。

シドに仲間に入るって言いに来たとき、二人で手を繋いでぎゅって握って「彼女と決めた」って……、えーと、嫁………?嫁やん??え???いつの間にそんな関係に………?いや、最初からか………。なんなら13年前から………??
結婚宣言かな………。それを聞いたシド
シド「腑抜けを養う余裕はないぞ(やっと付き合い始めたのか……やれやれ、意外に奥手なんだな)」

ごめん、シド。

まだ付き合ってない!!!!

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