先日の本部道場での秘伝夜話で、師範が紹介された書籍「弓と禅(オイゲン・ヘリゲル著)」。
本屋さんに探しに行く前にインターネットで調べてみようと検索してみると、出るわ出るわ、わんさか検索に引っかかりました。

師範が紹介されていたエピソードの箇所と思われるところを、書籍原文そのまま掲載されているサイトも。
なんだか、むちゃくちゃ有名な書みたいです。

掲載されている書籍原文は、確かに読みにくい。
いかにもドイツ語を訳しましたぁ~って文章です。

各サイトもそれぞれ注目しているところや感想もいろいろ。
最初に射た弓の矢じりに2本目の矢が刺さっているというところをもって、神秘的な話として紹介されているものが多く、日本の精神文化を伝える書と捉えられているようです。

弓道関係のサイトでは、ちょっと批判的なものもあったり。
中には、ヘリゲルは日本語がほとんどわからなくて、弓の師範の言葉を誤解していたのではないかといったものもありました。

まあ、確かに言葉だけで武術の意味を理解するのは難しい。
できるようになると、なるほどその言葉通りだとわかるけど、できないうちは、まったく理解できないです。確かに最初は精神論的にも聞こえますねぇ。

ドイツ人のヘリゲルがどれだけ理解していたのかはわからないけど、その体験をドイツ語で書いた書籍をさらに日本語に訳したものだから、相当ややこしいことになってそうです。

やはり自分で一度読んでみないとわからないかな。
下調べも終わったし、さっそく本屋に行ってみよっと。