名古屋市内の道路って、ちょっと変わっています。



基本的に片側2車線(写真は片側3車線の例)なのですが、交差点手前で、中央寄りの車線のさらに右側に、突然もう1車線増えます。(写真のバスが走っている肌色の車線)
で、その増えた車線は直進車線で、元の中央寄りの車線は右折専用車線となります。
普通の道路で、交差点前の右折専用車線が直進専用車線になった感じです。

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直進車線  →  →  →  →  →  →  →  →  →
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右折専用車線 →  →  →  ↓      →  →
-----------------バス停-      -----------------
直進専用車線 →  →  →         ← 対向直進専用車線      
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      対向車線               ↑ 対向右折専用車線
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      対向車線               ← 対向直進車線
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増えた車線の左側には、バス停があります。
説明、わかってもらえるかなぁ。

一番左寄りの車線を走っている分には、別に問題ないのですが、右車線を走っていると、そのままでは右折専用車線に入ってしまいます。
で、さらに増えた右車線は直進専用車線なのですが、前にバスが走っていると(写真の状態)必ずバス停で止められることになります。

さらに、真ん中の右車線の右ラインが本来の中央分離線なので、当然、増えた直進専用車線は、交差点を渡りきるまでに元の右車線の位置までS字を画くように左に右にとハンドルを切らねばなりません。
従って、直進専用車線を走っていると、交差点前では真正面に対向車線側の直進専用車線があり、交差点内でお互いにS字を画くようにすれ違っていきます。

また、左寄り車線を走っていると、いきなり2車線離れてた車が横から突っ込んでくるみたいに近づいてくる感じです。逆に、増えた直進車線を走っていると、左車線の車に向かって突っ込んでいくみたいです。

「中央バスレーン方式」って言うらしくて、左折車両の影響でバスが遅延することを防ぐのが目的らしいのですが、どうも...
バス停に行くのも、常に信号を渡る必要があって、高齢者や子どもには危ないし、今回の旅のように雨が降っているときは、バス停の両サイドを車が走っているため、相当飛び跳ねてると思うのですが。

他の街から来たdmap@adminなどにとっては、普段の交通ルールとのあまりの違いにハラハラドキドキでした。
まあ、理論としてはわかるけど、人間の感覚を考えると失敗ではないかと...
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