大和流柔術

今日は道場の日。いつものとおり夕方から大和流柔術弐号道場に行ってきました。
始めてから約２年ほどになりますが、まだ白帯です。
ところで、大和流柔術ってだれも知りませんよね？宝塚に２ヵ所道場があるだけですから。

この柔術ってちょっと変わっています。
基本的には護身術なので合気道の親戚みたいなものなのですが、練習では師匠から「笑ってやれ」って言われます。
空手や柔道と違い、気合も入れません。というか気合を入れちゃだめなんです。
もちろん筋力の鍛錬もなし。おまけに練習は週１回だし。

「なぁ～んだ、弱いんじゃない」って思われるでしょうが、これがそうでもなくて実にすごいんです。
師匠に技を掛けられると、まるで空き缶がトラックに潰されるように「グシャ」って感じで押しつぶされてしまいます。何かものすごい重さで押さえつけられたような感じです。
ところが、技を掛けてる師匠の方は何ごともなかったようにその場で突っ立っているだけ。やられてる私の方だけがバタバタとしているのみです。
セガールみたいな感じですが、あのような派手な動きはありません。
なんとも不思議な流派です。

私はまだまだ技の真髄にはほど遠くうまく表現すらできませんが、技が決まるときは相手の存在を感じなくなるそうです。
よく武術では「相手の力を利用して」って言いますが、師匠は逆に「自己中心的に技を掛けるように」と言われます。
要は相手の存在は無視しろってことのようです。う～ん、わからん。

５月に昇段試験があり、受かれば初段で黒帯です。受かるかなぁ。