ホストちゃん卒論、今更ながらに書いてみようかな。卒論と言っても去年からの参加なのでホストちゃんを語るにはおこがましいので、ツラツラと推し語りになると思う。
コロナで寿大君に会えない時間が長いので、ゆっくり思い出して行こう。
ホストちゃん、観劇を趣味にしている者なら一度はその名を聞いたことのある演目。
だけど正直、推し君ががそれに出るなんて思いもしなかった。
いや、実をいえば私にもとてもトラウマな作品として記憶の底に沈めていたのだと思う。
少しだけ自分語り。
長い間推していた別の推し君が私にはいた。
それだけ推していれば流石に認知はされていたし、毎回出席確認はしてくれていたレベルだったと思う。
だけど、その推し君が以前この作品に出演した時、一度として観に行かなかった。
リアル課金というあのシステムがどうしても受け入れられなかったのだ。
私の中で彼のホストちゃん出演はなかった事にしていた。
結果彼は企画日にもNo.1を取れなかった。
あれだけ頑張り屋で本音をなかなか口に出すことのない彼が、漏らした本音を後から聞いて号泣した。
それからしばらく罪悪感と後悔で彼の芝居から足が遠のいてしまっていた。
だからなのか、その後はもう1人だけを推すことはしない。認知なんてされたくないと言い続けて来ていた。そう言いながらも観劇生活を送って、ハイステ再演初日に寿大君を初めて観てから2年目のある日、ストーンと、あ、私この子の事好きなんだ、これは推しってやつでは無いのかしら?と友人に言ったら何を今更言ってるの?
ずっと彼の話ばかりだったよと言われて自覚した。
そんな感じで推し始めて更に1年後、丁度ハイステ最強の場所公演初日の前日の出演発表だったと思う。
確かにホストちゃん出演の報はショックだった。
まさかって思った。
観劇友からLINEやDM、Twitter、行脚中の各会場でめちゃくちゃ心配されたのは良い思い出。
だけど今思うと、彼の芝居を観ないという選択肢は始めから無かったと思う。
あんなに嫌がっていた演目なのに、彼の新しく作るキャラクターはどんなのだろうってワクワクした自分にびっくりしたのを覚えている。
そして、優しい彼のメンタルを心配した。
勿論私もこの曰く付きの演目に推しが出てどういう気持ちになるのかは未知数だった。
ただ、どう転んでも私は彼を最後まで見届けよう、そう思った。
前の後悔を繰り返したくはない、その気持ちも強かったと思う。
始めに買った先行チケットは多分5.6枚だと思う。
その後少しずつ買い足してはいたけれど、十分だと思って行った初日、あまりの楽しさにリピチケをカード限度額まで買い足した。
更に次の日には別のカードを持ってまた列に並んでいたからかなりネジが飛んでたと思う。そのくらい舞台の上の推し君はキラキラで楽しそうで、そして私も楽しかった。
正直、演目は楽しかったが思いがけないキャットファイトに巻き込まれたりもした。
駆け引きが出来ないので矢面に立ってしまったからだなとは思う。
来ないと言っていた人からの心ない言葉に凹んだ事も何度もあった。
でも正直、こんな演目推しの為には何にもならないと批判して来ない人の気持ちも分かった。以前の私がそうだったから。
ただ多分来ないと後悔するだろうな、と思って何を言われても静観していた。
結果そう言っていた人も途中から参加していたし、やっぱりホストちゃんの楽しさは参加してみないとわからないんだな、と改めて実感した。
会場で見つけてくれる度、見つけた!って顔をしてくれたのが何より嬉しかった。
猟平というキャラを目一杯全力で楽しんでいる推しくんを観るのは本当に楽しくて幸せだった。
けれど口説いてくれなくても良いんだ、なんて余裕ぶっていたのも途中ぐらいまでだったと思う。
通っていれば、推しが他の姫を口説いているのを毎日見るわけで、頭では分かっていたけどこんなに厳しいものかと思った。
口説かれても恥ずかしいだけだと思っていたけれど、お友達から幸せな話を聞くたびに、いいな、羨ましいな。なんて気持ちが大きくなって行った。
何より自分にこんな感情があるのかとその事にびっくりしたりした。
ホストちゃんの正しい楽しみ方とは、もしかしたら姫としても貪欲にNo.1を目指す事なのかな!?なんて途中で気が付いた辺りからとても楽しく参加できたと思う。
毎日お隣の姫とお話して、お友達も沢山出来て、同じ気持ちを分かち合ったり励ましたり、一緒に喜んだり。
まあ今思えばそんな気持ちを体験させてくれるこの演目がとにかく楽しくて大好きだった。
何より推しのNO.1が観たい!って一心でラブを注ぎ込んだ日々は本当に幸せだった。
その気持ちを推し君は目一杯受け取ってくれたのは感じたし、2年目の今年のホストちゃんで多分沢山お返しを貰ったと思う。
捧げたラブの何百倍にもして返してくれた。
推し君の性格からしたら、本当に本当に大変な演目だったと思う。
正直、去年ホストちゃんが終わってから今年のホストちゃんまでの間に推し君がとても悩んでいるのが分かっていたし、どうにも出来ない自分にも、何度も落ち込んだりもしたけれど。
去年も今年も周りの姫様達に、猟平くん、優しいですね!!猟平の姫は幸せですね!って褒められまくりで私は勝手に喜んだりしてて。
ただただ、推し君が猟平として最後まで頑張ってくれたから、私も姫として最後までわがまま言えました。
本当にありがとう。
猟平の姫として過ごせて幸せでした。
沢山の人に支えられてお芝居ができていることに気がついて、ご飯もいっぱい食べて、推し君は本当に頑張ったね!偉いね!
いっぱい褒めてあげたいし、よしよしも、またたくさんしてあげたい。
背が高いので手が届かないのが難点かな!?
ホストちゃんで一緒に泣き笑いしてくれた友人達、ホストちゃんを作ってくれた制作の方々、出演してくれた俳優の方々、
そして寿大くん。
本当に素敵な作品、素敵な時間をありがとうございました。
推しとファンって、不思議な関係だなと思う。
そこにある感情は純粋で、とても素敵で、日々の活力を与えてもらえる。
沢山のエンタメが自粛していく中で、不安がたくさん生まれるけど、どんな推し君も応援してあげたい気持ちは変わらない。
ただ信じてくれたら嬉しいな、と思う。
ホストちゃんと言うより、
推し君に対する思い出になってしまったかな。
それでもホストちゃんに出てくれて、よかったなって思ってます。本当ありがとう。
怖いなら一緒にって言ってくれたのがとても嬉しかった。
色々つらい事もあるけれど推し君を信じてついていくのでこれからもどうぞよろしくね。
それでは、いつもの締めで!
いっぱい食べて、いっぱい寝て、明日も笑顔で行きまっしょ(^^)b
それではこれにて〜!
ホストちゃん卒論、
おわり〜!