モラ男の実家が超近い。

私の実家もソコソコ近い。

保育園が休みの日の子守りはお互いの実家に交代でお願いしてた。

今思えば、これがモラ男ダメ男を成長させる元だった。

仕事

といえば聞こえがいいが、生活費も出せない稼ぎで何が仕事だ。

週末まで預けられてる子らは、グズグズと文句を言う。

月曜日が大嫌い。

保育園や学校で、週末に家族で過ごした会話ができないからだ。

義理親だって私の親だって可愛がってくれた。

でもそれは世代が違うから、ジェネレーションギャップが生じる。

子守りがてら出かける先は、やはりお年寄り好み。

自宅からちょっと離れた道の駅だったり、緑豊かな公園だったり。

ゲーセンやガチャやファンシーショップではない。

それを私に訴える。

たまには私が休日を子らと過ごしたいと、

モラ男に言っても即却下。

「親が子守りを楽しんでいるんだから、それでいい。」

そうじゃないんだよ。

義理親に、

「子守りをいつもありがとう。」

と頭を下げる。


「仕事が大切だから気にしないで。」


姑が笑顔で言う。

そして夕飯をご馳走になって帰る。

モラ男の分を持たせてくれる。

食費が浮く。

助かる。

本当に助けていただいた。

子守りも。

そして金銭的な援助も、互いの両親にお願いしてきた。

かなりまとまった額を、である。

両親が健在で経済的にもゆとりがあって、

モラ男をダメ男に成長させていく構図が、出来上がるのだ。

そうは言っても、私の両親はそろそろ限界に来て、

私に、

「戻ってこい」

と言うようになった。

この時は私に踏ん切りがつかず、現状維持になったのだが。。。