モラ男の自営に入る前、私は女性ばかりの職場で働いていた。

世間話に苦労しない職場だった。


モラ男の自営に入って辛かったのは、

誰とも会話できない

ってことだ。

モラ男と話しても楽しくない。

息が詰まってネットに逃げ込んだ。

スマホもない時代。

SNSなんてない時代。

時代は2ちゃんねる全盛期。

2ちゃんねるは怖い。

だけど誰かと話したい。

見よう見まねで作った家業のホームページに掲示板を設置した。

そこから世界を広げた。

パソコンが1台だったのもあり、

検索履歴、閲覧履歴で私が渡り歩いた場所はモラ男も見る。

私が打ち込んだ投稿もモラ男が読む。


「あんなこと書くな!

夫婦仲がいい店ってイメージが壊れる!」


言うほどひどい内容じゃないつもり。

なのに…

ガラケーからモラ男の入れない世界を知った。

SNSの元祖、mixi

ご存の方も多いはず。

会員に招待されなきゃ入れない。

アカウントとパスワードで守られた世界。

会員になって自分自身の日記を、

自分が選んだカテゴリに公開して投稿して、

自分の好きなコミュニティに入る。

コミュニティでの会話は、非公開ならそのコミュニティ以外の人間の目には触れない。

モラ男の目に触れる事なく愚痴を打ち込み、

同じ考えの人々とコミュニケーションをとれた。

気晴らし憂さ晴らしに最高の場所だった。

でも、虚しかった。

「悩んでいる。」

ってDMの中に打ち込まれた文字に、

「こうしたら?」

と打ち込んで返信したら、

「私はアドバイスを求めていない。同調してくれればいい。」

と返事が来た。

いやいや、悩んでるんでしょ?

解決策を考えてあげたんじゃん。

なにが不服?


リアルな会話がしたい。

ただ、日常の世間話がしたい!

自分が困ったり悩んだ時、

ズバリと言ってくれる人が欲しい!

時間帯を気にせずモラ男の機嫌を気にせず、

ただ、誰かと会話がしたい!

子は小さく自分の時間は持てない。

誰かと会話をしたい!

でも諦めた。

モラ男に縛られてる限り、不可能だから。


これはコンビニで働く前、

鬱屈とした毎日を過ごしていた時代の話。