昨夜、何気なく観たNetflixのドキュメンタリー

一人の夫と三人の妻

何とも衝撃的な題名ですが、舞台はアメリカユタ州ロックランドランチの共同体で暮らす、原理主義モルモン教徒たちの話。

詳細は割愛しますが、なんせ景色が素晴らしい

これぞアメリカ大自然ってやつ。

で、この美しい大自然を舞台に繰り広げられる彼ら彼女らの暮らしを追うわけですが、なんと彼らの半数が宗教的な理由から複婚を選択しているのです。

つまり、一人の夫に複数の妻

複婚?重婚?

中東のあたりのそれとは恐らく大きく異なり、そこに男尊女卑のようなものは見当たらず、あくまでもそれらの決定権は彼ら彼女らにあるのです。

ファッションやインテリアも現代風

子供達も可愛くて、観てて違和感はない

とはいえ、ありえないほどの子沢山だけど。

と、まあ、そんな事はおいておいて

この複婚。

宗教的理由からくるもので、夫は複数の妻と多くの子供をもうけ、家族を拡大していくことこそが幸せに繋がると考えている訳ですが、

既に妻となっている女性達にとっては苦難の連続。


だって、結婚して数年後、夫から新しい妻を迎えたいって相談されるのですからショボーン


基本的に新しい妻になればなるほど若くなる。


そして、夫はその新しい妻候補の女性に熱を上げ、恋愛関係に発展していく様を古妻達は生暖かく見守るのです。



三人の妻を迎えた男性は、結婚式を三回行い、新婚旅行にも三回出かけていく。

夜は妻一号から三号までを日替わりで過ごす。

妻達は交互に出産を繰り返す。

建前上それは宗教的理念に基づくものだから妻達も頭ごなしに否定はできない。

なんとか新しい妻と共存する道を模索するわけですが、そこは人間。そう簡単には割り切れません。

ドキュメンタリーはそんな妻達の苦悩をリアルに映し出します。


夫から若くて美人な女性を妻に迎えたいと持ち出され苦しむ美人古妻。



夫が他の誰かと親密になるのよ
簡単には割り切れない
彼が別の人を好きになって、二人が本気で愛し合ったら私のことを忘れるかもしれない。

捨てられる恐怖ね


そして、ベテランの妻一号が口を開く

(他の妻との)比較は複婚では最悪のことよ

私だって、新しい妻と結婚しても、
変わらず私を愛してくれるのかと悩んだわ

人間は競争が好きな生き物よ

でも、私は競争することをやめたの。競争してもダメージを与えるだけ。

何よりも重要なことは
同じだけの幸福を他の妻にも願うの



妻が二人となると、その夫は夜を妻一号と二号と交互に過ごすわけです。

その間、残された妻は嫉妬に苦しむ。

妻一号の家には一号とその夫との結婚写真が飾られ、二号の家には二号とその同じ夫との結婚写真が飾られる。

異様な光景

そして複数の妻達に共有される夫達はどこか頼りなく、お世辞にもハンサムとは言い難いものの

登場する妻達はなぜか美女揃い。

その美女が次々と出産を繰り返す。


ドキュメンタリーの本質はそんなものではないのだけれど、不倫を合法化(彼らの複婚は法で認められている訳ではない)したら、こんな感じになるのかなぁと、興味本位から一気に最後まで観てしまいました。


複数の妻をもつ男性も本当に大変そう、笑

全ての妻達を平等に愛する、なんて至難の業。


妻三人が、一人の夫に対し、あなただけ三回も新婚旅行に行ってずるい!と妻三人が子供20人近く?を夫に預け、ビーチにバカンスに出かけるシーンなんて笑ってしまう。

うまく説明できないけれど、すごい世界。

一夫多妻制なんて、男だけおいしい思いをしているかと思いきや、夫もとにかく大変そう。

そして、甲斐性もあまりないのか妻達と共働きというところも興味深い。

突っ込みどころ満載ですが、一見の価値ありですよ。

これ観たら、夫の不倫についての見方も少し変わるかも