夫の不倫が発覚した直後からの一カ月間は、寸暇を惜しんでネット検索を繰り返していた。

そんな時に見つけたサイトに書いてあったもの、

正しい単身赴任中の不倫ルール

なんでもこれらのルールさえ守れば、絶対に妻に不倫がバレないんだとか。

単身赴任は不倫がバレにくい最高の環境なので、ルールを守って思い切り不倫を楽しみましょう!?

つまり不倫をシテいる側を擁護する内容だが、なかなか興味深い。

①単身赴任の部屋に不倫相手を泊まらせない

単身赴任中、家の中の事を不倫相手に任せない

③自宅には積極的に帰る

④不倫の証拠は徹底的に削除し、帰省した時にはとことん妻に尽くす

なるほど。夫は泊まらせないどころか、不倫開始二カ月後には同棲をスタートさせ、夫マンションの洗濯機を使い、女は夫のパンツと自分のパンツを洗っていた訳だ。

二人のLINE履歴からも「洗剤なくなりそうだから買っといて」とか、「パジャマ洗っといたよ〜」とか、女が色々と夫の世話を焼いていた様子が伺える。

また、どうやら女は料理ができないタイプなのか「コンビニでサラダ買っといたよ」とか「ファミマの豚汁買っといたよ」とか、夫からの「朝のフルーツとパンお願い」なんてやり取りも頻繁に残されており、夫は家の中の事の多くを女に任せていたようだ。

自宅へはほぼ毎週帰省しており、当初金曜日の夜に帰省し、月曜日の早朝赴任先へ戻っていた夫だが、帰省が土曜の朝となり、昼となり、また赴任先への帰宅も日曜日の夜となり、夕方となり、不倫開始後少しずつ自宅の滞在時間が減っていく。

また、このサイトには、連休には不倫相手をどこかに連れて行きたい衝動に駆られるかもしれないが、不倫を長続きさせたければ、連休は自宅に帰らないといけない、と書かれている。

不倫相手とはその気になればいつでも旅行に行けるんだから、とも。

そういえば、夫も、よりによって連休に不倫相手と海外に行って警察沙汰になったなぁ

そして、脇の甘い夫はスマホの履歴を削除する事はせず、トークを非表示にしていただけだった。

ちなみに不倫発覚から三カ月少し経った今も夫のスマホには不倫相手との履歴が全て残されている。

もう全てバレてるのだから、今更削除しても意味がないのと、裁判となった時の証拠としても残しておきたいので、絶対削除しないよう言ってある。

そして、帰省時の夫の態度は、妻に尽くすなんてものからは程遠く、本当に酷いものであった。

話しかけても無視されたり、聞こえないフリをされたり、何か頼みごとをすると、舌打ちされたり物凄く面倒くさそうにされたり、突然怒り出したり、いつもいつもではないが、不倫絶好調時の夫の態度はとにかく酷かった。

かと思えば突然、仏頂面のまま

「ドルチェ(私)の顔を見たら安心する」とか

「家族の顔を見て、ドルチェの手料理を食べるのが一番の楽しみ」

なんて、歯の浮くようなセリフも度々口にしてたっけ。


不倫発覚後、夫のLINEにこの記事を送りつけ

何一つ守れてないねっ
これ守ってたらもっと長続きできたかもね!!残念!

と、書いてやった。

夫が20歳以上若い、ついでに言うと私より一回り若い女と不倫同棲していた事実は変わらない。

不倫がバレた事で、私は打ちのめされ、苦しんで迷走する一方、夫と向きあい、7年越しのレスも解消し、共に過ごす時間が増えたのも事実。

波はあるものの、いわゆるサレラリ効果も手伝って、まるで仲睦まじい夫婦のようになっている。

不倫がバレてなければ、今でも私達夫婦はレスのまま、お互いを干渉することもなく、でも胸の内は不満だらけのクールな関係を続けていただろう。

だからといって、夫の不倫を正当化するつもりは毛頭ないのだが、これを踏み台にして、どうにかして乗り越えたいと願うのが現在の私である。

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