エンコードテストにosu!の動画とか | dmkm: FPS Syndrome

エンコードテストにosu!の動画とか

この前久しぶりに動画をエンコードしようとしたらエラーを吐いて出来なかったので、今日暇だったのでPeerCastでTF2の大会実況配信を見ながら、エンコーダの再インストールをしたりして解決させた。そのついでに色々寄り道してみた。

私がニコニコ動画時代からエンコードに使用しているのはMediaCoderである。0.6.1時代からアップデートをしていなかったのだが、どうやら最近は最新版でも比較的安定しているらしいので最新版を入れてみた。今は0.7.3番台になっているようだが、特に使用感は変わらず。NVIDIAのCUDAを使った高速エンコードに対応しているが、現時点では不安定なようなので使わず。

その他に、エンコーダとして有名なSUPER CGOM ENCODERをインストールして使ってみた。

使用感比較
・MediaCoder
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日本語に公式で対応。エンコードに必要なコーデックは最初から導入されている。対応しているコーデック、エンコーダの数が一番多い。非常に細かい設定が可能。何も設定しなくてもエンコードは成功するとは思うが、ちゃんと使うには少し知識が必要。といっても日本語だし敷居は低い方。多くのコーデックに最初から対応しており簡単にエンコード出来ることから、入門用として奨められることも多い使い易く優秀なエンコーダだと思う。

何時の間にかFirefoxが無くても詳細設定が開けるようになっていた。クリッピングや字幕が使えるようだが字幕に関しては使ったことが無いので解らない。クリップは細かい時間移動が出来ないので使い辛い。

・SUPER ゥ
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MediaCoderと違って一つの画面でコーデックの指定からビデオ、オーディオの設定、エンコードまで行えるので非常にシンプルである。ただし日本語化は不可。基本的なコーデックは全て揃えている。Hi Quality、Top Qualityといった設定が有るが良く解らない。ビデオビットレートは大体設定した値より大きくなる。エンコードが終わると大きな音がする。色々と使い辛い。これを使うならMediaCoderを使った方が無難だと思う。

・GOM ENCODER
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非常にシンプル。基本的なコーデックは全て揃えている。エンコーダは指定出来ない。設定が解らない人向けにに大量のプリセットが用意されており、一切設定しなくてもそれなりの動画をエンコードすることが出来るようになっている。自分で設定することも出来るがMediaCoder程自由な設定は出来ない。

とにかく解りやすく、誰でもインストールから3分程でエンコードを開始することが出来るくらい簡単。クリップは0.1秒単位の細かい時間移動が出来るので非常に便利。


動画
・SUPER ゥ
めんどくさかったので途中でやめてしまった。

・MediaCoder


・GOM ENCODER



どちらもエンコードには3分程かかった。MediaCoderと比べてGOM ENCODERでエンコードした動画はブロックノイズが多いし色もあまり綺麗じゃない。一応ブロック除去というオプションも有るのだが、それを有効にすると文字が潰れてしまってどうも駄目だった。更になんといっても無料版のGOM ENCODERは右上にロゴが載っかるのだ。これが嫌いな人は多いだろう。

といってもここまで簡単にエンコードが出来てこの画質なら十分という気がする。実際もっと汚いと思っていた。クロップや結合も簡単に出来るし、入門用としてはこれが一番お奨めだと思う。正直ニコニコ動画やYoutubeの小さい画面ではちょっとした画質の違いなんてあまり気にならない人が多いだろう。これ以上の画質を望み、さらに右上のロゴを外したいという人はMediaCoderとかを使うと良いと思う。