〇〇県についた日僕は気分が高揚していた。僕の出身県に比べれば遥かに都会であり、また自分が下宿するすぐ近くには繁華街があり、遊ぶことで頭が一杯になっていた。次の日に同じ勤労男子学生の顔合わせがあった。僕を含めて人数は5人。僕以外をA,K,T,Fとする。Fは入試の時に一緒で、年齢も僕より年上であった為にFさんとする。僕とFさん以外は皆20代前半。若いな〜と思いつつ挨拶する。このメンバーが3年間一緒の仲間なのか〜と思いつつこの日は軽いし挨拶だけで別れることとなった。何かとっつきにくい感じだな~と思ったが何とかなるだろうと、思い入職までの数日間は遊びに遊んだ。そして入職初日の研修の時先日感じていた違和感が実感へと変わる。陰部洗浄を男子チームで行っており、僕の番がやってきた。今迄きちんとした陰部洗浄などしたことなかった僕は終始手元が全くおぼつかない状態であった。その時Fさん以外の彼らの僕を見る目が恐ろしく冷たかったのだ。あっ俺嫌われてるんだな。この後僕は人間関係と、陰部洗浄に死ぬほど苦しめられるのであった