お店のメンバーに挨拶を終えるとそこそこに戦闘竜さんから声がかかる

戦闘「おい龍。そこのクリボーと仕込みの品買ってこい。買い物教えてやれ」

龍「わかりました。クリボー行くよ」

僕「はいよろしくお願いします!」

僕は龍さん二人で店を出る。コミュ症の上に緊張している僕は声がなかなか出ない。何を話せばいいんだ??全力で頭を回転させている僕に龍さんが優しく声をかけてくれる。

龍「クリボーさぁなんでホストやろうって思ったの?どう見てもそっち系じゃないじゃん。挨拶したとき俺普通にカラオケの業者の人かと思ったよ」

僕「えっ本当ですか?これでも最高におしゃれ決め込んできたんですけどねー業者って(涙)いやぁね自分を変えたいんですよ。俺女の人と今まで全く関わる機会がなく生きて来てしまって、このままだとまじで終わるんじゃないかってまじで怖くなっちゃって。」

龍「なんだよそれ?真面目か!ってことはクリボー童貞なの??」

僕「はい。そりゃあ童貞ですよ」

龍「ヤバぁクリボー今までにいないタイプだわ。いきなりホストやろうって考えぶっ飛んでてイイね!仲良くしようよ」

龍さんの気遣いもあり、無事に楽しく買い物を終えることができ店に戻った。僕の中でホストの人はもっとオラオラしてて怖い人間の集まりなのかと思っていたが、少し印象が変わった。

店に戻り今度は掃除をするように智さんに言われた。マサキさんはソファーで爆睡していたが、僕が黙々と掃除をしているとレオさんがニヤつきながら僕にが話しかけて来てくれた。

レオ「おいクリボウあそこのフロアに向かって思いっきりいらつましゃいませ!って大声で叫べ!」

僕「いや、でもお客様いないですし寝ていらっしゃる方も居ますし」

レオ「いいからやれ!声出しの練習なんだよ。さあ早く」

僕「わかりました。いらっしゃいませ!」

僕は腹から声を出して叫んだ。すると爆睡していたマサキさんがブチギレ叫んだ「誰だコラ!」するとレオさんが「クリボーです!」と僕に責任をなすりつける。僕が必死にレオさんに声を出せと弁解しようとする間も無く僕はマサキさんに頭を叩かれヘッドロックを喰らった。ヘッドロックをされながら次やったら◯すと言われているのを周りは爆笑しながら見ていた。なんだか懐かしい気持ちになった。ラーメン屋で働いていた時とノリが似てるなと思った。なんだかんだ仕事や立場が変われど同世代同士の人間なんだなと。そんなこんなで準備が終わると早速一人目のお客様が来店してきた。