動物ではある程度限られた期間でしかない盛りという子孫を増やすための大切な精神構造は異、人間では一年中、ひどい人にいたっては四六時中なわけです。
セックスと英語では名のつく行為は思春期の少年たちにとっては何ににも変えることのできない最大、最強の欲求です。自分の好きな子と付き合いそんな素振りもだせずジリジリと時間ばかりが過ぎ、ノドがからからになったところで気持ちをぶつけ、許可をもらう。これが健全な初体験というものです。
しかし思春期と言うもっとも男女が寄り添う確率の高い時期にそれを逃したものは悲劇的なものです。ひどい言葉では やらはた と言う、つまりやらないで二十歳を迎えると言う裏を返せばセックス一つしないで二十歳まで生きてるんじゃねぇよって言う言葉があるわけです。そしてそんな悲しい運命を背負った一人の男の子がいました。
かれの名はチェリー。彼女という名の女性は過去にいたことはあるがキスだけというプラトニックな関係しか結べず終わりを迎えてしまう典型的なチェリーボーイだった。そして大学に入学後も告白するもその願いを実らず時間ばかりが過ぎ、今や二十歳もとうに過ぎてしまった。
仲間達はそんな彼がかわいそうで合コンをセッティングし、誕生日にはデリヘルを呼び、数々の女性との出会いを提供してあげたのであった。しかし昨年、友人たちの多数は留学へと旅立ち、気の弱い彼はヘルプのない生活ではあと一年はチェリーのままであると誰もが思っていた。事実、僕も。しかし先日、あまりにも衝撃的な出来事が僕の耳に飛び込んできたのだった。
彼はすでに童貞ではない
という怪情報が。僕は彼に親しい友人にすぐに連絡を取った。あいさつもほどほどにおもむろに質問を投げかけた。
。。。そして情報は本当だった。
彼のチェリーは年上の女性によって摘まれてしまっていた。年上。。。なんて甘美な響きだ。いや、これは違う。
仕事先の年上の女性に見事に食べられてしまった。それを聞いた僕は軽い憤りも感じた。
なぜ。なぜそんな簡単に童貞を捨ててしまったのだ
と。しかし事実はそこで終わらなかった。彼は、、、
すでにもう一人を自ら食べてしまっていたのだった。
なんと言うことだ。僕らのしる彼はそんな彼女でもない女の子をつまみ食いするような落ちた人間ではなかったはずだ。きっとそういうことをしてしまう彼は今や女をものにしたという自信に満ち溢れていることだろう。彼をしり、今まで応援してきた僕ら友人たちは怒り狂うことは必至だ。これをいますぐ伝えることはできない。彼をなぶりころしてしまうだろうから。
一人事実を知った僕は悩んだ。伝えるべきか、伝えないべきか。彼とのこれからの友人関係は僕の手にかかっていると感じていた。何故なら彼は僕ら友達にその事実を伝えていなかったから。その時重大な事実をゲットしたのだ。
彼はセックスで一度もイッてない
と言うのだ。これだ。これを伝えれば友人たちは全員笑って許してくれるはずだ。そして僕は一人の友人にこの事実を伝えた。そして一度もイッてない事を笑ってすませられるように笑って伝えた。これで大丈夫なはずだ。しかし彼は何も言ってくれない。なぜだ。怒っているのだ。失敗してしまった。そう思ったその時彼は重い口を開いた。
おれもイッたことないからバカにできねぇや。
チェリーとの関係よりその友達との関係が危なくなってしまった。