・コロナワクチンへのDNA汚染についてのBuckhaults博士の証言 (米国) そしてJürgen O. Kirchner博士の追試報告 (ドイツ)
荒川央 (あらかわ ひろし)
2023年9月23日
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/na5939ef42c8a?sub_rt=share_b
※サウスカロライナ大学のPhillip Buckhaults教授はコロナワクチンの汚染DNA検出の追試をされました。
また先日、Buckhaults教授はサウスカロライナ州上院医療問題特別委員会でコロナワクチンにおけるDNA汚染についての証言をされました。
ここではYouさんの素晴らしい翻訳をそのまま使わせていただきます。日本においては、DNA汚染問題に関してコロナワクチン反対運動の関係者の多くが見て見ぬ振りを続けています。そんな状況の中、Youさんはこの問題を積極的に取り上げ、Buckhaults博士の証言についてもタイムリーに翻訳され、発信されています。
字幕と説明を少し修正しましたので再度回覧しておきます🙇♂️… https://t.co/LM1HlPEf6w pic.twitter.com/aUw8APnrIn
— You (@You3_JP) September 19, 2023
がん遺伝子の専門家であるフィリップ博士によれば、ワクチン製造の過程で、製薬会社は、DNAを取り除こうとして細かく切り刻んだが、結果として、非常に沢山の細かいDNAの断片がワクチンに混入することとなり、遺伝子改変のリスクが高まってしまった。
フィリップ博士の話:
私の名前はPhillip Buckhaultsである。 私は、生化学と分子生物学の博士号を持ち、サウスカロライナ大学で主にがん遺伝子学を研究しているがん遺伝子専門家である。
私と、私の研究室の仲間は、DNAの塩基配列の解析に非常に精通している。我々は、外来のDNAを検出する能力に長けており、パンデミックの際にもその能力を発揮している。コロナ検査 (唾液検査) を考案したのも我々だし、私は、かなりの尊敬を集めている。
私は、ワクチンが概ね誠実に投入されたと信じているが、火事場のような状況であったため、多くの手抜きがあった。
ファイザー社のワクチンにはプラスミドDNAの断片が混入している。このDNAは、mRNAを作る際に試験管内転写反応の鋳型として使われたDNAベクターである。
私がこの事実を知ったのは、コロンビア市で提供されたファイザー社のワクチンのバイアルの塩基配列を自分の研究室で解析したからである。
薬科大学でワクチン接種プログラムを担当していた私の同僚は、ワクチンの全てのバイアルを冷凍庫に保管していた。使用済の空のバイアルには、ワクチンのわずかの残りがある。コロンビア市の2つのバッチのバイアルのワクチンの塩基配列を解析したところ、驚きのことに、ワクチンにDNAが混入していたことが判明した。
私は、人間の健康と生物学の両方の観点から、ワクチンに混入していたDNAがもたらすであろう影響について、ある種の懸念を抱いている。皆さんは、このような事態を招いた規制当局のやり方に懸念を抱くべきだ。
私の見解では、このDNAは、心臓突然死など、ワクチン接種後に多発している不審死の原因を説明するのに信憑性のあるものだ。
ワクチンによってトランスフェクションが引き起こされた細胞の遺伝子DNAに、ワクチンに混入したDNAが組み込まれるおそれがある。
我々は、いつもそのような研究を行っているのだ。 「DNAをファイザー社のワクチンのような脂質複合体と混ぜ合わせ、それを細胞に垂らすと、その多くが細胞のDNAの中に入り込み、細胞に永久的に定着する。」
DNAの定着は、一時的なものではない。DNAは、その細胞とその子孫の全てに、未来永劫存在することになるのだ。 アーメン。 だからこそ、私はこのDNAがワクチンに混入していることを懸念しているのである。
幹細胞のような長寿命の体細胞の遺伝子を永久的に改変させる現実的なリスクがある。理論的な懸念であるものの、分子生物学的な根拠に基づけば、「改変された組織に対する持続的な自己免疫反応を引き起こす可能性がある」、と考えるのが自然である。
この外来DNAが留まる遺伝子の部位によっては、腫瘍抑制因子を阻害したり、がん遺伝子を活性化したりする可能性がある。そのリスクは、このようなことが起こっているかどうかを解明する必要があると言える程度には十分な大きさである。
私は免疫学者ではないが、がんのリスクは私の専門分野だ。私は、問題を知ったし、これは、可能性としての懸念だ。
細胞の増殖は厳密に制御されています。細胞増殖の活性化、増殖のストップ、染色体数の安定維持などです。癌遺伝子、癌抑制遺伝子は細胞増殖の制御に関わる遺伝子群です。癌の原因はこのような遺伝子群の変異によるものであり、制御系の破綻と増殖機構の暴走が癌を引き起こします。
DNAは、長寿命の情報記憶装置である。
皆さんが生まれながらにして持っているものは、皆さんが死んでからも子供たちに受け継がれることになる。DNAは何十万年も生き続け、皆さんがそのDNAを子供たちに引き継げば、その情報は世代を超えて引き継がれることになる。だから、DNAが改変されると、改変されたDNAはいつまでも残ってしまう。DNAに組み込まれたものは、非常に長い間、おそらく生涯にわたって残存する可能性がある。
「DNAは、長寿命の情報記憶装置である。」まさにその通りです。ホモ・サピエンスが約30万年前にアフリカで誕生し、それ以来、ヒトの遺伝子は親から子、そして孫、子孫へと受け継がれてきました。そしてこの営みははるか未来へと続いて行くものです。生物としてのヒトがヒトである事の記憶媒体がすなわちDNAなのです。
DNAの細かい断片は、本来、ワクチンには存在してはいけないものだ。ワクチンがDNAの断片を含むということは、ワクチンの推進キャンペーンの説明の中には存在しない。ところが、実際には、DNAの断片がワクチンの中に大量に存在する。
DNA断片が人間の遺伝子に組み込まれる確率は、DNAの大きさとは無関係である。皆さんの遺伝子のリスクは、断片の数の関数である。
「(DNAの断片が大量に混入したワクチンを接種するということは)洗濯板に向かって散弾銃を撃つようなものである。単一の弾丸を使って撃っても、ある程度の確率で命中するのだが、バラバラな複数の細かい粒弾を使って散弾を撃てば、命中する確率は大きくなる。ワクチンに含まれるDNAの小さな断片は、まさに散弾銃の弾丸のようなものだ。」 ワクチンを接種した人の細胞を改変する機会は無数にある。
ワクチン製造の過程で、製薬会社は、DNAを取り除こうとして細かく切り刻んだが、結果として、非常に沢山の細かいDNAの断片がワクチンに混入することとなった。製薬会社は、遺伝子改変のリスクを高めてしまったのだ。
私が推定したところでは、今回我々が調べた使用済のワクチンの1回分で(ワクチンを使用後にバイアルに残った僅かな分量だけで)約20億個の断片が存在する。つまり、バイアル全体では、約2000億個あるということだ。このプラスミドDNAは、1回分のワクチンに約2000億個含まれていて、脂質ナノ粒子にしっかりと包まれているため、細胞内に送り届けられる仕組みになっている。
私の結論は、ワクチンを接種した人の組織サンプルをたくさん調べるべきだということだ。特に障害を負った人々を中心に調べればよいが、必ずしも、その必要はない。健常な人々に対象を絞って、このプラスミドDNAが健常な人々の幹細胞の遺伝子に組み込まれているかどうかを調べることもできる。
https://twitter.com/You3_JP/status/1703942576792101004?s=20
Youさんによる翻訳
Buckhaults教授による「散弾銃」の例えは大変分かりやすいです。外来DNAがゲノムに統合されるイベントはランダムに起こりますので、言わば「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」という訳です。外来DNAが遺伝子に挿入されると、多くの場合は遺伝子の機能が失われますが、その場合の遺伝子機能の喪失はDNA断片の大きさに依存しません。つまり、たとえDNAのサイズが小さくなったとしても、遺伝子を破壊するという意味では「一発の銃弾の威力」は変わらないのです。散弾銃の例えに付け加えるとするならば、「DNAはたくさんの細かな断片に分かれても、散弾銃の散弾のようにそれぞれの破壊力が弱まる訳ではない」という事です。実際にはむしろ破壊する威力の変わらぬ無数のDNA断片の爆弾がランダムにゲノムに降り注ぐ、より悪い事態となります。
こういった事を考えると、EMAの基準値自体に対して更なる疑問が浮かびます。RNAとDNAを単純に「質量」で比べて良いのか?という疑問です。EMAは、1 mg RNA当たりの二重鎖DNA汚染の限界を330 ng未満に設定しています。しかし、ワクチン内の汚染DNAは小さい細かな断片になっていますので、DNAの分子数は増えている訳です。質量が同じでも、例えば1つの長鎖のDNAが100の断片に分かれている場合、ゲノムにヒットする確率は100倍に増えると考えるべきでしょう。
コロナワクチン中のDNA断片はLNPに包まれているため、そのまま細胞内に取り込まれます。そして、SV40エンハンサーを含むDNA断片は核に輸送されやすくなります。また、細胞周期のM期には核膜が消失しますので、SV40エンハンサーを含まないDNA断片も核にアクセスするタイミングが発生します。CRISPRを用いたゲノム編集はヌクレアーゼによるゲノムへのDNA二重鎖切断を応用したものです。実際、ゲノムにDNA二重鎖切断が入ると、外来DNAはその部位に挿入されやすくなります。DNA複製のエラーや化学物質への暴露、活性酸素による障害などによりゲノムにはしばしば二重鎖切断が入ります。そして、二重鎖切断の現場に外来DNAが居合わせた場合、その外来DNAがゲノムに取り込まれる確率は極端に上昇します。
成人へのコロナワクチンの接種1回分には約2000億個のDNAが含まれていますが、その内の1つでもゲノムに組み込まれれば「トランスジェニック」となるのです。癌の原因はゲノムの変異です。いわゆるターボ癌の原因は、コロナワクチンによる免疫抑制やスパイクタンパクによるDNA修復の阻害などが考えられますが、汚染DNAもターボ癌の原因となっている可能性があります。
ここではYouさんの翻訳を引用させていただきましたが、こーじさんもnote上の記事でさらに詳細に文字起こしをされています。
公聴会ではBuckhaults博士に続き、Janci Lindsay博士もDNA汚染について証言しています。Alzhackerさんがブログ上で翻訳と文字起こしをされています。
サウスカロライナ上院公聴会 – ジャンシー・リンジー博士
SCSenateHearing-Dr.JanciLindsayDr.JanciLindsay、サウスカロライナ州上院医事特
alzhacker.com
Alzhackerさんの記事から重要な箇所を抜粋させていただきます。
明らかにされていないのは、臨床試験で人々にテストされたワクチンは、人々にテストされたり、人々に提供されたりしたワクチンとは大きく異なるということです。
時間がありません。だからこれを詰め込もうとしていますが、基本的には、臨床試験ではクリーンなワクチンを受けたが、他のすべての人はこれらの汚染されたワクチンを受けたということです。世界中のすべての科学者によってテストされたすべてのファイルは、これらのプラスミドとその内容物で汚染されています。
規制当局に開示されていないSV40の配列がプラスミドの中にあります。
このSV40の配列は、思い出していただきたいのですが、SV40ウイルスはポリオワクチンの汚染物質だったのです。この汚染ウイルスは発癌性があり、このワクチンを接種した人たちから、その後数十年にわたって多くの癌が発生したと考えられています。
現在、SV40ウイルス全体はワクチンには含まれていません。この配列はプラスミドDNAを直接ヒト細胞の核に持っていくためにワクチン剤に入っているのであって、細菌内で増殖させるのに必要なものではありません。この塩基配列はDNAをヒト細胞の核まで運び、そこで統合することができます。だから、ワクチンの中にDNAがないとか、ワクチンが核に行かないとか、ワクチンがDNAと統合されないとかいうのは、すべて間違いなんです。
https://alzhacker.com/sc-senate-hearing-dr-janci-lindsay/
Alzhackerさんによる翻訳
DNAからRNA転写を行うためには当然DNAの鋳型が必要です。コロナワクチンの緊急使用許可と臨床試験の取得に使用された鋳型DNAはPCR産物でした。これはプロセス1と呼ばれています。しかし、ファイザーやモデルナは全世界に接種するためのワクチンを安価に大量生産するために、PCR産物の代わりにプラスミドDNAを鋳型に用いました。結果、これが大量のDNA汚染に繋がりました。そしてこのプラスミドDNAには、本来不要なはずのSV40エンハンサーまでもが含まれていたのです。Lindsay博士は製薬メーカーの悪意を疑っています。
また、今回ドイツからもDNA汚染についての追試結果が報告されました。
Jürgen O. Kirchner博士は生物学者で、David O. Fischerというペンネームで出版された『Die mRNA-Maschine (mRNAマシン) 』の著者でもあります。この本の中で博士は、ドイツで販売されたBioNTech社 (Comirnaty) のCOVID-19 mRNAワクチンのロットからDNAが検出された事を報告しており、同時にDNA汚染によってもたらされるリスクにもフォーカスしています。
Kirchner博士は2023年9月18日、ドイツ連邦議会の請願委員会で、請願者Susanne Wilschrey(「WHOとパンデミック条約を結ばない」)の一員としてDNA汚染を公表しました。
Biologe: Massive DNA-Verunreinigung in BioNTech-Impfstoff – „Jede Impfung damit war illegal“
Der Biologe Dr. Kirchner ließ mehrere BioNTech-Impfstoff-Chargen im Labor auf DNA-Verunreinigungen untersuchen.https://t.co/ixbPEHWy3j
— Epoch Times Deutschland (@EpochTimesDE) September 19, 2023
生物学者:ビオンテック (ファイザー) ワクチンに大量のDNA汚染-「すべてのワクチン接種は違法」
生物学者Kirchner博士は複数のロットのビオンテックワクチンのDNA汚染を研究室で検査した。
WHOはDNA含有量の上限を1回あたり10ナノグラムと定めている。検査されたビオンテックの5つのバッチで検出された最低濃度は制限値の83倍。最高濃度はリミットの355倍であった。すでに封印されていない状態で研究所に到着した2つのバッチでは、許容限度の600倍を超える値さえあった。つまり、制限値を適度に超えたという話ではない。
NEW!!! - Topic today: "#Supergau and escalation - #DNA detected in #modRNA #vaccine #BNT162b2."
NOW IT'S PROVEN - DNA IN BNT162b2!
AND - BMG ignores it! Official misconduct doesn't get any crasser than this. Here clear indication of § 5 AMG - serious suspicion of a questionable… pic.twitter.com/oTHzhtRIwj
— Tobias Ulbrich (@AnwaltUlbrich) September 19, 2023
Jürgen O. Kirchner博士は、以下に重ねたDNAを含むMMDの測定値について言及し、この問題について広く発表している。彼はこう計算した:
GH9715 9.45 ng/µl 基準値の284倍
FW1374 7.78 ng/µl 基準値の233倍
343961B 3.38 ng/µl 基準値の101倍
ACB5517 11.8 ng/µl 基準値の354倍
FP1972 2.78 ng/µl 基準値の83倍
MMDはMagdeburg Molecular Detections社で、ドイツのマクデブルクに拠点を置く企業です。
汚染DNAの量はEMAの基準値を83〜354倍超えており、基準値の600倍を越えるバイアルさえありました。
DNA汚染はコロナワクチン薬害の中でも最も深刻なものです。コロナワクチンの後遺症は多様ですが、世代を越えて後世まで受け継がれる後遺症はDNAの損傷によるもののみです。海外から相次いでいるDNA汚染の報告は、日本におけるコロナワクチン接種事業や今後のLNP/mRNA製剤に対する強い抑止力となると私は考えています。
以下「さてはてメモ帳」様より転載
http://glassbead.blog.shinobi.jp/vaccine/200%20billion%20pieces%20of%20dna
・サウスカロライナの教授は、2000億個のDNA断片がファイザーのCovid注射の単回投与を汚染していることを発見
Rhoda Wilson
2023年9月19日
https://expose-news.com/2023/09/19/200-billion-pieces-of-dna-in-a-single-dose/
※先週、がんゲノミクスの専門家であるフィリップ・バックハルト博士は、ファイザーのmRNA Covidワクチンに見られるDNA汚染についてサウスカロライナ上院で証言した。 ファイザーのCovidワクチンの各用量には、推定2,000億個のプラスミドDNAがあると彼は述べた。これらのDNAは、基本的に合成ウイルスである脂質ナノ粒子にパッケージ化されており、ワクチン接種者の細胞に送達される。
フィリップ・バックハルト博士[Dr. Phillip Buckhaults]は、サウスカロライナ大学の教授である。 彼は生化学と分子生物学の博士号を取得しており、がんゲノミクス研究を行っている。 それが効果的に意味するのは、彼と彼のチームは、彼らが想定されていない場所で外部DNAを検出する専門家であることである。
9月12日、彼はサウスカロライナ州上院医学局の環境環境統制局(「DHEC」)に関するアドホック委員会の前で証言した。
「ファイザーワクチンはプラスミドDNAで汚染されています。 mRNAだけでなく、DNAの小片があります」と、バックハルト教授は述べた。
サウスカロライナ州コロンビアのワクチン接種プログラムを担当した同僚は、使用された2つのバッチから、内容の残骸を含むすべてのファイザーバイアルを保持した。 残余物から、バックハルト教授は、これらのバイアルにあるすべてのDNAをシーケンスした。 「[ワクチン]に何があるのかがわかります。そこにDNAがあることは驚くべきことです。 そして、あなたはそれが何であり、それがどのようにそこにたどり着いたかを解決することができ、私は人間の健康と生物学の両方の観点からこれの可能性のある結果について心配しています」と、彼は述べた。
「このDNAは、私の考えでは、心停止による死のようなまれであるが深刻な副作用の一部を引き起こしている可能性があります。
「このDNAは、ワクチン混合物でトランスフェクトされた細胞のゲノムDNAに統合できる可能性があります・・・私たちはいつもラボでこれを行います;私たちはDNAの断片を持ち込み、脂質複合体と混合し、ファイザーワクチンが入っているようにです、私たちはそれを細胞に注ぎ、その多くは細胞に入ります。 そして、その多くはそれらの細胞のDNAに入り、それは細胞の永続的な一部になります。 それは一時的なものではありません。 それは今後のその細胞そして今後のすべての子孫の中にあり、そして永遠にもっと・・・だから、それが私がこのDNAがワクチンに存在していることに心配している理由です。 それは永続的である可能性があるため、RNAとは異なります。」
確たる分子生物学に基づいて、このDNAがその組織に対して持続的な自己免疫攻撃を引き起こす可能性があるというのは理論的であるが合理的な懸念である、と彼は述べた。
「それはまた、一部の人々の将来のがんの非常に現実的な理論的リスクでもあります。 この外来DNAが、ゲノムのどこに着陸するかに応じて、腫瘍抑制因子を中断したり、がん遺伝子を活性化したりする可能性があります」と、彼は付け加えた。 「まれだと思いますが、リスクはゼロではないと思います。」
「DNAは長寿命です」と、バックハルト教授は説明した。 「あなたがそれと共に生まれ、あなたと共に死に、そしてあなたの子供に渡すものです。 DNAは何十万年も続きます…だから、DNAへの変更-それらは固執します。」
バックハルト教授は、ファイザーのワクチンには多くのDNAがあると説明した。 一部は5,000や500の塩基対の長さであるが、ほとんどのピースは約100の塩基対である。しかし、これは無関係だ。なぜなら、ヒトゲノムにDNAの断片が統合される可能性はそのサイズとは無関係であるためだ。 「あなたのゲノムリスクは、粒子がいくつあるかという関数にすぎません」と、彼は述べた。 「ワクチン内にあるこれらの小さなDNAのすべての断片はすべて、ワクチン接種された人の細胞を修正するために何千もの機会を与えます。」
「プロセス中にそれらを切り刻んで消去しようとするため、その小片は非常に小さいのです-が、それらは実際にはプロセスのゲノム修飾の危険性を高めました。」
バックハルト教授のチームは、これらすべての小さなDNAをすべて取り、そのソースを確立しようと「それらを接着した」。 100,000個のDNAをまとめた後、彼らは、1999年にヒューレットパッカードからのスピンオフとして設立されたカリフォルニアのライフサイエンス会社であるアジレント[Agilent]からオンラインで購入できるプラスミドからそれが由来していることを確立することができた。
「ファイザーがこのプラスミドを採取してから、彼らがスパイクをクローンし、プロセスでそれを使用したことは明らかです・・・そのプロセスでは、RNAポリメラーゼ、このプラスミドを供給し、mRNAのコピーを大量に作ります・・・そして、あなたはこのmRNAを取り、それを脂質ナノ粒子トランスフェクション剤と混合すると、mRNAワクチンを得ます。しかし、彼らはこれを行う前にDNAを出すことができませんでした・・・彼らはそれを切り刻むためにいくらかの努力をしました、それで、そのプラスミドのこれらの小さな欠片はすべてRNAでパッケージ化されました。DNAシーケンスを見ることの法医学から何が起こったのかは日々明らかです」と、バックハルトは述べた。
彼は、このプロセスは、緊急許可(「EUA」)を得るために使用されたワクチンにあったプロセスと同じではないと説明した。 したがって、大量Covid注入キャンペーンの前に試験に使用されるバッチにDNAはなかった。 DNA汚染の問題は、ファイザーがEUAを獲得した後、数百万/数十億の投与のために生産を拡大した場合にのみ発生した。
「私たちは、この[DNA]のどれだけがワクチンに含まれているかを定量化できます・・・私は、あらゆる用量で探している[プラスミド]のワンピースの約20億コピーがあると推定しています・・・もしあなたが、[ワンピース]の20億コピーを観察した場合…[そのとき]ワクチンの各用量には、おそらく約2,000億個のこのプラスミドDNAの小片があります」と、バックハルト教授は述べた。
数千億個のプラスミドDNAが脂質ナノ粒子にカプセル化されているため、細胞に送達する準備ができている。 「これは悪い考えです」と、彼は述べた。 「[そのDNAは]基本的に、その内容物を細胞に捨てることができる合成ウイルスにパッケージ化されています。」
彼は、プラスミドDNAがゲノムに統合されているかどうかを確認するために、一部のワクチン接種を受けた人々をテストすることを推奨した。あなたが証明することができるこの害。他のワクチンの危害を受けていると、タイミングのためにあなたは疑わしいかもしれないが、実際に証明することはできない。 「これは、それがコーリングカードを残すので、あなたがそれを証明することができます。[もし]あなたが害を受けた人々の幹細胞にそれを見つけた場合、それは今死んでいる人の中で特定のタイプの鉛を見つけることと同等です。それがそれを引き起こしたものだと仮定するのはかなり合理的です」と、彼は述べた。
molbio08@molbio08
2023年7月19日
https://twitter.com/molbio08/status/1681393445339033600
※mRNAワクチンへのDNA混入問題を否定しようとする動きが目立ちます。それはなぜでしょうか。製造工程において本来除去されるはずのDNAが製造法が根本的に抱える問題によって残存してしまうからです。正しく製造できないとなると、それが深刻な問題であることは明らかです。今回はこの点を考察します。
現在のシュードウリジン化mRNAワクチンの製造法では、mRNAの合成反応に使用したDNAを除去することが極めて難しく、しかもこの課題の解決は極めて困難です。mRNAを分解すればDNAは除去できますが、製造したいものがmRNAですので、それでは意味がありません。
製造法が確立していないものを実用化することは大変困難なことです。mRNAワクチンの製造法には大きな問題はないはずという仮定のもとに多額な国費の支出が行われていますが、その前提が崩壊してしまいます。製造できないものの開発を進めることの意味はありません。当然のこととしてプロジェクト全体の見直しが必要になります。ここがDNA混入問題の最大のポイントなのです。
そもそもmRNAワクチンは異物であるウイルス由来抗原をヒト細胞内で産生するという免疫学の基本を無視した方法ですので、感染症に対するmRNAワクチンは全て失敗に終わると私は考えていますが、製造法に大きな課題があって、DNAの混入が避けられないとなってしまうと、混入したDNAが細胞内のトル様受容体を刺激して遺伝子導入細胞を殺してしまおうという免疫反応が起動します。そのため、DNA混入が避けられないということは、感染症以外の分野においてもmRNAワクチンの実用化は難しいということになります。
このように、DNA混入が避けられないとなるとmRNAワクチンにとっては致命的な一撃になってしまうため、その影響はたいへん大きく、多くのナショナルプロジェクトの全面的な見直しが必要になります。
そこで、Kevinさんが行った実験を他の研究者が追試するまで慎重に観察していましたが、サウスカロライナ大学の研究者が、Kevinさんが設定したPCRのプライマーセットを用いて、ほぼ同様の結果を得ることができました。
KevinさんのPCR実験のデモンストレーション動画が拡散されていますが、同様の実験が再現されましたので、mRNAワクチンにおけるDNA混入は避けられないことであり、それが複数の独立した研究者によって証明されましたので、mRNAワクチンは葬送行進曲とともに葬り去られる運命がほぼ決まったものと思います。
科学においては再現性が重要です。それも製造メーカーとの利害関係がない研究チームでの実験結果が重要です。Kevin以外の研究室でDNA混入が確認されたことは重要です。それも由緒正しいワクチンロットを使用しての実験ですので、この結果が出たことによってDNA混入問題はかなり信憑性が高い段階になり、mRNAワクチン技術は越えがたいハードルに直面したと思います。たぶん、これでmRNAの実用化はかなり先のことになるでしょう。
この問題の本質はシュードウリジン化したmRNAを用いることにあります。mRNAワクチンではなぜmRNAをシュードウリジン化しなければならいのか。それは細胞が備えている外来のDNAやRNAを検出するセンサーに関連しています。細胞にとっては細胞の機能を乗っ取られてしまうウイルスの進入は一大事です。ウイルスは細胞の機能を利用して勝手に増殖して細胞を破壊してしまうからです。
ファイザーとモデルナのmRNA型ワクチンではウリジン全てシュードウリジンに置換されています。シュードウリジン化することの目的は細胞内の外来の核酸が侵入してきたときに感知して反応するセンサーが反応しなくなるようにすることでした。トル様受容体という受容体が細胞膜とか、あるいは細胞内小胞(エンドソーム)の膜に存在しています。このうち、TLR3,TLR7.TLR9は細胞内のエンドソームの膜に配置されており、TLR3は細胞内の二本鎖RNAに対して反応し、TLR7は一本鎖RNAに、TLR9はDNAに反応します。
これらの受容体は細胞内にウイルスが侵入したことを察知し、一連のサイトカインの分泌を促し感染細胞を殺す反応を誘導します。このような現象を招かないようにすることを目的としてmRNA型ワクチンではウリジンをシュードウリジン化しています。細胞内で翻訳反応において重要な機能を担っているtRNA(トランスファーRNA)の」ウリジンはシュードウリジン化されており、TLRが反応しないようになっています。
mRNAワクチンでウリジンをシュードウリジン化しておくことにより、mRNA導入細胞が免疫システムで殺傷されないようにしているわけです。mRNAワクチンで使用しているのは左側の1-メチルシュードウリジンです。

新型コロナウイルス用のmRNA型ワクチンではウリジンをシュードウリジン化することに加えて遺伝暗号に工夫をしており、変更できる遺伝暗号は極力CまたはGに変更されています。
塩基対という言葉からわかるように、DNAやRNAを構成する4種類の塩基は特定のみ合わせで結合します。結合するといっても比較的弱い結合の水素結合で向かい合って結合します。
ウイキペディアからの引用ですが、この図の右側にGとCの結合、およびAとT(RNAではUになります)の結合が示されています。点線で示されているのが水素結合で、GとCでは三本の水素結合があり、AとTでは二本の水素結合があることがわかります。この塩基対を作るための水素結合は比較的弱い結合であるためDNAを水に溶かしておいて水の温度を上げていくと、この結合は破壊されます。DNAの二重鎖構造が乖離して二つの一重鎖DNAに変わることになります。
このときに二重鎖のDNAの半分の分子を一重鎖に変換する時の温度のことを融解温度(Tm)と言います。水素結合が二本よりも三本ある方がDNAの結合は強くなるため、4種類の塩基のうちGとCの割合を高めると二重鎖DNAを一重鎖に変換するためにはより高い温度にしなければならなくなります。

mRNAからタンパク質を翻訳する際に、三つの塩基が一つのアミノ酸を指定する形でタンパク質が合成されます。塩基は4種類ありますので、3塩基の組み合わせは64種類存在します。一方でアミノ酸は20種類しかありませんので、複数の三塩基の組み合わせが一つのアミノ酸を指定することになります。
ここで、注目すべきはmRNA型ワクチンでは極力GとCが多くなるような遺伝暗号が選択されています。例えばロイシンと言うアミノ酸を指定する三塩基の組み合わせは、4種類あります。CUU,CUC,CUA,CUGの4種類です。初めの二文字は共通ですが、三文字目はU,C,A,Gの4種類あります。このときにCUCまたはCUGを選択しているわけです。つまりアミノ酸の配列は同じでも、塩基配列としては異なった配列で同じアミノ酸配列のmRNAを設計することができます。
mRNA型ワクチンでは極力、CまたはGが選択されています。その結果どうなるかというと二重鎖のDNAが安定になるのはもちろんですが、DNAとmRNAの二重鎖も安定化されます。さらにDNAとRNAの二重鎖を安定化する要素があります。それが1-メチルシュードウリジンでウリジンを全て置き換えることです。
こうすることによって、DNAの二重鎖またはDNAとRNAの二重鎖はさらに安定化されて一重鎖に変換することが困難になっていきます。これが今回のDNA混入問題を招いた原因だと考えられます。合成されたmRNAが非常に強固に鋳型DNAに結合しているためDNase1による鋳型DNAの分解ができなかったということです。それならばシュードウリジン化しなければいいのですが、そうするとmRNAが導入された細胞が排除されてしまうためシステムが機能しなくなります。

ここでmRNAワクチンの製造プロセスを見てみましょう。
プロセスを箇条書きで書いてみます。
(1) スパイク遺伝子を含むプラスミドDNAを大量に製造する
(2) プラスミドDNAを制限酵素で切断し環状から直鎖状に変換する
(3) プラスミドDNAを精製しT7RNA合成酵素(T7RNAポリメラーゼ)でシュードウリジン化されたmRNAを合成する
(4) 鋳型に用いた二重鎖のDNAをDNaseIで分解し数塩基の断片にする
(5) 断片化されたDNAを除去して純粋なmRNAにする
(6) 脂質ナノ粒子に包んでバイアルに充填して製造完了
今回Kevinさんが指摘したのは(2)の制限酵素処理が不完全なことと(4)のDNase1処理がうまくいいっていないことです。
制限酵素処理がうまくいかなかったのは一般的でない酵素を使用したからだと思います。分子生物学実験で良く使用される一般的な制限酵素を使用すれば、それらの酵素は活性が高く、かつ大量に出回っているため品質は安定しています。
あるメーカーのカタログによればEam104lは1500unitで価格は42100円です。一方で良く使用される代表的な制限酵素EcoR1の価格は25000unitで15000円です。1unitあたりの価格で比較してみるとEam104lは46倍です。経験的に、このような酵素は活性が不安定でDNAが切れたり切れなかったりします。制限酵素処理が不完全というのも理解できることです。
制限酵素処理が不完全だとどのようなことがおきるのでしょうか。本来ならばスパイク遺伝子の部分だけでmRNA合成が終了しなければならないのですが、割合は少ないものの本来合成がストップする場所で止まらないで、プラスミドを一周してしまうような長いmRNAができてしまいます。
ここで貼り付けた図をご覧ください。
DNaseI処理が不完全になってしまう理由ですが、シュードウリジン化されたmRNAがDNAに強固に結合してヘテロ二重鎖またはヘテロ三重鎖を形成するためと考えられています。
環状のプラスミドDNAの制限酵素処理が完全に行われていれば、図の右半分に示した直鎖状のDNAからは赤い矢印のスパイク遺伝子のmRNAしか合成されないはずです。この場合にはKevinさんがデモ動画で示したPCR反応で増幅される部分の一つであるori 配列(黄色の矢印の部分)にはシュードウリジン化されたmRNAが巻き付いているということは考えられず、そもそもPCRで増幅されるDNAは残っているはずはありません。ところが実際には、この部分からDNAが増幅され、しかもそのCt値は20以下でした。
制限酵素処理が全く行われていないとは考えにくいため、ここまで到達したmRNAはごくわずかだと思います。それでも200万コピーとかのDNAが残存していて、それが複数の研究者の実験で再現されたわけです。この部分はmRNAの合成開始点から最も遠く離されているため、決して残存してはならない部分です。この部分よりも上流の部分はより大量にDNAが残存していることでしょう。

このことから考えられることは
(1) 最も残存する可能性が低いori 部分が分解されずに残っているため、その上流部に存在しているSV40プロモーターもori部分よりも多く残っていることが想定される。
(2) スパイク遺伝子の部分は最も大量にDNAが残存していると考えられ、スパイク遺伝子全長のものも少なからず残存していると考えるべきである
(3) 我々がmRNAワクチンだと考えていた者はRNAおよびDNAのハイブリッド型ワクチンであった。
(4) 中途半端に切断されたDNA断片をLNPに包んでヒトに投与するとDNA断片は細胞に効率よく導入され、その一部はゲノムDNAに取り込まれることが想定される。
結論ですが、mRNAワクチンの接種は全面的に中止し、早急にDNA混入の実態を把握すべきです。また、この製造上の問題が解決するまではmRNAワクチンに関する研究開発もストップすべきでしょう。そもそも感染症対策のワクチンとしては致命的な欠陥がある方法ですが、それに加えて製造できないとなったら、mRNAワクチンプロジェクトの研究開発を行う意味はないでしょう。
molbio08@molbio08
2023年7月21日
https://twitter.com/molbio08/status/1682134804370956288
※mRNAワクチンに混入したDNAが問題視されるのに、DNAワクチンについては、問題視されていないのはなぜかという質問がありました。今回は、この問題について考察します。DNAを細胞に届ける方法が全く異なっているということ、DNAの体内分布、そして遺伝子導入細胞が排除されるかどうかにおいて大きく異なっていることなどがポイントです。
製薬業界に2010年問題という大きな波が押し寄せたことによって業界のあり方は大きく変化しました。2010年問題とは、従来型の低分子医薬品の特許が一斉に切れたたために生じた問題です。というのは欧米では医薬品の特許が切れるとジェネリック医薬品メーカーがジェネリック医薬品を売り出します。日本ではジェネリック医薬品が売り出されてもブランド医薬品との置き換えはなかなか進みませんが、アメリカでは一年後にブランド薬の売り上げは20分の一まで低下します。
ブランド薬というのは巨大製薬企業、メガファーマがかなりの資金を投入して開発した先行する医薬品のことです。最近では一つの医薬品が世に出るまで1400億円などという巨額な研究開発投資が必要だと言われています。せっかく開発した大型商品が売れなくなると製薬企業の経営にとって大きなダメージを与えることになります。主力の大型医薬品の特許が2010年に切れたため、製薬業界は大きな衝撃に襲われたのです。その結果、進んだのがジェネリック医薬品の参入が困難なバイオ医薬品へのシフトです。
バイオ医薬品、biologicsとも呼ばれますが、核酸医薬と抗体医薬の二つが代表的なカテゴリーです。抗体医薬はマウスを免疫して作成し、それをヒトに投与できる形に遺伝子工学的に改変して実用化します。この過程はヒト型化と呼ばれます。マウスの抗体をヒトに接種するとマウスの抗体に対するヒト抗体ができてしまうため、抗体の抗原結合部位以外の部分をヒト抗体と置き換えるわけです。抗体をヒト型化する技術が進んだことと、抗体医薬にもヒット商品が生まれたため、抗体医薬は現在の創薬研究の中心となっています。
このような流れの中で、核酸医薬の実用化は抗体医薬と比べると大きく後れをとってきました。核酸は強いマイナス電荷を帯びているため、脂質から構成される細胞膜を透過することはできません。さらに生体内には核酸を分解する酵素が存在しており、特にRNA分解酵素は体内の至る所に存在しています。核酸医薬が投与後に分解されないようにする一方で核酸医薬を細胞内に導入する技術が求められていました。この問題を部分的な解決したのがDNAやRNAを脂質ナノ粒子(LNP)に包んで投与する方法です。
核酸をLNPに包んで投与すると核酸は血液中で分解されなくなります。なぜなら脂質に包まれた核酸にRNA分解酵素やDNA分解酵素は接近できなくなり、その結果分解から免れるようになったわけです。これで核酸医薬が患部に届くまでに分解されてしまうという問題は解決しました。となると次なる課題は核酸医薬をどのようにして細胞内に届けるかということです。核酸医薬としては、標的遺伝子の遺伝発現を抑制するアンチセンスDNA, RNA干渉法を利用したsiRNAそして遺伝病の治療においては疾患原因遺伝子そのもののDNA、あるいは、その遺伝子のmRNAを届けることなどが代表的なものです。これらは全て細胞外では機能せず、細胞内に届けられなければ機能しません。LNPは核酸医薬を細胞内に届ける機能を持つことも明らかになり、LNPを構成する成分を検討することによって高い確率でLNPが細胞の膜と融合するようになり、核酸医薬を細胞内に届けることが可能になりました。siRNAといった、バイオ分野の研究者以外の方には耳慣れない言葉がでてきましたので、理解を深めるのに役立つ動画を紹介しておきます。
https://bing.com/images/search?view=detailV2&ccid=tcLqypZk&id=D83ED0DB136AFF10B18454C79C2BC40B3341428B&thid=OIP.tcLqypZkmUFZ3Yiv66vkIgHaEK&mediaurl=https%3a%2f%2fi.ytimg.com%2fvi%2f6AejoDWupn0%2fmaxresdefault.jpg&exph=720&expw=1280&q=rna%e5%b9%b2%e6%b8%89%e6%b3%95%e3%81%a8%e3%81%af&simid=608033439699926562&FORM=IRPRST&ck=1DB3DE4A50760786F8BA5C7A9EF9B04B&selectedIndex=19&ajaxhist=0&ajaxserp=0
LNP技術ができたことで核酸医薬を細胞内に効率よく届けることは可能になりましたが、次に障害になってきたことは核酸を細胞内に導入してしまうと自然免疫を活性化してしまい、核酸医薬が導入された細胞が殺傷される反応が誘導されてしまい、せっかく細胞に導入された核酸が機能する前に細胞が排除されてしまうことです。ここで重要な役割を担うのがTLR、トル様受容体です。この前のスレッドでも登場した細胞内に存在する外来のDNAやRNAを検出するセンサーです。
TLRについても説明するとかなり長くなってしまいますので動画を紹介しておきます。TLRに核酸が見つからないようにするために考案されたのが、例えばmRNAであればシュードウリジン化することです。シュードウリジン化されたmRNAはTLRに見つからないようになり、また細胞内での分解もされにくくなり安定に発現するようになります。
https://bing.com/videos/search?q=%e3%83%88%e3%83%ab%e6%a7%98%e5%8f%97%e5%ae%b9%e4%bd%93+%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8a%e3%82%84%e3%81%99%e3%81%8f&&view=detail&mid=D7CE214536437C68D2FED7CE214536437C68D2FE&&FORM=VRDGAR&ru=%2Fvideos%2Fsearch%3Fq%3D%25e3%2583%2588%25e3%2583%25ab%25e6%25a7%2598%25e5%258f%2597%25e5%25ae%25b9%25e4%25bd%2593%2B%25e3%2582%258f%25e3%2581%258b%25e3%2582%258a%25e3%2582%2584%25e3%2581%2599%25e3%2581%258f%26FORM%3DHDRSC6
LNP-mRNAワクチンは全身に拡散し、遺伝子は効率よく細胞に入り、遺伝子細胞が排除されないようになっています。
一方で、DNAワクチンでは遺伝子を細胞内に届けるためには別の手段を使用することが必要です。DNAを用いた核酸医薬の実用化が進んでいない理由としては、DNAをいかにして細胞内に導入するかが解決されていないことがあげられます。質問にあったインドのDNAワクチンですが、DNAワクチンの大きな課題であるDNAを細胞に導入する方法として電気穿孔法を使用しています。この方法をベースにしていろいろ工夫することでヒトに使用できるようにして、局所的な遺伝子導入を可能としています。この方法での遺伝子導入ですが、効率はそこそこ上げることはできるでしょうが、重要なのは遺伝子が導入されるのが局所に限定されることです。
この方法では、局所的に細胞に高電圧をパルス状にかけてやります。そうすると細胞に穴があいてプロモーター付きの遺伝子が細胞に導入されます。mRNAでは細胞質でタンパク質が合成されますが、DNA型ワクチンでは導入されたDNAが核に移行しないとmRNA合成はおきず抗原タンパク質はできません。したがって、ここにも特別な工夫が必要です。
この電気穿孔法、つまり、局所の組織に高電圧をパルス状にかけて遺伝子を導入する方法ですが、細胞に一瞬穴があいて、その瞬間にDNAが細胞内に入ります。条件にもよりますが、この方法では細胞が死んでしまうことも多く、細胞死を減らすためには条件を最適化することが必要です。最適な条件が見つかると一瞬あいた穴はふさがり、DNAは細胞内に導入されます。繰り返しますが、この方法では遺伝子が、細胞が導入されるのは局所的です。この写真は光るタンパク質の遺伝子をマウスの胎児の脳にエレクトロポレーション法で導入したケースです。導入されたンパク質は高電圧パルス処理が行われたエリアに限局して発現しています。
この方法は最近では美容医学の分野でも大いに活用されています。皮膚において高電圧をパルス状にかけることで、様々な物質の皮膚での投下効率を高めようという試みが行われており、専用の機器も開発・実用化されています。下の図はこの論文からの引用です。
Progenitors resume generating neurons after temporary inhibition of neurogenesis by Notch activation in the mammalian cerebral cortex. Development (Cambridge, England), 132(6), 1295-304

一方でLNPを使用したmRNAワクチンはDDS技術(drug delivery system)としては、ある意味、画期的です。というのは、遺伝子導入効率が格段に高く、出会った細胞と速やかに融合し、内部に含まれるmRNAやDNAを高い効率で細胞内に導入することができるからです。筋肉注射した場合、LNPは全身をかけめぐり、血管内皮細胞とか心筋細胞とか、種々のリンパ球とか肝臓、卵巣などの全身の細胞と融合し、それらの細胞にすみやかにmRNAを届けることができます。
全身の細胞に届くということはよさそうに思えますが、これは重大な欠点になることもあります。狙った臓器以外にもmRNAが運ばれてしまうことや、最初に出会う血管内皮細胞などにmRNAが入ってしまうためです。
DNAワクチンと今回のmRNAワクチンの違いは遺伝子の導入効率と遺伝子が届けられるのが全身性か局所的かということに加えてもう一つ違いがあります。DNAワクチンのDNAはメチル化されていないため、遺伝子導入細胞のTLR9受容体が反応し、遺伝子導入細胞を殺傷する一連の反応がスタートします。TLRについては紹介した動画をご覧ください。mRNA型ワクチンも最初は実用化が難しかったのですが、シュードウリジン化することで、このような反応が抑制され、mRNA導入細胞は排除されることなく、抗原タンパク質が生産され、免疫誘導がおきることになりました。この方式が他のしくみでの免疫抑制も招くことは以前紹介済みです。
ここで、LNP-mRNAワクチンに混入しているとDNAとDNAワクチンをいくつかの項目で比較してみます。
(1) 遺伝子導入効率 これはLNP方式の方が格段に高い。したがってmRNAに混入しているDNAは高い効率で細胞内に届けられます。
(2) 遺伝子が届けられる細胞について LNP方式では全身に届けることが可能です。一方でDNAワクチンでは接種された局部に限られます。したがってmRNAワクチンに混入しているDNAは全身に届けられ細胞に効率よく入ります。
(3) 遺伝子導入細胞が免疫システムによって排除されるかどうか。LNP方式では免疫システムによって排除されず、しかもmRNAは長期間持続します。RNAによるタンパク質の合成は長期間続きます。mRNAワクチンでは制御性T細胞が活性化されますので、混入しているDNAがあったとしても、その細胞が免疫システムで排除されるかどうかは不明です。たぶん排除されないのではと考えています。
ここまで読めば、DNAワクチンのDNAと脂質ナノ粒子に包まれたDNAとでは次元の異なる性質を持っていることがわかります。接種部位のごく限られた細胞集団にだけDNAが導入されるDNAワクチンと、全身性で効率よく細胞にRNAと一緒にDNAが届けられるLNPとでは大きな違いがあります。LNPに包まれていなければDNAを注射されたところで大きな問題はありません。なぜならDNAは細胞に入らないからです。また全身の細胞にDNAが届けられることもありません。実際には、DNAをLNPで包んで個体に接種することで個体レベルの遺伝子導入が可能となったと理解してもいいでしょう。さらに、DNAをメチル化してから遺伝子導入すればTLRによる排除も受けなくなるでしょう。今後、この方法を使用したマウスなどの動物実験による研究が進んでいくものと考えられます。
最後に書いておきたいのは、LNPによる遺伝子導入技術はまだ開発されてから日が浅く、どのようなリスクがあるかが不明だということです。また、ここまで読んでいただければわかるように、この技術は核酸医薬を個体レベルで導入するための新技術であり、この方法で開発されたものは核酸医薬として人体への使用の可否を検討すべきものです。
核酸医薬として人体への使用の可否を検討するのであれば、ワクチンとしての検討と比べて格段に医薬品として使用が認可されるためのハードルが高くなります。ほんの一例ですが、生殖毒性はないのか、導入されたDNAがどのような確率でゲノムに取り込まれ、そのことがどのような短期的・長期的な影響があるのかなどが十分検討されることが必須です。
LNPで細胞に遺伝子をを導入する技術は興味深い技術ではありますが、接種後の体内動態を制御できないと実用化は難しいと考えています。
こうして考えると今回のmRNAワクチン薬害はおきるべくしておきたものとも言えます。本来は核酸医薬として薬事承認の審査すべきものを、基準が甘い従来型のワクチンとして審査して承認してしまった。それも核酸医薬の実用か例が少ない状況において承認してしまったわけです。また、このワクチンの情報が当初隠蔽され、科学者に正しい情報が届けられなかったことが、さらに多くの不幸な事態を招きました。このようなことは二度とおこしてはなりません。
確立していない技術を人体に使用した代償は支払わなければなりません。追加接種を続ければ続けるほどその代償は大きくなっていきます。あらゆる追加接種はストップすべきです。
荒川央 (あらかわ ひろし)
2023年9月23日
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/na5939ef42c8a?sub_rt=share_b
※サウスカロライナ大学のPhillip Buckhaults教授はコロナワクチンの汚染DNA検出の追試をされました。
また先日、Buckhaults教授はサウスカロライナ州上院医療問題特別委員会でコロナワクチンにおけるDNA汚染についての証言をされました。
ここではYouさんの素晴らしい翻訳をそのまま使わせていただきます。日本においては、DNA汚染問題に関してコロナワクチン反対運動の関係者の多くが見て見ぬ振りを続けています。そんな状況の中、Youさんはこの問題を積極的に取り上げ、Buckhaults博士の証言についてもタイムリーに翻訳され、発信されています。
字幕と説明を少し修正しましたので再度回覧しておきます🙇♂️… https://t.co/LM1HlPEf6w pic.twitter.com/aUw8APnrIn
— You (@You3_JP) September 19, 2023
がん遺伝子の専門家であるフィリップ博士によれば、ワクチン製造の過程で、製薬会社は、DNAを取り除こうとして細かく切り刻んだが、結果として、非常に沢山の細かいDNAの断片がワクチンに混入することとなり、遺伝子改変のリスクが高まってしまった。
フィリップ博士の話:
私の名前はPhillip Buckhaultsである。 私は、生化学と分子生物学の博士号を持ち、サウスカロライナ大学で主にがん遺伝子学を研究しているがん遺伝子専門家である。
私と、私の研究室の仲間は、DNAの塩基配列の解析に非常に精通している。我々は、外来のDNAを検出する能力に長けており、パンデミックの際にもその能力を発揮している。コロナ検査 (唾液検査) を考案したのも我々だし、私は、かなりの尊敬を集めている。
私は、ワクチンが概ね誠実に投入されたと信じているが、火事場のような状況であったため、多くの手抜きがあった。
ファイザー社のワクチンにはプラスミドDNAの断片が混入している。このDNAは、mRNAを作る際に試験管内転写反応の鋳型として使われたDNAベクターである。
私がこの事実を知ったのは、コロンビア市で提供されたファイザー社のワクチンのバイアルの塩基配列を自分の研究室で解析したからである。
薬科大学でワクチン接種プログラムを担当していた私の同僚は、ワクチンの全てのバイアルを冷凍庫に保管していた。使用済の空のバイアルには、ワクチンのわずかの残りがある。コロンビア市の2つのバッチのバイアルのワクチンの塩基配列を解析したところ、驚きのことに、ワクチンにDNAが混入していたことが判明した。
私は、人間の健康と生物学の両方の観点から、ワクチンに混入していたDNAがもたらすであろう影響について、ある種の懸念を抱いている。皆さんは、このような事態を招いた規制当局のやり方に懸念を抱くべきだ。
私の見解では、このDNAは、心臓突然死など、ワクチン接種後に多発している不審死の原因を説明するのに信憑性のあるものだ。
ワクチンによってトランスフェクションが引き起こされた細胞の遺伝子DNAに、ワクチンに混入したDNAが組み込まれるおそれがある。
我々は、いつもそのような研究を行っているのだ。 「DNAをファイザー社のワクチンのような脂質複合体と混ぜ合わせ、それを細胞に垂らすと、その多くが細胞のDNAの中に入り込み、細胞に永久的に定着する。」
DNAの定着は、一時的なものではない。DNAは、その細胞とその子孫の全てに、未来永劫存在することになるのだ。 アーメン。 だからこそ、私はこのDNAがワクチンに混入していることを懸念しているのである。
幹細胞のような長寿命の体細胞の遺伝子を永久的に改変させる現実的なリスクがある。理論的な懸念であるものの、分子生物学的な根拠に基づけば、「改変された組織に対する持続的な自己免疫反応を引き起こす可能性がある」、と考えるのが自然である。
この外来DNAが留まる遺伝子の部位によっては、腫瘍抑制因子を阻害したり、がん遺伝子を活性化したりする可能性がある。そのリスクは、このようなことが起こっているかどうかを解明する必要があると言える程度には十分な大きさである。
私は免疫学者ではないが、がんのリスクは私の専門分野だ。私は、問題を知ったし、これは、可能性としての懸念だ。
細胞の増殖は厳密に制御されています。細胞増殖の活性化、増殖のストップ、染色体数の安定維持などです。癌遺伝子、癌抑制遺伝子は細胞増殖の制御に関わる遺伝子群です。癌の原因はこのような遺伝子群の変異によるものであり、制御系の破綻と増殖機構の暴走が癌を引き起こします。
DNAは、長寿命の情報記憶装置である。
皆さんが生まれながらにして持っているものは、皆さんが死んでからも子供たちに受け継がれることになる。DNAは何十万年も生き続け、皆さんがそのDNAを子供たちに引き継げば、その情報は世代を超えて引き継がれることになる。だから、DNAが改変されると、改変されたDNAはいつまでも残ってしまう。DNAに組み込まれたものは、非常に長い間、おそらく生涯にわたって残存する可能性がある。
「DNAは、長寿命の情報記憶装置である。」まさにその通りです。ホモ・サピエンスが約30万年前にアフリカで誕生し、それ以来、ヒトの遺伝子は親から子、そして孫、子孫へと受け継がれてきました。そしてこの営みははるか未来へと続いて行くものです。生物としてのヒトがヒトである事の記憶媒体がすなわちDNAなのです。
DNAの細かい断片は、本来、ワクチンには存在してはいけないものだ。ワクチンがDNAの断片を含むということは、ワクチンの推進キャンペーンの説明の中には存在しない。ところが、実際には、DNAの断片がワクチンの中に大量に存在する。
DNA断片が人間の遺伝子に組み込まれる確率は、DNAの大きさとは無関係である。皆さんの遺伝子のリスクは、断片の数の関数である。
「(DNAの断片が大量に混入したワクチンを接種するということは)洗濯板に向かって散弾銃を撃つようなものである。単一の弾丸を使って撃っても、ある程度の確率で命中するのだが、バラバラな複数の細かい粒弾を使って散弾を撃てば、命中する確率は大きくなる。ワクチンに含まれるDNAの小さな断片は、まさに散弾銃の弾丸のようなものだ。」 ワクチンを接種した人の細胞を改変する機会は無数にある。
ワクチン製造の過程で、製薬会社は、DNAを取り除こうとして細かく切り刻んだが、結果として、非常に沢山の細かいDNAの断片がワクチンに混入することとなった。製薬会社は、遺伝子改変のリスクを高めてしまったのだ。
私が推定したところでは、今回我々が調べた使用済のワクチンの1回分で(ワクチンを使用後にバイアルに残った僅かな分量だけで)約20億個の断片が存在する。つまり、バイアル全体では、約2000億個あるということだ。このプラスミドDNAは、1回分のワクチンに約2000億個含まれていて、脂質ナノ粒子にしっかりと包まれているため、細胞内に送り届けられる仕組みになっている。
私の結論は、ワクチンを接種した人の組織サンプルをたくさん調べるべきだということだ。特に障害を負った人々を中心に調べればよいが、必ずしも、その必要はない。健常な人々に対象を絞って、このプラスミドDNAが健常な人々の幹細胞の遺伝子に組み込まれているかどうかを調べることもできる。
https://twitter.com/You3_JP/status/1703942576792101004?s=20
Youさんによる翻訳
Buckhaults教授による「散弾銃」の例えは大変分かりやすいです。外来DNAがゲノムに統合されるイベントはランダムに起こりますので、言わば「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」という訳です。外来DNAが遺伝子に挿入されると、多くの場合は遺伝子の機能が失われますが、その場合の遺伝子機能の喪失はDNA断片の大きさに依存しません。つまり、たとえDNAのサイズが小さくなったとしても、遺伝子を破壊するという意味では「一発の銃弾の威力」は変わらないのです。散弾銃の例えに付け加えるとするならば、「DNAはたくさんの細かな断片に分かれても、散弾銃の散弾のようにそれぞれの破壊力が弱まる訳ではない」という事です。実際にはむしろ破壊する威力の変わらぬ無数のDNA断片の爆弾がランダムにゲノムに降り注ぐ、より悪い事態となります。
こういった事を考えると、EMAの基準値自体に対して更なる疑問が浮かびます。RNAとDNAを単純に「質量」で比べて良いのか?という疑問です。EMAは、1 mg RNA当たりの二重鎖DNA汚染の限界を330 ng未満に設定しています。しかし、ワクチン内の汚染DNAは小さい細かな断片になっていますので、DNAの分子数は増えている訳です。質量が同じでも、例えば1つの長鎖のDNAが100の断片に分かれている場合、ゲノムにヒットする確率は100倍に増えると考えるべきでしょう。
コロナワクチン中のDNA断片はLNPに包まれているため、そのまま細胞内に取り込まれます。そして、SV40エンハンサーを含むDNA断片は核に輸送されやすくなります。また、細胞周期のM期には核膜が消失しますので、SV40エンハンサーを含まないDNA断片も核にアクセスするタイミングが発生します。CRISPRを用いたゲノム編集はヌクレアーゼによるゲノムへのDNA二重鎖切断を応用したものです。実際、ゲノムにDNA二重鎖切断が入ると、外来DNAはその部位に挿入されやすくなります。DNA複製のエラーや化学物質への暴露、活性酸素による障害などによりゲノムにはしばしば二重鎖切断が入ります。そして、二重鎖切断の現場に外来DNAが居合わせた場合、その外来DNAがゲノムに取り込まれる確率は極端に上昇します。
成人へのコロナワクチンの接種1回分には約2000億個のDNAが含まれていますが、その内の1つでもゲノムに組み込まれれば「トランスジェニック」となるのです。癌の原因はゲノムの変異です。いわゆるターボ癌の原因は、コロナワクチンによる免疫抑制やスパイクタンパクによるDNA修復の阻害などが考えられますが、汚染DNAもターボ癌の原因となっている可能性があります。
ここではYouさんの翻訳を引用させていただきましたが、こーじさんもnote上の記事でさらに詳細に文字起こしをされています。
公聴会ではBuckhaults博士に続き、Janci Lindsay博士もDNA汚染について証言しています。Alzhackerさんがブログ上で翻訳と文字起こしをされています。
サウスカロライナ上院公聴会 – ジャンシー・リンジー博士
SCSenateHearing-Dr.JanciLindsayDr.JanciLindsay、サウスカロライナ州上院医事特
alzhacker.com
Alzhackerさんの記事から重要な箇所を抜粋させていただきます。
明らかにされていないのは、臨床試験で人々にテストされたワクチンは、人々にテストされたり、人々に提供されたりしたワクチンとは大きく異なるということです。
時間がありません。だからこれを詰め込もうとしていますが、基本的には、臨床試験ではクリーンなワクチンを受けたが、他のすべての人はこれらの汚染されたワクチンを受けたということです。世界中のすべての科学者によってテストされたすべてのファイルは、これらのプラスミドとその内容物で汚染されています。
規制当局に開示されていないSV40の配列がプラスミドの中にあります。
このSV40の配列は、思い出していただきたいのですが、SV40ウイルスはポリオワクチンの汚染物質だったのです。この汚染ウイルスは発癌性があり、このワクチンを接種した人たちから、その後数十年にわたって多くの癌が発生したと考えられています。
現在、SV40ウイルス全体はワクチンには含まれていません。この配列はプラスミドDNAを直接ヒト細胞の核に持っていくためにワクチン剤に入っているのであって、細菌内で増殖させるのに必要なものではありません。この塩基配列はDNAをヒト細胞の核まで運び、そこで統合することができます。だから、ワクチンの中にDNAがないとか、ワクチンが核に行かないとか、ワクチンがDNAと統合されないとかいうのは、すべて間違いなんです。
https://alzhacker.com/sc-senate-hearing-dr-janci-lindsay/
Alzhackerさんによる翻訳
DNAからRNA転写を行うためには当然DNAの鋳型が必要です。コロナワクチンの緊急使用許可と臨床試験の取得に使用された鋳型DNAはPCR産物でした。これはプロセス1と呼ばれています。しかし、ファイザーやモデルナは全世界に接種するためのワクチンを安価に大量生産するために、PCR産物の代わりにプラスミドDNAを鋳型に用いました。結果、これが大量のDNA汚染に繋がりました。そしてこのプラスミドDNAには、本来不要なはずのSV40エンハンサーまでもが含まれていたのです。Lindsay博士は製薬メーカーの悪意を疑っています。
また、今回ドイツからもDNA汚染についての追試結果が報告されました。
Jürgen O. Kirchner博士は生物学者で、David O. Fischerというペンネームで出版された『Die mRNA-Maschine (mRNAマシン) 』の著者でもあります。この本の中で博士は、ドイツで販売されたBioNTech社 (Comirnaty) のCOVID-19 mRNAワクチンのロットからDNAが検出された事を報告しており、同時にDNA汚染によってもたらされるリスクにもフォーカスしています。
Kirchner博士は2023年9月18日、ドイツ連邦議会の請願委員会で、請願者Susanne Wilschrey(「WHOとパンデミック条約を結ばない」)の一員としてDNA汚染を公表しました。
Biologe: Massive DNA-Verunreinigung in BioNTech-Impfstoff – „Jede Impfung damit war illegal“
Der Biologe Dr. Kirchner ließ mehrere BioNTech-Impfstoff-Chargen im Labor auf DNA-Verunreinigungen untersuchen.https://t.co/ixbPEHWy3j
— Epoch Times Deutschland (@EpochTimesDE) September 19, 2023
生物学者:ビオンテック (ファイザー) ワクチンに大量のDNA汚染-「すべてのワクチン接種は違法」
生物学者Kirchner博士は複数のロットのビオンテックワクチンのDNA汚染を研究室で検査した。
WHOはDNA含有量の上限を1回あたり10ナノグラムと定めている。検査されたビオンテックの5つのバッチで検出された最低濃度は制限値の83倍。最高濃度はリミットの355倍であった。すでに封印されていない状態で研究所に到着した2つのバッチでは、許容限度の600倍を超える値さえあった。つまり、制限値を適度に超えたという話ではない。
NEW!!! - Topic today: "#Supergau and escalation - #DNA detected in #modRNA #vaccine #BNT162b2."
NOW IT'S PROVEN - DNA IN BNT162b2!
AND - BMG ignores it! Official misconduct doesn't get any crasser than this. Here clear indication of § 5 AMG - serious suspicion of a questionable… pic.twitter.com/oTHzhtRIwj
— Tobias Ulbrich (@AnwaltUlbrich) September 19, 2023
Jürgen O. Kirchner博士は、以下に重ねたDNAを含むMMDの測定値について言及し、この問題について広く発表している。彼はこう計算した:
GH9715 9.45 ng/µl 基準値の284倍
FW1374 7.78 ng/µl 基準値の233倍
343961B 3.38 ng/µl 基準値の101倍
ACB5517 11.8 ng/µl 基準値の354倍
FP1972 2.78 ng/µl 基準値の83倍
MMDはMagdeburg Molecular Detections社で、ドイツのマクデブルクに拠点を置く企業です。
汚染DNAの量はEMAの基準値を83〜354倍超えており、基準値の600倍を越えるバイアルさえありました。
DNA汚染はコロナワクチン薬害の中でも最も深刻なものです。コロナワクチンの後遺症は多様ですが、世代を越えて後世まで受け継がれる後遺症はDNAの損傷によるもののみです。海外から相次いでいるDNA汚染の報告は、日本におけるコロナワクチン接種事業や今後のLNP/mRNA製剤に対する強い抑止力となると私は考えています。
以下「さてはてメモ帳」様より転載
http://glassbead.blog.shinobi.jp/vaccine/200%20billion%20pieces%20of%20dna
・サウスカロライナの教授は、2000億個のDNA断片がファイザーのCovid注射の単回投与を汚染していることを発見
Rhoda Wilson
2023年9月19日
https://expose-news.com/2023/09/19/200-billion-pieces-of-dna-in-a-single-dose/
※先週、がんゲノミクスの専門家であるフィリップ・バックハルト博士は、ファイザーのmRNA Covidワクチンに見られるDNA汚染についてサウスカロライナ上院で証言した。 ファイザーのCovidワクチンの各用量には、推定2,000億個のプラスミドDNAがあると彼は述べた。これらのDNAは、基本的に合成ウイルスである脂質ナノ粒子にパッケージ化されており、ワクチン接種者の細胞に送達される。
フィリップ・バックハルト博士[Dr. Phillip Buckhaults]は、サウスカロライナ大学の教授である。 彼は生化学と分子生物学の博士号を取得しており、がんゲノミクス研究を行っている。 それが効果的に意味するのは、彼と彼のチームは、彼らが想定されていない場所で外部DNAを検出する専門家であることである。
9月12日、彼はサウスカロライナ州上院医学局の環境環境統制局(「DHEC」)に関するアドホック委員会の前で証言した。
「ファイザーワクチンはプラスミドDNAで汚染されています。 mRNAだけでなく、DNAの小片があります」と、バックハルト教授は述べた。
サウスカロライナ州コロンビアのワクチン接種プログラムを担当した同僚は、使用された2つのバッチから、内容の残骸を含むすべてのファイザーバイアルを保持した。 残余物から、バックハルト教授は、これらのバイアルにあるすべてのDNAをシーケンスした。 「[ワクチン]に何があるのかがわかります。そこにDNAがあることは驚くべきことです。 そして、あなたはそれが何であり、それがどのようにそこにたどり着いたかを解決することができ、私は人間の健康と生物学の両方の観点からこれの可能性のある結果について心配しています」と、彼は述べた。
「このDNAは、私の考えでは、心停止による死のようなまれであるが深刻な副作用の一部を引き起こしている可能性があります。
「このDNAは、ワクチン混合物でトランスフェクトされた細胞のゲノムDNAに統合できる可能性があります・・・私たちはいつもラボでこれを行います;私たちはDNAの断片を持ち込み、脂質複合体と混合し、ファイザーワクチンが入っているようにです、私たちはそれを細胞に注ぎ、その多くは細胞に入ります。 そして、その多くはそれらの細胞のDNAに入り、それは細胞の永続的な一部になります。 それは一時的なものではありません。 それは今後のその細胞そして今後のすべての子孫の中にあり、そして永遠にもっと・・・だから、それが私がこのDNAがワクチンに存在していることに心配している理由です。 それは永続的である可能性があるため、RNAとは異なります。」
確たる分子生物学に基づいて、このDNAがその組織に対して持続的な自己免疫攻撃を引き起こす可能性があるというのは理論的であるが合理的な懸念である、と彼は述べた。
「それはまた、一部の人々の将来のがんの非常に現実的な理論的リスクでもあります。 この外来DNAが、ゲノムのどこに着陸するかに応じて、腫瘍抑制因子を中断したり、がん遺伝子を活性化したりする可能性があります」と、彼は付け加えた。 「まれだと思いますが、リスクはゼロではないと思います。」
「DNAは長寿命です」と、バックハルト教授は説明した。 「あなたがそれと共に生まれ、あなたと共に死に、そしてあなたの子供に渡すものです。 DNAは何十万年も続きます…だから、DNAへの変更-それらは固執します。」
バックハルト教授は、ファイザーのワクチンには多くのDNAがあると説明した。 一部は5,000や500の塩基対の長さであるが、ほとんどのピースは約100の塩基対である。しかし、これは無関係だ。なぜなら、ヒトゲノムにDNAの断片が統合される可能性はそのサイズとは無関係であるためだ。 「あなたのゲノムリスクは、粒子がいくつあるかという関数にすぎません」と、彼は述べた。 「ワクチン内にあるこれらの小さなDNAのすべての断片はすべて、ワクチン接種された人の細胞を修正するために何千もの機会を与えます。」
「プロセス中にそれらを切り刻んで消去しようとするため、その小片は非常に小さいのです-が、それらは実際にはプロセスのゲノム修飾の危険性を高めました。」
バックハルト教授のチームは、これらすべての小さなDNAをすべて取り、そのソースを確立しようと「それらを接着した」。 100,000個のDNAをまとめた後、彼らは、1999年にヒューレットパッカードからのスピンオフとして設立されたカリフォルニアのライフサイエンス会社であるアジレント[Agilent]からオンラインで購入できるプラスミドからそれが由来していることを確立することができた。
「ファイザーがこのプラスミドを採取してから、彼らがスパイクをクローンし、プロセスでそれを使用したことは明らかです・・・そのプロセスでは、RNAポリメラーゼ、このプラスミドを供給し、mRNAのコピーを大量に作ります・・・そして、あなたはこのmRNAを取り、それを脂質ナノ粒子トランスフェクション剤と混合すると、mRNAワクチンを得ます。しかし、彼らはこれを行う前にDNAを出すことができませんでした・・・彼らはそれを切り刻むためにいくらかの努力をしました、それで、そのプラスミドのこれらの小さな欠片はすべてRNAでパッケージ化されました。DNAシーケンスを見ることの法医学から何が起こったのかは日々明らかです」と、バックハルトは述べた。
彼は、このプロセスは、緊急許可(「EUA」)を得るために使用されたワクチンにあったプロセスと同じではないと説明した。 したがって、大量Covid注入キャンペーンの前に試験に使用されるバッチにDNAはなかった。 DNA汚染の問題は、ファイザーがEUAを獲得した後、数百万/数十億の投与のために生産を拡大した場合にのみ発生した。
「私たちは、この[DNA]のどれだけがワクチンに含まれているかを定量化できます・・・私は、あらゆる用量で探している[プラスミド]のワンピースの約20億コピーがあると推定しています・・・もしあなたが、[ワンピース]の20億コピーを観察した場合…[そのとき]ワクチンの各用量には、おそらく約2,000億個のこのプラスミドDNAの小片があります」と、バックハルト教授は述べた。
数千億個のプラスミドDNAが脂質ナノ粒子にカプセル化されているため、細胞に送達する準備ができている。 「これは悪い考えです」と、彼は述べた。 「[そのDNAは]基本的に、その内容物を細胞に捨てることができる合成ウイルスにパッケージ化されています。」
彼は、プラスミドDNAがゲノムに統合されているかどうかを確認するために、一部のワクチン接種を受けた人々をテストすることを推奨した。あなたが証明することができるこの害。他のワクチンの危害を受けていると、タイミングのためにあなたは疑わしいかもしれないが、実際に証明することはできない。 「これは、それがコーリングカードを残すので、あなたがそれを証明することができます。[もし]あなたが害を受けた人々の幹細胞にそれを見つけた場合、それは今死んでいる人の中で特定のタイプの鉛を見つけることと同等です。それがそれを引き起こしたものだと仮定するのはかなり合理的です」と、彼は述べた。
molbio08@molbio08
2023年7月19日
https://twitter.com/molbio08/status/1681393445339033600
※mRNAワクチンへのDNA混入問題を否定しようとする動きが目立ちます。それはなぜでしょうか。製造工程において本来除去されるはずのDNAが製造法が根本的に抱える問題によって残存してしまうからです。正しく製造できないとなると、それが深刻な問題であることは明らかです。今回はこの点を考察します。
現在のシュードウリジン化mRNAワクチンの製造法では、mRNAの合成反応に使用したDNAを除去することが極めて難しく、しかもこの課題の解決は極めて困難です。mRNAを分解すればDNAは除去できますが、製造したいものがmRNAですので、それでは意味がありません。
製造法が確立していないものを実用化することは大変困難なことです。mRNAワクチンの製造法には大きな問題はないはずという仮定のもとに多額な国費の支出が行われていますが、その前提が崩壊してしまいます。製造できないものの開発を進めることの意味はありません。当然のこととしてプロジェクト全体の見直しが必要になります。ここがDNA混入問題の最大のポイントなのです。
そもそもmRNAワクチンは異物であるウイルス由来抗原をヒト細胞内で産生するという免疫学の基本を無視した方法ですので、感染症に対するmRNAワクチンは全て失敗に終わると私は考えていますが、製造法に大きな課題があって、DNAの混入が避けられないとなってしまうと、混入したDNAが細胞内のトル様受容体を刺激して遺伝子導入細胞を殺してしまおうという免疫反応が起動します。そのため、DNA混入が避けられないということは、感染症以外の分野においてもmRNAワクチンの実用化は難しいということになります。
このように、DNA混入が避けられないとなるとmRNAワクチンにとっては致命的な一撃になってしまうため、その影響はたいへん大きく、多くのナショナルプロジェクトの全面的な見直しが必要になります。
そこで、Kevinさんが行った実験を他の研究者が追試するまで慎重に観察していましたが、サウスカロライナ大学の研究者が、Kevinさんが設定したPCRのプライマーセットを用いて、ほぼ同様の結果を得ることができました。
KevinさんのPCR実験のデモンストレーション動画が拡散されていますが、同様の実験が再現されましたので、mRNAワクチンにおけるDNA混入は避けられないことであり、それが複数の独立した研究者によって証明されましたので、mRNAワクチンは葬送行進曲とともに葬り去られる運命がほぼ決まったものと思います。
科学においては再現性が重要です。それも製造メーカーとの利害関係がない研究チームでの実験結果が重要です。Kevin以外の研究室でDNA混入が確認されたことは重要です。それも由緒正しいワクチンロットを使用しての実験ですので、この結果が出たことによってDNA混入問題はかなり信憑性が高い段階になり、mRNAワクチン技術は越えがたいハードルに直面したと思います。たぶん、これでmRNAの実用化はかなり先のことになるでしょう。
この問題の本質はシュードウリジン化したmRNAを用いることにあります。mRNAワクチンではなぜmRNAをシュードウリジン化しなければならいのか。それは細胞が備えている外来のDNAやRNAを検出するセンサーに関連しています。細胞にとっては細胞の機能を乗っ取られてしまうウイルスの進入は一大事です。ウイルスは細胞の機能を利用して勝手に増殖して細胞を破壊してしまうからです。
ファイザーとモデルナのmRNA型ワクチンではウリジン全てシュードウリジンに置換されています。シュードウリジン化することの目的は細胞内の外来の核酸が侵入してきたときに感知して反応するセンサーが反応しなくなるようにすることでした。トル様受容体という受容体が細胞膜とか、あるいは細胞内小胞(エンドソーム)の膜に存在しています。このうち、TLR3,TLR7.TLR9は細胞内のエンドソームの膜に配置されており、TLR3は細胞内の二本鎖RNAに対して反応し、TLR7は一本鎖RNAに、TLR9はDNAに反応します。
これらの受容体は細胞内にウイルスが侵入したことを察知し、一連のサイトカインの分泌を促し感染細胞を殺す反応を誘導します。このような現象を招かないようにすることを目的としてmRNA型ワクチンではウリジンをシュードウリジン化しています。細胞内で翻訳反応において重要な機能を担っているtRNA(トランスファーRNA)の」ウリジンはシュードウリジン化されており、TLRが反応しないようになっています。
mRNAワクチンでウリジンをシュードウリジン化しておくことにより、mRNA導入細胞が免疫システムで殺傷されないようにしているわけです。mRNAワクチンで使用しているのは左側の1-メチルシュードウリジンです。

新型コロナウイルス用のmRNA型ワクチンではウリジンをシュードウリジン化することに加えて遺伝暗号に工夫をしており、変更できる遺伝暗号は極力CまたはGに変更されています。
塩基対という言葉からわかるように、DNAやRNAを構成する4種類の塩基は特定のみ合わせで結合します。結合するといっても比較的弱い結合の水素結合で向かい合って結合します。
ウイキペディアからの引用ですが、この図の右側にGとCの結合、およびAとT(RNAではUになります)の結合が示されています。点線で示されているのが水素結合で、GとCでは三本の水素結合があり、AとTでは二本の水素結合があることがわかります。この塩基対を作るための水素結合は比較的弱い結合であるためDNAを水に溶かしておいて水の温度を上げていくと、この結合は破壊されます。DNAの二重鎖構造が乖離して二つの一重鎖DNAに変わることになります。
このときに二重鎖のDNAの半分の分子を一重鎖に変換する時の温度のことを融解温度(Tm)と言います。水素結合が二本よりも三本ある方がDNAの結合は強くなるため、4種類の塩基のうちGとCの割合を高めると二重鎖DNAを一重鎖に変換するためにはより高い温度にしなければならなくなります。

mRNAからタンパク質を翻訳する際に、三つの塩基が一つのアミノ酸を指定する形でタンパク質が合成されます。塩基は4種類ありますので、3塩基の組み合わせは64種類存在します。一方でアミノ酸は20種類しかありませんので、複数の三塩基の組み合わせが一つのアミノ酸を指定することになります。
ここで、注目すべきはmRNA型ワクチンでは極力GとCが多くなるような遺伝暗号が選択されています。例えばロイシンと言うアミノ酸を指定する三塩基の組み合わせは、4種類あります。CUU,CUC,CUA,CUGの4種類です。初めの二文字は共通ですが、三文字目はU,C,A,Gの4種類あります。このときにCUCまたはCUGを選択しているわけです。つまりアミノ酸の配列は同じでも、塩基配列としては異なった配列で同じアミノ酸配列のmRNAを設計することができます。
mRNA型ワクチンでは極力、CまたはGが選択されています。その結果どうなるかというと二重鎖のDNAが安定になるのはもちろんですが、DNAとmRNAの二重鎖も安定化されます。さらにDNAとRNAの二重鎖を安定化する要素があります。それが1-メチルシュードウリジンでウリジンを全て置き換えることです。
こうすることによって、DNAの二重鎖またはDNAとRNAの二重鎖はさらに安定化されて一重鎖に変換することが困難になっていきます。これが今回のDNA混入問題を招いた原因だと考えられます。合成されたmRNAが非常に強固に鋳型DNAに結合しているためDNase1による鋳型DNAの分解ができなかったということです。それならばシュードウリジン化しなければいいのですが、そうするとmRNAが導入された細胞が排除されてしまうためシステムが機能しなくなります。

ここでmRNAワクチンの製造プロセスを見てみましょう。
プロセスを箇条書きで書いてみます。
(1) スパイク遺伝子を含むプラスミドDNAを大量に製造する
(2) プラスミドDNAを制限酵素で切断し環状から直鎖状に変換する
(3) プラスミドDNAを精製しT7RNA合成酵素(T7RNAポリメラーゼ)でシュードウリジン化されたmRNAを合成する
(4) 鋳型に用いた二重鎖のDNAをDNaseIで分解し数塩基の断片にする
(5) 断片化されたDNAを除去して純粋なmRNAにする
(6) 脂質ナノ粒子に包んでバイアルに充填して製造完了
今回Kevinさんが指摘したのは(2)の制限酵素処理が不完全なことと(4)のDNase1処理がうまくいいっていないことです。
制限酵素処理がうまくいかなかったのは一般的でない酵素を使用したからだと思います。分子生物学実験で良く使用される一般的な制限酵素を使用すれば、それらの酵素は活性が高く、かつ大量に出回っているため品質は安定しています。
あるメーカーのカタログによればEam104lは1500unitで価格は42100円です。一方で良く使用される代表的な制限酵素EcoR1の価格は25000unitで15000円です。1unitあたりの価格で比較してみるとEam104lは46倍です。経験的に、このような酵素は活性が不安定でDNAが切れたり切れなかったりします。制限酵素処理が不完全というのも理解できることです。
制限酵素処理が不完全だとどのようなことがおきるのでしょうか。本来ならばスパイク遺伝子の部分だけでmRNA合成が終了しなければならないのですが、割合は少ないものの本来合成がストップする場所で止まらないで、プラスミドを一周してしまうような長いmRNAができてしまいます。
ここで貼り付けた図をご覧ください。
DNaseI処理が不完全になってしまう理由ですが、シュードウリジン化されたmRNAがDNAに強固に結合してヘテロ二重鎖またはヘテロ三重鎖を形成するためと考えられています。
環状のプラスミドDNAの制限酵素処理が完全に行われていれば、図の右半分に示した直鎖状のDNAからは赤い矢印のスパイク遺伝子のmRNAしか合成されないはずです。この場合にはKevinさんがデモ動画で示したPCR反応で増幅される部分の一つであるori 配列(黄色の矢印の部分)にはシュードウリジン化されたmRNAが巻き付いているということは考えられず、そもそもPCRで増幅されるDNAは残っているはずはありません。ところが実際には、この部分からDNAが増幅され、しかもそのCt値は20以下でした。
制限酵素処理が全く行われていないとは考えにくいため、ここまで到達したmRNAはごくわずかだと思います。それでも200万コピーとかのDNAが残存していて、それが複数の研究者の実験で再現されたわけです。この部分はmRNAの合成開始点から最も遠く離されているため、決して残存してはならない部分です。この部分よりも上流の部分はより大量にDNAが残存していることでしょう。

このことから考えられることは
(1) 最も残存する可能性が低いori 部分が分解されずに残っているため、その上流部に存在しているSV40プロモーターもori部分よりも多く残っていることが想定される。
(2) スパイク遺伝子の部分は最も大量にDNAが残存していると考えられ、スパイク遺伝子全長のものも少なからず残存していると考えるべきである
(3) 我々がmRNAワクチンだと考えていた者はRNAおよびDNAのハイブリッド型ワクチンであった。
(4) 中途半端に切断されたDNA断片をLNPに包んでヒトに投与するとDNA断片は細胞に効率よく導入され、その一部はゲノムDNAに取り込まれることが想定される。
結論ですが、mRNAワクチンの接種は全面的に中止し、早急にDNA混入の実態を把握すべきです。また、この製造上の問題が解決するまではmRNAワクチンに関する研究開発もストップすべきでしょう。そもそも感染症対策のワクチンとしては致命的な欠陥がある方法ですが、それに加えて製造できないとなったら、mRNAワクチンプロジェクトの研究開発を行う意味はないでしょう。
molbio08@molbio08
2023年7月21日
https://twitter.com/molbio08/status/1682134804370956288
※mRNAワクチンに混入したDNAが問題視されるのに、DNAワクチンについては、問題視されていないのはなぜかという質問がありました。今回は、この問題について考察します。DNAを細胞に届ける方法が全く異なっているということ、DNAの体内分布、そして遺伝子導入細胞が排除されるかどうかにおいて大きく異なっていることなどがポイントです。
製薬業界に2010年問題という大きな波が押し寄せたことによって業界のあり方は大きく変化しました。2010年問題とは、従来型の低分子医薬品の特許が一斉に切れたたために生じた問題です。というのは欧米では医薬品の特許が切れるとジェネリック医薬品メーカーがジェネリック医薬品を売り出します。日本ではジェネリック医薬品が売り出されてもブランド医薬品との置き換えはなかなか進みませんが、アメリカでは一年後にブランド薬の売り上げは20分の一まで低下します。
ブランド薬というのは巨大製薬企業、メガファーマがかなりの資金を投入して開発した先行する医薬品のことです。最近では一つの医薬品が世に出るまで1400億円などという巨額な研究開発投資が必要だと言われています。せっかく開発した大型商品が売れなくなると製薬企業の経営にとって大きなダメージを与えることになります。主力の大型医薬品の特許が2010年に切れたため、製薬業界は大きな衝撃に襲われたのです。その結果、進んだのがジェネリック医薬品の参入が困難なバイオ医薬品へのシフトです。
バイオ医薬品、biologicsとも呼ばれますが、核酸医薬と抗体医薬の二つが代表的なカテゴリーです。抗体医薬はマウスを免疫して作成し、それをヒトに投与できる形に遺伝子工学的に改変して実用化します。この過程はヒト型化と呼ばれます。マウスの抗体をヒトに接種するとマウスの抗体に対するヒト抗体ができてしまうため、抗体の抗原結合部位以外の部分をヒト抗体と置き換えるわけです。抗体をヒト型化する技術が進んだことと、抗体医薬にもヒット商品が生まれたため、抗体医薬は現在の創薬研究の中心となっています。
このような流れの中で、核酸医薬の実用化は抗体医薬と比べると大きく後れをとってきました。核酸は強いマイナス電荷を帯びているため、脂質から構成される細胞膜を透過することはできません。さらに生体内には核酸を分解する酵素が存在しており、特にRNA分解酵素は体内の至る所に存在しています。核酸医薬が投与後に分解されないようにする一方で核酸医薬を細胞内に導入する技術が求められていました。この問題を部分的な解決したのがDNAやRNAを脂質ナノ粒子(LNP)に包んで投与する方法です。
核酸をLNPに包んで投与すると核酸は血液中で分解されなくなります。なぜなら脂質に包まれた核酸にRNA分解酵素やDNA分解酵素は接近できなくなり、その結果分解から免れるようになったわけです。これで核酸医薬が患部に届くまでに分解されてしまうという問題は解決しました。となると次なる課題は核酸医薬をどのようにして細胞内に届けるかということです。核酸医薬としては、標的遺伝子の遺伝発現を抑制するアンチセンスDNA, RNA干渉法を利用したsiRNAそして遺伝病の治療においては疾患原因遺伝子そのもののDNA、あるいは、その遺伝子のmRNAを届けることなどが代表的なものです。これらは全て細胞外では機能せず、細胞内に届けられなければ機能しません。LNPは核酸医薬を細胞内に届ける機能を持つことも明らかになり、LNPを構成する成分を検討することによって高い確率でLNPが細胞の膜と融合するようになり、核酸医薬を細胞内に届けることが可能になりました。siRNAといった、バイオ分野の研究者以外の方には耳慣れない言葉がでてきましたので、理解を深めるのに役立つ動画を紹介しておきます。
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LNP技術ができたことで核酸医薬を細胞内に効率よく届けることは可能になりましたが、次に障害になってきたことは核酸を細胞内に導入してしまうと自然免疫を活性化してしまい、核酸医薬が導入された細胞が殺傷される反応が誘導されてしまい、せっかく細胞に導入された核酸が機能する前に細胞が排除されてしまうことです。ここで重要な役割を担うのがTLR、トル様受容体です。この前のスレッドでも登場した細胞内に存在する外来のDNAやRNAを検出するセンサーです。
TLRについても説明するとかなり長くなってしまいますので動画を紹介しておきます。TLRに核酸が見つからないようにするために考案されたのが、例えばmRNAであればシュードウリジン化することです。シュードウリジン化されたmRNAはTLRに見つからないようになり、また細胞内での分解もされにくくなり安定に発現するようになります。
https://bing.com/videos/search?q=%e3%83%88%e3%83%ab%e6%a7%98%e5%8f%97%e5%ae%b9%e4%bd%93+%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8a%e3%82%84%e3%81%99%e3%81%8f&&view=detail&mid=D7CE214536437C68D2FED7CE214536437C68D2FE&&FORM=VRDGAR&ru=%2Fvideos%2Fsearch%3Fq%3D%25e3%2583%2588%25e3%2583%25ab%25e6%25a7%2598%25e5%258f%2597%25e5%25ae%25b9%25e4%25bd%2593%2B%25e3%2582%258f%25e3%2581%258b%25e3%2582%258a%25e3%2582%2584%25e3%2581%2599%25e3%2581%258f%26FORM%3DHDRSC6
LNP-mRNAワクチンは全身に拡散し、遺伝子は効率よく細胞に入り、遺伝子細胞が排除されないようになっています。
一方で、DNAワクチンでは遺伝子を細胞内に届けるためには別の手段を使用することが必要です。DNAを用いた核酸医薬の実用化が進んでいない理由としては、DNAをいかにして細胞内に導入するかが解決されていないことがあげられます。質問にあったインドのDNAワクチンですが、DNAワクチンの大きな課題であるDNAを細胞に導入する方法として電気穿孔法を使用しています。この方法をベースにしていろいろ工夫することでヒトに使用できるようにして、局所的な遺伝子導入を可能としています。この方法での遺伝子導入ですが、効率はそこそこ上げることはできるでしょうが、重要なのは遺伝子が導入されるのが局所に限定されることです。
この方法では、局所的に細胞に高電圧をパルス状にかけてやります。そうすると細胞に穴があいてプロモーター付きの遺伝子が細胞に導入されます。mRNAでは細胞質でタンパク質が合成されますが、DNA型ワクチンでは導入されたDNAが核に移行しないとmRNA合成はおきず抗原タンパク質はできません。したがって、ここにも特別な工夫が必要です。
この電気穿孔法、つまり、局所の組織に高電圧をパルス状にかけて遺伝子を導入する方法ですが、細胞に一瞬穴があいて、その瞬間にDNAが細胞内に入ります。条件にもよりますが、この方法では細胞が死んでしまうことも多く、細胞死を減らすためには条件を最適化することが必要です。最適な条件が見つかると一瞬あいた穴はふさがり、DNAは細胞内に導入されます。繰り返しますが、この方法では遺伝子が、細胞が導入されるのは局所的です。この写真は光るタンパク質の遺伝子をマウスの胎児の脳にエレクトロポレーション法で導入したケースです。導入されたンパク質は高電圧パルス処理が行われたエリアに限局して発現しています。
この方法は最近では美容医学の分野でも大いに活用されています。皮膚において高電圧をパルス状にかけることで、様々な物質の皮膚での投下効率を高めようという試みが行われており、専用の機器も開発・実用化されています。下の図はこの論文からの引用です。
Progenitors resume generating neurons after temporary inhibition of neurogenesis by Notch activation in the mammalian cerebral cortex. Development (Cambridge, England), 132(6), 1295-304

一方でLNPを使用したmRNAワクチンはDDS技術(drug delivery system)としては、ある意味、画期的です。というのは、遺伝子導入効率が格段に高く、出会った細胞と速やかに融合し、内部に含まれるmRNAやDNAを高い効率で細胞内に導入することができるからです。筋肉注射した場合、LNPは全身をかけめぐり、血管内皮細胞とか心筋細胞とか、種々のリンパ球とか肝臓、卵巣などの全身の細胞と融合し、それらの細胞にすみやかにmRNAを届けることができます。
全身の細胞に届くということはよさそうに思えますが、これは重大な欠点になることもあります。狙った臓器以外にもmRNAが運ばれてしまうことや、最初に出会う血管内皮細胞などにmRNAが入ってしまうためです。
DNAワクチンと今回のmRNAワクチンの違いは遺伝子の導入効率と遺伝子が届けられるのが全身性か局所的かということに加えてもう一つ違いがあります。DNAワクチンのDNAはメチル化されていないため、遺伝子導入細胞のTLR9受容体が反応し、遺伝子導入細胞を殺傷する一連の反応がスタートします。TLRについては紹介した動画をご覧ください。mRNA型ワクチンも最初は実用化が難しかったのですが、シュードウリジン化することで、このような反応が抑制され、mRNA導入細胞は排除されることなく、抗原タンパク質が生産され、免疫誘導がおきることになりました。この方式が他のしくみでの免疫抑制も招くことは以前紹介済みです。
ここで、LNP-mRNAワクチンに混入しているとDNAとDNAワクチンをいくつかの項目で比較してみます。
(1) 遺伝子導入効率 これはLNP方式の方が格段に高い。したがってmRNAに混入しているDNAは高い効率で細胞内に届けられます。
(2) 遺伝子が届けられる細胞について LNP方式では全身に届けることが可能です。一方でDNAワクチンでは接種された局部に限られます。したがってmRNAワクチンに混入しているDNAは全身に届けられ細胞に効率よく入ります。
(3) 遺伝子導入細胞が免疫システムによって排除されるかどうか。LNP方式では免疫システムによって排除されず、しかもmRNAは長期間持続します。RNAによるタンパク質の合成は長期間続きます。mRNAワクチンでは制御性T細胞が活性化されますので、混入しているDNAがあったとしても、その細胞が免疫システムで排除されるかどうかは不明です。たぶん排除されないのではと考えています。
ここまで読めば、DNAワクチンのDNAと脂質ナノ粒子に包まれたDNAとでは次元の異なる性質を持っていることがわかります。接種部位のごく限られた細胞集団にだけDNAが導入されるDNAワクチンと、全身性で効率よく細胞にRNAと一緒にDNAが届けられるLNPとでは大きな違いがあります。LNPに包まれていなければDNAを注射されたところで大きな問題はありません。なぜならDNAは細胞に入らないからです。また全身の細胞にDNAが届けられることもありません。実際には、DNAをLNPで包んで個体に接種することで個体レベルの遺伝子導入が可能となったと理解してもいいでしょう。さらに、DNAをメチル化してから遺伝子導入すればTLRによる排除も受けなくなるでしょう。今後、この方法を使用したマウスなどの動物実験による研究が進んでいくものと考えられます。
最後に書いておきたいのは、LNPによる遺伝子導入技術はまだ開発されてから日が浅く、どのようなリスクがあるかが不明だということです。また、ここまで読んでいただければわかるように、この技術は核酸医薬を個体レベルで導入するための新技術であり、この方法で開発されたものは核酸医薬として人体への使用の可否を検討すべきものです。
核酸医薬として人体への使用の可否を検討するのであれば、ワクチンとしての検討と比べて格段に医薬品として使用が認可されるためのハードルが高くなります。ほんの一例ですが、生殖毒性はないのか、導入されたDNAがどのような確率でゲノムに取り込まれ、そのことがどのような短期的・長期的な影響があるのかなどが十分検討されることが必須です。
LNPで細胞に遺伝子をを導入する技術は興味深い技術ではありますが、接種後の体内動態を制御できないと実用化は難しいと考えています。
こうして考えると今回のmRNAワクチン薬害はおきるべくしておきたものとも言えます。本来は核酸医薬として薬事承認の審査すべきものを、基準が甘い従来型のワクチンとして審査して承認してしまった。それも核酸医薬の実用か例が少ない状況において承認してしまったわけです。また、このワクチンの情報が当初隠蔽され、科学者に正しい情報が届けられなかったことが、さらに多くの不幸な事態を招きました。このようなことは二度とおこしてはなりません。
確立していない技術を人体に使用した代償は支払わなければなりません。追加接種を続ければ続けるほどその代償は大きくなっていきます。あらゆる追加接種はストップすべきです。