以下「In Deep」様より転載

https://indeep.jp/spike-protein-induced-changes-in-mao-activities/

・スパイクタンパク質は神経疾患や精神疾患と強く関係する「MAO」に結合するという新しい研究論文

2021年9月7日

※モノアミン酸化酵素(MAO)

MAOは神経伝達物質の不活性化に必要不可欠な役割を果たすため、MAOの機能異常は多数の精神疾患と神経疾患の原因となっていると考えられている。 (Wikipedia)


※最近どのニュースを見ても、「何だか狂っている」としか思えないことも多いのですが、最近のある医学論文を思い出しまして、

「いや、本当に狂っているのかもしれない」

と思い直しました。

その研究は、クロアチアの複数の大学の専門家たちによるもので、その内容は、

「スパイクタンパク質は脳のモノアミン酸化酵素(MAO)に結合する」

というものです。


モノアミン酸化酵素。

簡単にいえば、「スパイクタンパク質が、幅広い脳の神経疾患と神経障害を引き起こすメカニズムが判明した」ということにつながる内容の論文なのでした。

少しご紹介したいと思います。


MAOに結合するという意味は?

その論文を取り上げていた記事から一部ご紹介したいと思いますが、やはり、この聞き慣れぬ「モノアミン酸化酵素 (MAO)」というものについて、最初に少しご説明してからにしたいと思います。

Wikipedia からの抜粋では以下のようなものです。最初は、

モノアミン酸化酵素(略称: MAO)は、モノアミンの酸化を触媒する酵素ファミリーであり、酸素を用いてモノアミンからアミンを除去する。(モノアミン酸化酵素)

とあり、意味がよくわからないのですが、問題は次のところです。

臨床的意義

MAOは神経伝達物質の不活性化に必要不可欠な役割を果たすため、MAOの機能異常は多数の精神疾患と神経疾患の原因となっていると考えられている。

例えば、体内のMAOの異常な高値や低値は、統合失調症、うつ病、注意欠陥・多動性障害、薬物乱用、片頭痛などと関係している。 (モノアミン酸化酵素)

というように、

> MAOの機能異常は多数の精神疾患と神経疾患の原因となっている

ということらしいのですが、今回ご紹介する研究では、

「スパイクタンパク質は、この MAO に結合して異常を起こす」

ことが示されたものなのです。

記事をご紹介します。


・SARS-CoV-2 スパイクタンパク質は脳の MAO 酵素に結合し、神経学的問題を引き起こす。その結合親和性は、いくつかの新しい変異株で強化されている(thailandmedical.news 2021年9月6日)



※クロアチアの複数の機関の研究者たちによる新しい驚くべき研究結果は、SARS-CoV-2 コロナウイルスのスパイクタンパク質が、ある酵素に対して強い結合親和性を持っていることを示した。

それは、モノアミン酸化酵素(MAO)と呼ばれるもので、神経変性状態と関係する酵素だ。COVID 患者たちに、神経変性状態を含むさまざまな神経学的状態が出現するのは、さまざまな神経伝達物質の活動と化学的経路におけるスパイクタンパク質と MAO の結合とその後の MAO の破壊の結果である可能性を示している。

さらに厄介なのは、スパイク変異のために、いくつかの特定の新たな変異体は、これらのモノアミン酸化酵素(MAO)への結合の親和性がさらに強化されていることを研究が発見したという事実だ。(※ 変異株は、よりMAOに影響を与えやすいと)

いくつかの証拠は、モノアミン酸化酵素(MAO)活性が、神経系の生体アミンと神経活動のレベルを調節できることを示している。MAOは、神経伝達物質であるノルエピネフリン、セロトニン、ドーパミンを脳から除去することに関与している。

過去のさまざまな研究により、SARS-CoV-2 コロナウイルスとそのウイルスタンパク質が、直接的または間接的に脳とさまざまな神経学的側面に影響を与える可能性があることがすでに実証されている。

多くの公表された研究は、COVID-19 に感染した個人に長期的なメンタルヘルスの影響を与える可能性があることに同意している。これは、現在不明で広く議論されている脳障害の病態生理学における新型コロナウイルスの役割を理解する必要があることを意味する。

研究チームの分子動力学シミュレーションは、野生型および南アフリカの B.1.351 変異体からのスパイクタンパク質の MAO 酵素に対する親和性が、 ACE2 受容体の親和性に匹敵することを示した。

神経伝達物質基質に対する MAO の親和性が変化するため、代謝変換の速度に影響を与え、レベルのバランスが崩れると見られる。

この細かい調節がさまざまな脳の病状の病因と強く関連していることを理解することにより、これらの研究結果は、脳の MAO 触媒活性への干渉が COVID-19 感染後の神経変性疾患の増加の原因である可能性を初めて浮き彫りにした。


ここまでです。

論文の概要の最後は、

> 脳のモノアミン酸化酵素(MAO)触媒活性への干渉が、COVID-19 感染後の神経変性疾患の増加の原因である可能性を浮き彫りにした。

とあり、これまでもたびたび見られていた、あるいは報告されていた「コロナ感染後の神経、精神状態への影響」についての原因がこれでかなりはっきりしたということになるのでしょうか。


これらを読みまして、ふたたび、MAO の説明を読んでみましたら、つまり、この MAO というのは、

「神経伝達物質を不活性化させる」

もののようで、説明によれば、以下のような神経伝達物質が MAO によって分解されるようで、そのため、この MAO の機能に異常(高活性でも低活性でも)が出ると、精神疾患と神経疾患の原因となるということのようです。


MAO に分解される神経伝達物質

セロトニン、メラトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、フェネチルアミン、ベンジルアミン、ドーパミン、チラミン、トリプタミン


このような、セロトニンだとかメラトニンだとかノルアドレナリンだとかに異常が起きれば、普通の神経状態ではなくなるのも理解はできます。

(※ブログ主コメント:ワクチンを打った後、発狂して自殺するケースがあるのはそのためか?)

研究では、スパイクタンパク質は、その MAO に結合しやすい性質を持ち、つまり攻撃するということですかね。

それによって、神経疾患的、あるいは、神経疾患とまでいかなくとも、精神的な部分で、あるいは性格などが「変化」してしまうということもあり得るというか、この研究では、ある程度は「それはあり得る」と。性格が変わってしまうというようなことがあるのかもしれません。

上の神経伝達物質の一覧を見ますと、これらが影響を受けたりした場合、人によって、以前より怒りやすくなったり、逆に以前より感情が出なくなったり、笑わなくなったり、あるいはその逆だったり…という「変化」がコロナ感染の後……と、そして……ワク……うーん…。

内容が重いなあ…。

結局、今の社会で、スパイクタンパク質を大量に体内で作っているのは……と考えますと、なかなか今後も重い展開が続くような気もします。

その人数が数千万人とかになってきている今、何だかあまり自由には書けないです。