息子の公立高校の前日ではあるけれど、娘の話。

娘は高2。小学校と中学校の時は友だち関係がうまくいかず、中2の秋から学校に行くことを拒否し始めた。

こういう時は、受け入れてあげるべきとはわかってはいたけれど、まだ娘は不登校ではない、まだ今なら間に合う、行ける、と私はひたすら不登校を受け入れなかった。

今の時代、これは間違いとされてるのだろうけど、私はこれでよかったと思っている。あの時の話で娘は未だに私の対応を不服としているが、あの時私が「もう行かなくていい」と言っていたら娘は高校も行かなかったかもしれない。

行っていてもすぐまたつまづいたとき、行かなくなったかもしれない。と思う。

子どもはそれぞれ違うし、その子に合った対応が必要だと思う。当時は不登校の我が子を受け入れられない自分に自己嫌悪とかもっていたれど、今はこれで良かったと思っている。


さて、そんな娘。高校生活はクラブ活動に打ち込み、勉強が悲惨なことにガーン

2度ほど、留年やばいです、という内容で学校に親子ともども呼び出され、塾に行きたいと言い出した。家計が大変な中、中学のときに行っていた個人塾の先生が安めの値段でみてくれることになり通い出した。

この先生、不登校のときとても親身になってしっかり指導してくれた。娘も私も信頼している先生だ。

ちなみに息子には合わなかったようで、息子は別の塾に行っている。

塾に通い出した娘は、定期テストでどんどん成果を上げていき学校の先生も目をみはるほどだった。そのうち進学したいと思ってきたようだ。


そこで大学。何をしたいのか、どんなコースに進むべきか。本人も迷い迷って、とりあえず興味のあるものを絞り出した。

まず、私がしている保育士。私の姿をみて興味持ったらしい。

これに関しては少し嬉しい。 

あとは介護関係。施設にいる私の父を見て興味もったらしい。

一番やりたかったのは音楽関係の仕事らしいが、これで食べていくのは難しいと思ったようだ。


で、やっとこさ先日行きたい大学の行きたい学科をみつけたようだ。

そこは音楽療法なんかの資格や小学校、幼稚園、保育士なんかも取れる。あと女子大生っぽく過ごせそう、らしい(笑)

なんにせよ、目標もてたことはとても嬉しい。

不登校や反抗期、勉強もできず一時は障害があるのでは?と病院から発達検査を受けた娘が成長しているのが何よりも嬉しい。

息子の反抗期もいつかこんなふうに終わるのかな?

とにかく、親ってしんどいけどこんな喜びがあるからできるのかもね。