先日の息子とのケンカの翌日、五木のテストの結果が届いた。
息子の志望校、E判定
相変わらず私とは口をきいていないけど、明らかに私に相談したい様子の息子。
わかっていながら無視する私。
主人や娘(姉)に「やっぱりあきらめた方がいいのかなぁ」と弱気な発言を繰り返していた。
次の日、息子がいないときに塾の先生へ電話してみた。
息子が通う塾は個人塾でオープン2年目のところだ。
はじめはもう少し安い、娘が通っていた集団の塾に行かせていたが、息子には合わなかったようで行かなくなった。学校へ一時行かなくなった娘にはよく合っていて、ものすごく力になってくれた塾だったのだけど相性というものは存在するようだ。
特に息子は信用できる大人を選び、信用できない大人には徹底的に反発するので難しい。
今の塾の先生のことは信頼しきっている。ただ、オープンしたてと言うこともあり勉強を教えてくれたりするのはいいのだけど、受験に対してはよくわからない。
受験のこともほとんど先生と親と話せていない。コロナ渦の中ということもあるんだろうけど、普通もっと懇談とかするはずなんだけど。
塾の先生には、志望校応援すると言われたみたいなので、このスレスレ以下の成績でどう考えているのか知りたかった。
一部始終を私が話したあとずっと話しを聞いていた先生が言った。
「お母さん、ちょっといいですか?まず持っていきかたがマズイです。もっと受験生の気持ちをわかってあげてください。」
一瞬、ムッとくる私。何もわかっていないと???
でもその後の言葉に返せなくなる。
そもそも反抗期な上に受験生。不安がいっぱいなのだと。志望校は無理かもしれない。そのことは本人が1番よくわかっている。ここでその現実を目の当たりにしたり、下のランクをちらつかせたりするとこれ以上勉強しなくなる。公立の受験が近づいて来ると、嫌でも自分の力不足がわかるときがくる。その時まで励ましてあげてほしい。不安になってやめようかと相談されたら、頑張れと寄り添ってあげてほしい。反抗期で暴言吐いたりしても、我慢してあげてほしい。あの子はいつかきっとあんなこと言って悪かったなと反省するときがくるから。もともと慎重派で精神面が弱い部分のある子だから決して無茶はしません。
という内容だった。
頭をガンと打たれた気分だった。
よく見ていたはずの息子。いつの間に見失ってしまったのか。。。
ただ先生はいつか気づいてランクを自分で下げると言っていたけど、私は私立が受かっていたらそのまま突っ走るか、周りに説得されて変わる気はするのだが、そのへんはどっちでもいい(笑)
あとやっぱりもうちょっと早い段階で懇談してほしかったなー。
夕飯時、相変わらず話しをしていない状態であったがまた息子から「やめたほうがいいのかなぁ」と出た。
「だめであろあろうがなかろうが、自分が行きたいとこと決めたんでしょ?それなら頑張りなさい。」と言ってみた。
息子の顔つきがパァっと変わる。嬉しそうに「うん。」
これを言ってほしくて繰り返していたんだと改めてわかる。
息子とその後仲直りした。
これからしばらくケンカは繰り返すのだろうけど。まるでホームドラマのような光景に少し笑いそうになる私だった。