インキネンのシベリウス・チクルス第2回です。
演奏会の感想はやはりすぐ書かないと駄目ですね。
しかも3日で4回も聞くとごちゃごちゃになっちゃって正確に思い出せない(笑
まして今回はその4回目の演奏のインパクトがデカかったので、、、

日本フィルハーモニー交響楽団 第355回名曲コンサート
指揮:ピエタリ・インキネン
演奏:日本フィルハーモニー交響楽団
コンマス:扇谷泰朋
会場:サントリーホール(4月19日)

シベリウス:交響曲第4番
シベリウス:交響曲第2番

カラヤン広場音符



今回インキネンは4番と2番で陰と陽、暗と明、硬と柔、緊張と弛緩、といった対比を隠れテーマとして仕組んでいたのでは?と感じました。4番は演奏される事があまりなく馴染みやすいメロディーもなく摩訶不思議な雰囲気が漂う難しそうな曲で、これに対し2番は頻繁に演奏され美しいメロディーのある明るい曲。これをより強調したかったのかな?って。4番が月で2番が太陽の様な(なんちゃって)

集中砲火の巻で書きましたがこの日は半分程しかお客さんが入ってませんでした。
そうなると当然いつもより響くサントリーホールを期待してしまう訳で(笑

ところが4番が始まると硬く陰鬱なあまり響かない音が飛出して来ました。
あれ?おかしいな?今日の日本フィル調子悪い?
普通は曲が進むにつれ段々柔らかくなってくるけどずっと硬いまま。しかし張り詰める緊張感は半端なく調子が悪い訳ではなくわざとこうしているのだなと感じ始め2番の演奏でやはりなと確信しました。2番が始まった途端4番とはまるで違う柔らかなホールいっぱいに響き渡る音が飛出して来ました。弛緩し杉でちょっとアンサンブルが雑になる所があったりしたけど(^▽^;)

インキネンは今回に限らず過剰な情感を込める事はあまりしませんが、それでもシベリウスの持つ透明感や民族色、北欧の自然を彷彿させつつ、この2曲の特徴を見事に描き切り前半と後半でまるで違う音、音楽を楽しむ事ができました。

2番は開放感豊かな音だったのでいつもより長いホールトーンの余韻を楽しもうと思っていたのに最後の1音とほぼ同時に拍手をし始めたやつがいてガックリしました(´・ω・`)

アンコールはクオレマから「悲しきワルツ」。
こちらは4番の演奏に近いソリッドな演奏でした。