2012年5月14日(月)13:00
新潟大学医歯学総合病院での手術の予約時間です。
T歯科医院の先生お勧めの今回の手術は自家歯牙移植といい、自身の親知らずを抜き、予後不良となった歯を抜いたところに移植するというなんともミラクルな
「え?!そんなん可能なの?」
的な手術なのです。
手術は午後からだけど、手術当日って結構ナーバスになるじゃない。
だからホントは有休を取って心の準備をして、万全の状態で臨みたいところなのに、今日も通常通り朝から会社へ出勤です。
家|´;ω;).。oOシクシク
月曜日はお客さんから送られてくるデータ処理を行わなければならず、それを怠ると丸々その週の仕事が滞り従業員一同身動きが取れなくなるので、なかなか休めません。
他にデータ処理できる人がいればいいのだけど、このご時勢ですからギリギリの人員でやらなければならないのです。
よって、11時50分まで仕事をし、病院に向ったのでした。
病院には12時30分に到着。
予約時間が13時なので早めに到着したが、なあに、時間前に到着して待ってるのは社会人としての常識さ。
つか、ホントはドキドキして気が逸って自然とアクセルを踏んでただけの事。
その証拠として、術前に血圧を計ったのだけど、上が148で下が89。
バカ高くなってましたwww
それには先生も
「青空さん、血圧が高いね。もう一回計ってくれる?」
と言ったくらいですから。
で、再計測の結果、上が125、下が80まで落ちてんの(笑)
「大丈夫ですね。じゃあどうぞ」
と呼ばれた瞬間にはまた180くらいまで上がっただろうけどね。
診察椅子に通され、座ると先生
「青空さん、今日の手術は学生に見せたいんですけどいいですか?それと、歯茎を切除するんですが、その部位を私の研究に使いたいんですが、それもお願いできますか?」
とのこと。
ええ、もちろん。オイラでお役に立てるならいくらでも使ってください。
それが今後の日本の医療の役に立てるなら・・・
って、話を大盛りにしちゃったけど、実際研究に使いたいらしい。
なので快く承諾し、サインをしました。
手術に入る前に、その学生から何点か質問があるという事です。
「歯学部6年生の○○と申します。今日は宜しくお願いします。」
とオイラの脇に座ったのは、なんとも可愛らしい女の子ではないですか。
この手術室が戦場であるなら、この子はその戦場に咲く可憐な一輪の花。
瞬間、ニヘラー(*′ ∇`) となったのは言うまでもない。
いくつかの質問の後、先生に「中は見た?」と言われたカワイ子ちゃん。
「すみません、では中を見せてくださいね。口を開けてください」
と、椅子を倒すことなく無影灯を点け、顔を寄せてきます。その距離数cm。
うわあ、こんなに近くまで?
神様お願いだ。このまま時間を止めてくれ。
いや、イカンイカン。その可愛いお顔にオイラみたいなオヤジの息を吹きかちゃいけない。
可憐な一輪の花が臭い息によって枯れてしまうではないか。
ならばと、鼻で呼吸を試みますが今度は鼻息が掛かってしまうし。
そこで、1秒間で足し算がひとつできるオイラのスーパーコンピューターが導き出した答えは、
『息を止めてればいいんだ』
ところがこのカワイ子ちゃん、さすがに学生だけあって勤勉なんですかね?一向にやめようとしないのです。
オイラの息もそうそう長くは止めていられないぞ!
マイッタ( ;´・ω・`)人(´・ω・`; )マイッタ
カワイ子ちゃんがちょっとカルテ(?)に書き込む為に離れたところを見計らって、「はあーーーー」と大きな息をしましたとさ(笑)
(臭い息をまき散らすんじゃねえ!というツッコミはやめてね。)
しかし甘い時間はそうそう長くは続かないものです。
「じゃあ青空さん、始めましょうか。麻酔しますね。」
現実に引き戻されてしまいました。
「では倒します。」
と診察椅子を倒す先生。
直後、顔には口の部分だけが切り抜かれた不織布が掛けられます。
「麻酔打ちますね」
とまずはほっぺの内側にブスリ。
☆ ̄(>。☆)イテェ
すぐさま、歯茎にもブスリ。ん?もう痛くない。
どうやらオイラは麻酔が効きやすい体質のようです。
結局、『最初の』麻酔は全部で何本打ったんだろう?あっちこっちに打ったような感覚だけがあって、すぐに痺れてくるので正確な本数は分かんないや。
「じゃあ、麻酔が効いてくるまでちょっと待ちますね」
と言われたけど、先生、もうバッチシ効いてますよ (^-^ )
と、なんだか後ろにはかなりの人が居る気配。
顔には不織布が掛けられているので見えないけど、多分5~6人は居たんじゃないかな?
先生、助手のカワイ子ちゃん、その他5~6人だから、結構な大工事なんだね。
「それでは始めますね」
(ここからはオイラの想像です。なんたって、見えませんからね。でも、音と実際に触られている感覚と、痛みでそうそう違いはない・・・と思うんだけどね)
そう言ってまずは親知らずを抜く為、歯茎を切除していきます。
ぜーんぜん痛くないの。
麻酔が優秀で痛くないのか、オイラの体が特異なのか・・そりゃ当然麻酔が優秀に間違いないさね(笑)
切除後、ゴリッ、ゴリッ。と顎の骨を何かしてるような音がした後、
「ミノ持ってきて」
と先生が後ろのスタッフに指示します。
ミノって?(〟-_・)ン?
「顎を両側からガッチリ支えてくれる?こうグッと」
と助手のカワイ子ちゃんに言うと、オイラのエラの辺りの顎をグーーーッと支えます。
何?何が起こるの?
「コンコンしますね」
コンコン?(; ̄ー ̄)...ン?
グイーーーッ。(顎を支える)
ゴンゴンゴンゴン(ミノで骨と親知らずを剥がす?)
マジ━━━━(;゚;Д;゚;)━━━━!!
オイラの口の中で大工事が始まったよ。
「うーーん・・」
ゴリゴリゴリ
ゴンゴンゴン
ゴリゴリゴリ
「うーーーーん」
あのね、痛くないの。
でもね、一ヶ所だけ痛いの。
先生が引っ張るほっぺ
自分の意思とは無関係に涙が出てきたよ。
あ、もうひとつ痛いところがあった。
カワイ子ちゃんがやってるバキュームが、何度も何度も何度も何度もほっぺの内側の柔らかく無抵抗な場所を吸うの。
コォーーーーって吸ってる時に、ゴボって凄い勢いでほっぺの内側を吸うの。
最初は別に大丈夫だったんだけど、あまりにも何度も吸うから、痛いのなんのって。
多分ピンポイントで同じところを吸ってたんじゃないかな。
そうしてる間も先生はゴリゴリゴリと親知らずを抜いています。
と、なんだか今までと違う雰囲気の器具で何かを挟んだと思ったら、
ゴリゴリゴリゴリ!!
「はい、抜けましたよ」
やっと親知らずが抜けたようです。
「うわあ、おっきい」
男なら誰もが憧れる言葉です(爆)
後ろに居た器具出しの助手の女性が思わず口に出しました。
もちろんオイラはその抜いた親知らずを見ることは出来ませんが、どうやらオイラのは特大サイズだったようです。
できればそのセリフ、違った場面で言わせたかったよww
「うーーーん、大きいなあ。入るかなあ」
と先生。
(誤解なきように言っておきますが、移植先の部分に入るか迷ってるだけですよwww)
今、親知らずを抜いた穴を塞ぐのに縫合し、次に移植先の歯茎を切開します。
切開し、骨を見て
「これ、ここに入るかなあ?」
とまだ迷ってます。
あの~、先生。ダメならヤメていいですよ。もう十分ですから。
(だって、ここまでおよそ1時間は掛かってますからね。)
と言いたいのに、オイラの口には開口器が取り付けられていて、強制的に口が開いてる状態なので、「あー」とか、「うー」とかしか発せないのです。
よって、悩みながらも予定通り移植に向って進むのであった。
移植作業は割愛させて頂きます。
ひとつだけ言えるのは、親知らずを抜くのなんか屁でもねえ。
これでどんな【作業】だったかをご想像頂ければと思います。
「はい、青空さん。終わりましたよ」
5月14日15:05
無事に自家歯牙移植手術が完了しました。
開始から2時間。大工事でした。
オイラも思わず、「お疲れ様でした」と先生に声を掛けたくらいです。
あの忌まわしいK歯科医院での治療から役1年5カ月。
ようやく歯の痛みとおさらばできるんだね。
うれしいーーー!
v(≧∇≦)v いえぇぇぇぇいっ♪
だけど・・・
つづく