しれっと逃げ出すための本。
著者ヨシダナギ
なんでもいいから読みやすいものが読みたくなる時がある。図書館の本棚にある本から適当に選びパラパラとめくって、これに決めた![]()
結果として、私にとってとてもいい本だった。
名前にヨシダと入っている人は、だいたい私の心にいい影響を与えてきた。
鷹の爪団戦闘主任の吉田ジャスティスカツヲ
働かないふたりの作者の吉田覚
YouTubeチャンネル吉田製作所のヨシダヨシオ
そして今回、新たにヨシダナギさん
ここから下は本のネタバレを含みます。
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来歴要約
ナギさんは、幼少の頃はアフリカ人になりたかったが、10歳の時にアフリカ人になれないことを母親から知らされる。
学生時代はいじてられ、信用されず信用出来ずの日々。中学2年生で学校に行かなくなった。
10代でグラビアアイドル、20歳でイラストレーターになった。
23歳で初めてアフリカに1人で行った。英単語5つしか知らなかったけど電子辞書の翻訳で意思疎通を図った。
気が向いた時にブログにアップしていたアフリカの写真が、29歳でメディアに取り上げられた。テレビ番組からの出演オファーを受けて、気づけば肩書きはフォトグラファーになっていた。
「ダンゴムシは空腹の足しにはならなかったし何より歯に詰まった。」の文を読んだ時には吹き出して笑った。
ダンゴムシ、食べたんだこの人。すげえ。
できなくないことを仕事にするといい、という内容も書いてあった。ナギさんは「カメラのシャッターを押すこと」がそれだったという。
私にとってはなんだろう、文章を書くことだろうか。まとまりはなく、相手に伝わっているのかどうかもわからないが。頭の中に浮かんだ文を書くだけはできなくはない。
目標を定めるとプレッシャーになる人もいる、とナギさんはいう。「そうだよねえ?!そういう人もいるよねえ?!」と私は大きくうなずいた。
私もプレッシャーになる人種だ。いろんな本やSNSに、目標はしっかり定めて逆算して周りに言って自分の逃げ道をふさいでやる環境を整えよう!というようなことが書いてあるのを目にする。
それを書いている人たちが悪いわけではない。その人たちにはそれが正解なのだ。
目にした私が勝手に無意識レベルで、この通りきっちりできないやつは出来損ない!と思い込んでしまっていた。
正解は人の数だけ世の中にある。
目標を掲げるってプレッシャーだよね、そうだよね、そう思ってもいいんだよね!と心が軽くなった。
ナギさんは、ことだまは本当にあるという。
もののけ姫の森にいる小さい骨みたいなのなんだっけ、と調べ始めて脱線した。あれはこだまだよ。
そう思ったら今度は「こじまだよ!」とアンジャッシュが頭に浮かび、ネットのアンジャッシュのお笑いを見てた。
3動画みてハッと我に帰ってまた読み始める。
ネガティブな言葉を口にしないで、表向きだけでもポジティブ発言をすると一年ほどで周りの環境も自分の性格も少しずつ変わったという。
昔の私なら思ってもいないポジティブなことを発言するなんて、とてもできることじゃなかったと思う。
思ってもいないことを口にするのは嘘である。嘘をつくことは悪いことで罪悪感に苛まれるから無理。嘘も方便なんてやつとは相容れないという考えの持ち主だった。
就活の面接も、人間関係構築の本音と建前も私は嘘だと思っていたし、なんならいまでも嘘だと思っている。
かわいくないものも美味しくないものも綺麗じゃないものも面白くないことも、全部逆のポジティブに変換して口にする。みんな嘘つき。
でもポジティブな嘘をつくことで相手が笑顔、自分も笑顔、心もあったかいという経験をした。
嘘は嘘だけど、嘘は絶対的な悪じゃないのかもしれない。とその時思った。
今ならナギさんのようにネガティブ発言をしないで、ポジティブ発言を撒き散らすことができるかもしれない。
私も私の性格と環境を変えたい。
ダーウィンの著作、種の起源で彼はこんなことを言っていた。
「私は、できるだけ一生懸命に、できるだけよくやったのだ。誰もこれ以上にはできない」
その言葉から、私は私のための言葉をつくった。「できるだけ一生懸命できることをする」。
なかなかいい言葉だ。これしかできないと思う。できないことはできない、でいいと思う。
今できるポジティブ発言をできるだけ一生懸命していこうと思う。嘘のポジティブな言葉が私を引っ張っていってくれることを信じてる。
午前中は、世界で1番わたしが楽しい思いをした!午後も明日も明後日も私が世界で1番楽しい思いをするだろう!!![]()
